【気がつけば女一人旅】 九州・四国編 その33 宇佐神宮から富貴寺へ
こんにちは。先日の皆既月食について、「金沢では雨が降っていたので、残念ながら見られませんでした」と前回の記事に書きましたが、こちらでも場所と時間帯によっては見られたようです。
FM石川のアナウンサー、木村雅幸さんが担当するラジオ番組のオープニングで「夜の3時ぐらいに外を歩いていたら、月食が見えた。雷も光っていて不思議な光景だった」と話していました(細かい言葉遣いは違っているかもしれません)。
月食と雷。そんな珍しい光の共演を私も見てみたかったです。
それでは、九州旅行10日目の続きをどうぞ。
前回はこちら。
・・・・・・・・・
宇佐神宮の上宮を参拝した後は、下宮へお参りします。境内にはこのような案内がありました。

「古来『上宮』は国家の神として、『下宮』は民衆の神として、皇室をはじめ国民より篤い崇敬を集めてまいりました。」
なるほど、上宮だけお参りすると、「片参り」になってしまうのですね。
こちらが下宮へ向かう参道。木々の緑と手摺りの赤、木漏れ日による影。これらのコントラストと静かな空気が既に祈りの空間を作っているように感じました。

下宮そのものは、上宮の本殿に比べて控えめな印象でした。参拝者も少なく、ややひっそりとしていました。
そうそう、こちらの神社に参拝する時は「二拝四拍手一拝」で、一般的な作法とは異なりますので、ご注意くださいね。こうしたマナーについても、バスガイドさんがきちんと教えてくださいました!
バスが停まっている駐車場へ戻る時に、こちらの橋が見えました。「呉橋(くれはし)」です。

後で調べたところによると、このような屋根付きの橋は、大陸側のアジアではよく見られるそうですが、日本ではこの宇佐神宮と、大分県中津市の薦神社(こもじんじゃ)以外ではあまり例がないそうです。
橋の入口は残念ながら閉鎖されていて、中を通り抜けることはできませんでした。
ここでちょっと焦ります。余裕を持って駐車場へ戻るはずが、かなり大回りをしてしまったことに気付きました。バスまで走りましたが、集合時間に数分遅れてしまったので「遅くなってすみません!」と言ってバスに乗り込むと、運転手さんとガイドさんが「おかえりなさい!」と優しく迎えてくださいました。修学旅行だったら、間違いなく先生に怒られるところですね。申し訳ありませんでした。
・・・・・・・・・
再びバスに揺られて、次は豊後高田市の富貴寺(ふきじ)を訪れます。天台宗のお寺です。

こちらがガイドさんから教えていただいた、写真撮影のベストスポット(笑)。日差しがとても強いので、日向と日陰のコントラストが強くなってしまいます。

この富貴寺大堂は、なんと現存する九州最古の木造建築で、後で調べたところによると、宇治の平等院鳳凰堂や、平泉の中尊寺金色堂と並ぶ日本三阿弥陀堂の一つだそうです。近畿地方以外に残る数少ない平安時代の建造物であることから、国宝に指定されています。

堂上に入って住職さんのご説明とともに内部も見学できましたが、撮影は禁止されていたため、写真はありません。中にはご本尊の阿弥陀如来像があり、欄干には平安時代の人々が思い描いたとされる極楽浄土の壁画が残っていました。知らない人が見るとカビだと勘違いされるそうですが、元々はとても色鮮やかなものだったと推測されるそうです。
なお、壁画を保護するため、雨の日は堂内の見学は不可とのことでした。運のいいことに、今日は眩しいくらいの快晴。そして、何より暑い〜!
推定樹齢が約500年の御神木。仏像と大堂は、これ同じ榧の木(かやのき)一本で造られたそうです。

大堂に向かって右側にある、この銀杏の木も、お寺を守っています。

写真の右側に写っているのは、住職さんです。
見学時間に少し余裕があったので、ぐるりと周ってみました。赤い花が緑の木々にアクセントを添えています。

様々な緑。草、木、そして岩に生(む)した苔。

ガイドさんが教えてくださったベストスポットもいいけど、私はこういうひっそりとした雰囲気の方が好きです。

奥に階段があったので、ちょっとだけ登ってみました。こういうのがあると、行ってみたくなるんですよね〜(笑)。

上から大堂を拝見すると、こんな感じです。日差しが強すぎて、写真はハイライトとシャドウのバランスが取りにくい。

何でしょう、この花の蕾は。ガイドさんが「これは、ウバユリよ」とさりげなく言っているのが聞こえました。

ユリ…? 葉っぱの形が通常の百合とは異なりますね。
後で調べましたが、確かにユリ科の植物です。
以下は、ウェブサイト「LOVEGREEN」より。
***************
夏、7月~8月に花を咲かせます。ウバユリを漢字で書くと「姥」百合。花を咲かせたときには葉がおちてしまうことが多く、葉(歯)がないことから「姥」に見立てられました。
***************
ちょっとかわいそう(笑)。でも植物には、たまに心ない名前が付けられていることがありますよね。
この時のウバユリはまだ蕾でしたが、その後は次のように成長していくそうです。
(以下の写真4枚はウェブサイト「LOVEGREEN」より。)




1つに見えたつぼみが次第に複数に分かれて、その後はたくさんの花に変化していくんですね。
これは確かにユリですね。通常のユリのように大きく開花はしないそうですが、綺麗。姥と言うには、若々しい。
淡い緑色をした、この可愛らしいウバユリが咲く季節に、このお寺を訪れてみたかったなぁ。花をメインテーマにした旅もいいですね〜。予定を立てるのは難しいけど(笑)
(続きます)
