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住民税の次は、予定納税か ── 個人事業主の「後から来る」はまだ終わらない

先日、住民税を払ったばかりでした。届いた納付書をPayPayでひととおり片づけて、「これで当面の税金は落ち着いたかな」と、ひと息ついていたところです。

そこへ、税務署から「予定納税等通知書に関するお知らせ」。e-Taxのメッセージボックスに、ぽんと届いていました。開いて、思わず声に出していました。「……また税金か」と。

会社員のころは、見えていなかった

会社員だったころ、税金は給与から勝手に引かれていくものでした。明細をじっくり見ることもなく、気づけば手取りだけが口座に入っている。痛みを感じる前に、会社が全部処理してくれていたわけです。

個人事業主になると、これが一変します。住民税が来て、予定納税が来て ── 前年に稼いだ分の税金が、時間差で、波のように押し寄せてくる。しかも一つひとつが「自分で払うイベント」として、はっきり目に見える。この可視化された感覚に、独立して2年目になっても、まだ少し慣れません。

「まだ稼いでもいない今年分」を、先に払う

予定納税は、なかでも不思議な制度だと感じました。

住民税は「去年の分の精算」です。すでに確定した過去に対して払う。納得はいきます。けれど予定納税は、まだ稼いでもいない「今年分」の所得税を、先に納めるもの。来年の確定申告で精算されるとはいえ、これから稼ぐかどうかも分からないお金を、税務署に先回りされているような感覚があります。

正直、ため息が出ました。

それでも、悪い話ばかりではない

ただ、通知書を眺めているうちに、別の気持ちも湧いてきました。

予定納税の通知が届いたということは、前年の所得税がそれなりの額になった、つまり事業がちゃんと回ったということでもあります。
氷河期に社会へ出て、一度は折れて、ずいぶん遠回りをしてきた自分が、「税金が来るほどには稼げるようになった」。

そう考えると、この通知書は、ため息の対象であると同時に、ひとつの通知表のようにも見えてきます。複雑な気分ですが、悪い話ばかりではないな、と思い直しました。

「減額申請」もできたけれど、しなかった

予定納税には、今年の所得が下がりそうなら前払いを減らせる「減額申請」という制度もあります。少し迷いました。

でも私は、しないことにしました。いま無理なく納められる範囲ですし、手間をかけて前払いを先延ばしするより、淡々と納めてしまうほうが性に合っています。納付は口座振替にして、あとは納期が来たら自動で引き落とされるのに任せる。考えごとをひとつ減らす、という選択です。

その代わり、来年の確定申告では、前払いした分の入力だけは絶対に忘れないようにしようと、ひそかに心に留めています。手間を減らした分、肝心なところだけはきちんと押さえておきたいのです。

お金のリズムに、体を慣らす

独立して2年目。お金まわりで一番効いてくるのは、利益でも節税のテクニックでもなく、この「後から、まとめて来る」リズムに体を慣らすことなのかもしれません。会社員のときは会社が均してくれていた凸凹を、これからは自分であらかじめよけておく。それだけのことなのに、最初の数年は地味に効きます。

予定納税そのものの仕組み ── いつ・いくら・どう納めるのか、確定申告での精算で見落としやすい点 ── は、ブログのほうに手順としてまとめました。「通知は来たけど、結局どうすればいいの?」という方は、こちらが実用的だと思います。

これから書いていきたいこと

  • 「後から来る」税や社会保険料を、マイクロ法人と個人事業の二刀流でどう均すか

  • 事業2年目の確定申告で、実際につまずいたこと

同じように会社員から独立して、税金の波に戸惑っている方の、ひとつの参考になればうれしいです。

X(@soloji_fire)でも日々の発信をしています。よかったらこちらも覗いてみてください。


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