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今日はおさかなとパンが起こしてくれたよ

無理に起こさない

─見守って、
声をかけて、
信じて待つだけ─

お昼寝明けの一場面


今日はお昼寝明けに、
2歳の子がなかなか起きられずにいました。
まだ眠い、まだ布団にいたい。
大人だって、そんな日がありますよね。


まず、そっと近くに行って
「おーい、起きるよ~」と声をかけ、
少しだけ体を揺らしてみます。
反応があったら、
「起きようか?」とたずねてみる。

「いやだ」と言われたら
「じゃあ、抱っこする?」
と別の選択肢を渡します。

今日のやりとり


この日は「いやだ」と言われました。
前は“こちょこちょ”で笑って起きたけれど、
今日は違ったみたい。

そこで私は言いました。
「今日はそういう気分なんだね。
いいよ、無理に起きなくて大丈夫だよ」

おやつの力を借りて


「今日のおやつはお魚(小魚)とパンだけど、
どうする?」とたずねました。

「いや!」と言われたので、
「じゃあここにお魚とパン持ってくるから見る?」とさらに聞いてみると、
うなずいてくれました。

その子の目の近くにお魚とパンを持っていくと、
目をつぶっていたその子が、
ぱっと目を開けて私を見ました。

「どうする?食べる?」と聞くと、
その子は自分で体を起こして、
おやつを食べに行ったのです。

そのとき、私は声をかけました。
「自分で起きられたね」

あえて実況するように、
起きたことをそのまま伝えます。

それは「ちゃんと見ていたよ」
「あなたの頑張りを知っているよ」
というメッセージでもあります。

こども自身が、
「できた自分」に気づけるように。

私は、そんな小さな”できた”の積み重ねが、
こどもの自己肯定感
育てていくと信じています。

大切にしたいこと

私は"自分から気持ちよく動けること"が、
何よりも大切だと思っています。

嫌がるこどもを無理やり動かすより、
「自分で決めた」
「自分で動いた」

体験が、きっとその子の中に残っていくから。

「できるようにする」よりも、
「その子のペースに付き合う」保育を


毎日の保育の中で、
「泣いているからこうする」
「時間だからこうする」
そんなふうに"流すように"
接してしまいそうになることもあります。

でも、こどもって、
ちゃんと"自分のタイミング"を持っている。

私たちができるのは、
それを見逃さず、そっと支えること。

これからも

たった一回のお昼寝明け。
けれどそこには「その子らしい姿」
「自分で選ぶ力」がありました。

そんな瞬間を、
これからも大切にしていきたいと思います。


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