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1,000 kmを超え鹿児島から運ばれた端午の節句伝統スイーツ『あくまき』をいただく

GW明けにお誘いを受けて先日と同じ鹿児島焼酎のお店を訪れた。帰省していたママが1,000 km の道のりを運転して戻って来たばかりとのこと。

その前、食事の時に既にビールとハイボールをいただいていたので焼酎あまり吞めないから大丈夫だろうな……と思いながら行ったけれど、やはり……

窓際に並んでいるうち、『明るい農村』や屋久島の『三岳』は有名ですね。
中央あたりにある『鹿実』は野球で知られる鹿児島実業同窓会の企画だとか

焼酎は別腹なのか、おススメいただくままにどんどん呑んでしまった。

最初は27度の『かみ』をおススメのロックで
やや度が高いからロックということだろうけど、やはり……

ふと見ると、店の隅に巨大な甕がある:

かなり大きく、蛇口が付いている……

装飾だろうと尋ねると、
「いえ、入っていますよ。それ、30 升入ります。だからワタシ、『島美人』を30 升入れました。呑みます?」
ということで、甕から注いだ焼酎をお湯割りに:

『さつま島美人』は鹿児島最北端にある、天草に近い長島町産
その地にある五つの蔵元の原酒をブレンドさせているそうです

今回、彼女が鹿児島で行った『一大事業』は、郷土の伝統和菓子『あくまき』を150個作ったことだという。
『あくまき』は『灰汁巻き』で、南九州で端午の節句に作られるという。

灰汁あくに漬けて置いたもち米を孟宗竹の皮で包んで紐でしっかり縛り、灰汁あくで蒸す(煮る?)のだそうです。
「竹の皮は去年採ったものです。ウチではいつも樫の木の灰汁あくを使っています」
「名古屋では竹の葉にくるんだ『ちまき』を端午の節句に食べたりするけど、かなり違うものだね」

「召し上がります?」
と『灰汁巻き』をひとつ開けて切り分けていただいた。そのままではほとんど味がないとのことで、黄粉きなこをかけてもらう。

黄粉のかかった「灰汁巻き」をつまみに焼酎をいただく
右が竹の皮に巻かれた状態(ラップがかかっている)── これを150 個?

そういえば子供の頃、竹の皮はよく使われていたなあ……
肉屋で包装に使われていたし、遠足のお握りも竹の皮にくるまれて持ってくる子がいたな……

さて、味は、というと、黄粉のせいもあるでしょうが、『わらび餅』にかなり近い。
「もち米のつぶつぶをまったく感じないね。餅をついたわけでもないのに?」
「つぶつぶがなくなるまでしっかり蒸すからですよ。その後、熱いままでこうやってラップにくるんでおけば一か月持ちます」

続いて、『黒伊佐錦』の無濾過バージョンをお湯割りでいただく。

これもいい香りでしたね
やはり芋焼酎はお湯割りですな
いや、毎回なみなみに注がれるので……大丈夫かな、明日……

今回の帰省で、ママは昔ながらの湯治場に飛び込みで泊ったとか。
それで思い出したのは、高校2年の九州一周旅で泊った霧島の湯治場(ラムネ温泉 ── だったっけ)。なんだかまた行きたくなってきた。

それにしても、日本人は竹をいろんなことに使ってきたんだな、と感心します。

義父の葬儀で娘たちの弔電が読み上げられた中で、おじいちゃん(義父)が裏山の竹を切って流しそうめんコースを作ってふるまってくれたのが忘れられない、と言っていた。
また、義兄はリタイア後に親の介護のためにしばらく故郷に住んでいたが、ふんだんにある竹を使い師匠について竹細工を始め、今では玄人プロ級の腕前となり、時々作品をいただく。

私の通っていた高校は、秋の体育祭前に名古屋の東北の端(志段味)まで1,2年生が『竹採り』に行き、長さ10 m以上の竹を二人一組で二本持ち帰るという、伝統行事があった。往きはバスだが、帰りはもちろん徒歩で、腕は疲れるし信号を渡るのもたいへんだった。そして、持ち帰った竹で、各チームの応援やぐら(高い場所に太鼓が置かれる)と応援スタンドを作るのだ。

焼酎を呑みながら、そんな『竹』話にも花が咲いた ── いや、竹に花が咲くのは数十年から百年に一度で、しかも一斉に咲いて一斉に竹が枯れるそうだ……。

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