それ、思い込みかも?障がい者雇用でよくある誤解と“ほんとうのこと”
──中小企業のための障がい者雇用・実践編 Vol.5
※前回は「よくある困りごととその解決例」をご紹介しました。
「障がい者を雇いたい気持ちはあるけれど…」
そんなとき、足を止めているのは“制度”や“環境”ではなく、実は思い込みや先入観かもしれません。
今回は、実際の現場でよく聞かれる「よくある誤解」と、それに対する“ほんとうのこと”を5つご紹介します。
あなたの中にも、知らないうちに「ハードル」を作ってしまっていることがあるかもしれません。
①「うちは小さな会社だから無理」
→ 実は、一番向いているのは“小さな会社”かもしれません。
少人数だからこそ、個々の関係性が近く、柔軟な対応がしやすいという強みがあります。週1日・2時間からでもスタートできる障がい者雇用。最初の一歩は「小さい会社」ほど実現しやすいのです。
②「特別なスキルや資格が必要では?」
→ 専門職でなくても、支援機関がしっかりサポートしてくれます。
ジョブコーチや就労支援センターなど、企業側を支援する制度が整っています。企業に求められるのは“特別な知識”よりも、“知ろうとする姿勢”です。
③「周りの社員が戸惑ってしまうのでは?」
→ 戸惑いはあって当然。でも、その“学び”がチームを育てます。
「どう接したらいいか分からない」は自然な感情です。大切なのは、戸惑いを否定せずに、**「一緒に学ぶ姿勢」**を職場で持つこと。結果として、社員同士の支え合いが生まれ、組織全体の人間関係もよくなるケースが多くあります。
④「何か問題が起きたら責任が重いのでは?」
→ 支援機関と“チームで関わる”ことで、不安は分散できます。
企業だけで支えきろうとしないことが大切。むしろ、支援機関と連携して一緒に育てていくことが、現実的で安心できる進め方です。
⑤「仕事のペースが合わないのでは?」
→ 一部業務の切り出しで“お互いにちょうどいい関係”がつくれます。
すべての業務を任せる必要はありません。たとえば「書類の仕分け」「清掃」「ラベル貼り」など、定型業務を担ってもらうことで、他の社員が本来業務に集中できるというメリットも生まれます。
📝まとめ:誤解があるのは自然。でも、事実を知ることで未来は変えられる。
障がい者雇用に“ためらい”があるのは、当たり前のことです。でも、それが「知れば変わること」だったと気づいたとき、企業にも働く人にも、新しい可能性が広がります。
まずは、「知ることから始める」。それが、会社にとっても、誰かの人生にとっても、大きな一歩になるかもしれません。
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