【読書記録 -19】おのぞみの結末(星新一 ちょっと長めのショートショート)
昨日、星新一のショートショート集を紹介したが…
実はもう一冊、一緒に買っていた本があった。
昨日紹介したショートショート集の中には『おのぞみの結末』が入っていなかったからだ。
この『ちょっと長めのショートショート』は全10巻のシリーズものだ。そして、昨日紹介した『ショートショートセレクション』は全15巻。おそらく、この2つのシリーズ全25巻で星新一のショートショートは全て網羅されているんじゃないだろうか。
今回買ったのは、タイトルもズバリ『おのぞみの結末』。

もちろん挿絵は和田誠。
タイトルの「おのぞみの結末」の他、7本のショートショートがまとめられている。ちょっと長めだからな。
―メロンライスにガムライスー
本書の出版元である理論社は1947年創業、もうすぐ80年を迎える出版社だ。本社所在地は東京神田駿河台。周辺には他の出版社や大学が多く点在し、神保町の古書店街にも近い。
このシリーズは「キュレーション」だ。
キュレーションとは、特定のテーマや独自の視点に基づいて、キュレーターが有用だと判断する情報を収集・選別・編集し、整理して提示するプロセスを指す。単なる収集(アグリゲーション)とは、集めた情報に主体的な意味付けを行うという点で異なる。
本シリーズは、星新一の作品を年代順に並べたものではない。それは、理論社が本シリーズに意図的なキュレーションを行っているということだ。
ボクの勝手な想像だが、おそらくこんな感じでキュレートされているのではないだろうか…
・社会の制度や仕組みが歪みを生んでいく話
・新発明が徐々に手に負えなくなっていく話
・主人公がいつの間にかに心理的に追い詰められていく話
改めて読みなおすと、子どもの頃はあんなにファンタジー要素が強いと思っていた彼の作品群が、意外と現実的な話だったり、深刻な話だったりすることに驚かされる。
メロンライスにガムライス…
あなたはどちらがお好きだろう?
ボクはもちろんガムライスだ。
