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【気がつけば女一人旅】 九州・四国編 その36 両子寺

 こんにちは。残暑はまだまだ続きますが、エアコンなしで過ごせる日も出てきました。皆さんの地域ではいかがですか?

 それでは、九州旅行10日目、国東半島バスツアーの続きをどうぞ。

 前回はこちら。

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 バスの車中では、ガイドさんが参加者との距離を縮めるために、参加者の出身地を一人一人訊いていったり、飽きさせないように色々な話で盛り上げてくださいます。

「どうですか皆さん、この辺に住みたいですか? 住みたい人〜?」

 えっ、永住はどうだろう… ちょっと躊躇してしまう。そういえば、このツアーに参加するきっかけを与えてくれた友人のお父さんはこの土地のご出身で、「豊後高田市は、日本の住みたい町の一番に選ばれたからなぁ!」と自慢していたそうです。

「3日くらいなら?」とガイトさんが言ったところで、私を含めて数人が手を挙げていました。

 ネットで調べたところによると、豊後高田市は「住みたい田舎ベストランキング」で5年連続全部門1位を獲得した移住先として高く評価されていました。

 そうだなぁ、リモートでできる仕事があれば、滞在先はどこでもいいのかもしれません。1ヶ所に長く定住するよりも、いろんなところを訪れてみたいですね。

 右奥に見えるのは田原山(たわらやま)。ノコギリのようにギザギザしているので、鋸山(のこぎりやま)とも呼ばれているそうです。

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 ツアーのパンフレットに載っていた5番目の見学先、財前墓地は都合により周りませんでした。国東市にある両子寺(ふたごじ)へ向かいます。

 ちょうど笠を伏せたような円い形をした国東半島の中心部にあるのが両子山です。標高は、721メートル。その中腹にあるのが、両子寺。天台宗のお寺です。創建は718年で、なんと1300年の歴史があります。宇佐神宮と同じですね。

 再び石段があります(笑)。奥に見えるのは山門。両脇に石造りの仁王像があります。

 ベテランのガイドさんが時にユーモアを交えながら、詳しく解説してくださいます。これら一対の仁王像が邪悪なものを境内に入れないように守っているそうです。寺院や参詣者を守る番人ですね。

 上へ上へとまっすぐに伸びる杉の木たち。この樹木も我々を邪気から守ってくれているのかもしれません。

 綺麗な光が差してきたので、仁王像へ向かう参加者たちを反対側の小さな橋から撮ってみました。大丈夫です。遅れないように、ちゃんとついて行きます!

 石造りの仁王像を見るのは初めてです。こちらが向かって右側の「阿形像(あぎょうぞう)」。筋肉隆々で、背骨まで彫り込まれています。

 そしてこちらが左側の「吽形像(うんぎょうぞう)」。こちらも背筋ががっちりしています。この2体の仁王像が、それぞれ宇宙の始まりと終わりを象徴しているそうです。

 すみません! 正面からの写真を撮っていませんでした。ガイドさんが「ほら、この背中に注目して!」と解説されていたので、背面にばかり注意が向いてしまいました。仁王様のお顔は、ウェブ検索してご確認ください(笑)。

 山門の天井です。

 門を抜けると、眩しいくらいの新緑。清々しいですね〜。整った石畳の道を進みます。

 ここにもありました。ウバユリです! 富貴寺で見たのと同じ、蕾の状態でした。この花が咲いた季節に歩いたら、もっと素敵でしょうね。

 両子寺の護摩堂本堂は改修工事中だったため、仮の建物内で住職さんのお話を聴きました。そのお話と、後でネット検索して確認したことをまとめると、以下のとおりです。

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 このお寺はその名前が示すように、双子の神様「両所大権現(りょうしょだいごんげん)」を祀っており、子宝や健康長寿にご利益があるとされています。「六郷満山」の中山本寺(なかほんぽんじ)として山岳修行の中心的な役割を果たしてきました。

「六郷満山(ろくごうまんざん)」とは、国東半島の6つの郷(地域)に発展した神仏習合の文化、寺院群の総称です。奈良時代に仁聞菩薩(にんもんぼさつ)が多くの寺院を開基したことで形成されました。

 寺院は活動目的に応じて、次の3つのカテゴリーに分けられています。

・本山(ほんざん):学問研究
・中山(なかやま):山岳仏教の修行
・末山(まつざん):布教活動
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 日本人なのに知らないことばかりで、ため息が出ます…

 こちらのお寺では、干支ごとの守り本尊によるお守りもありました。

 左側の赤い建物は「稲荷堂」、右側に見える緑色の屋根を持つ建物は「講堂」かな? 見学時間が長くなかったので、遠目に見ただけでした。

 ここにも別の仁王像がありました。こちらは阿形です。脚が短く、がっしりとしています。

 しっかりと口元を閉じている、こちらの像は吽形。

「悪い奴らは通さんぞ!」と強い姿勢を見せています。  

 同じ日本なのに、私の出身地である北陸とは違う異国の雰囲気を感じます。このような石像や磨崖仏など、国東半島は石の文化なのですね。

 時間がもっとあったら、この道の奥まで歩いてみたかったです。

 紅葉の時期はもみじが真っ赤に染まって美しいのでしょうね。ちなみにこの境内の森は、「森林浴の森日本100選」に選ばれ、新緑や紅葉の名所となっているそうです。

 左手に赤ちゃんを抱いている菩薩様。お顔が優しい。そして耳が大きい! その奥には紫陽花がまだ咲いていました。

 バスへ戻る前、最後に振り返ると、書院には夏の始まりを思わせる光が差していました。とうとう梅雨が明けたそうです。

(続きます)

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