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Mt.FUJI 100に挑む|165kmを走る男に見た「揺らがない生き方」

こんにちは。
家族も自分もあきらめない
氷河期世代の人生選び直しコーチ
三ツ矢竜一(りゅう)です。

「明日17時、彼はスタートラインに立ちます。」

これは、トレイルランナーである同級生の話です。


この記事はこんな人におすすめ

・軸のある生き方をしたいと思っている方
・トレイルランニングに興味がある方
・自分が何者かわからなくなっている方


結論

軸がある人は、強い。
そう確信しています。


トレイルランニングとは

まず「トレイルランニング」という言葉から始めます。

一言で言うと、「山道を走るスポーツ」です。

マラソンはアスファルトの道を走ります。
でもトレイルランニングは違います。

舗装されていない道。
木の根っこ、岩場、泥んこの急斜面。

そういう場所を走ります。

「走る登山」に近いイメージです。


私もランニングをやっています。

距離という意味での最長は、
ウルトラマラソン100キロです。

2019年の4月と6月、
2ヶ月連続で完走しました。


トレイルランニングとしての最長は、
三重県伊賀市の「忍者トレイル」という大会の48キロコースです。

2019年11月のことです。

累積標高2,500メートル、制限時間10時間。
忍者の里の山々を走り抜けました。


山を走る爽快感は、ロードとは別物です。

木漏れ日の中を走る気持ちよさ。
山頂から見える絶景。
土の柔らかさが足腰にやさしい。

走り終わった後の充実感も、格別です。


Mt.FUJI 100の世界観

そのトレイルランニングの中で、
日本で最も有名な大会が「Mt.FUJI 100」です。


距離は165キロ。
フルマラソン(42キロ)を4回走る距離です。

累積標高は6,461メートル。
富士山の高さ(3,776メートル)の約1.7倍。

富士山を1回半登る高さを、
走りながら上り続ける計算になります。


制限時間は44時間半。

金曜日の17時にスタートして、
日曜日の昼過ぎまでがタイムリミットです。

夜中もずっと走り続けます。

明かりは自分のヘッドライトだけ。
真っ暗な山の中を、
動物の気配を感じながら進む。


コースには「起承転結」があります。

序盤は富士山麓の豊かな森の中。
中盤は青木ヶ原樹海を抜けます。

樹海は暗いイメージで語られがちですが、
実は世界でも有数の美しい森です。


後半には「杓子山」という難所が現れます。
標高1,597メートル。岩をよじ登る急登が続きます。

しかし、実際に走った人からは
こんな話を聞きました。

「一番きついのは、その先の霜山だった。」

150キロ以上走り、
体は限界に近い。

ゴールまであとわずかのところで、
さらに山が現れる。

それが本当の試練だと。


コースの途中には、
エイドステーションという補給所があります。

ボロボロになって下りてくると、
地元の方々が温かいうどんや汁物を用意して待っている。

限界の中で受ける優しさは、
一生忘れないものになると言います。



明日スタートラインに立つのは、
私の高校の同級生です。

先日、彼と話しました。
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2年前、彼はMt.FUJI 100に初参加。
結果は120位、タイムは約30時間。

昨年は抽選で外れました。
今年にかける思いは、人一倍強い。


練習について聞いて、驚きました。

金曜の夜、仕事が終わると鈴鹿山脈へ向かう。
7つの山を縦走し、翌日の夕方まで寝ずに走り続ける。

「寝ない練習」です。


なぜそこまでするのか。

彼はこう言いました。

「こんな苦しい思いをしているから、
 仕事では大丈夫。
 命まで取られることはない。」

この言葉が、頭から離れません。


彼は会社員です。
そのまま走り続けています。

周りが管理職になっていく中で、こう言いました。

「このままでもいいかな。」


私はこの言葉を、
不安から出た言葉だとは思いませんでした。

自分の軸を言語化できている人間の、
静かな肯定でした。


走ることが彼の土台です。
仕事のメンタルを、山が支えている。

外の評価に揺れない。
他人の速さに焦らない。

軸がある人は、強い。


おわりに

振り返ると、
軸がなかった時期の私は、
足場のない場所に立っているようでした。

何かあるたびに、ぐらぐらと揺れる。
不安が消えない。


でも今は言えます。

自分が何者か。
何のために動いているか。

軸が決まってから、
私は揺るがなくなりました。


軸がないことは、弱さではないと思います。
まだ見つけていないだけです。

人生の選び直しは、
自分の軸を言語化するところから始まります。

あなたは言えますか。
自分が何者か。

最後まで読んでくださりありがとうございました。


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