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鹿児島焼酎尽くし

酒好きの古い友人と久しぶりに会食を共にする機会があり、
「あの人、お酒は何がお好きなんでしょうか?」
ホスト役に尋ねられ、
「おそらく、何でもイケると思いますけど……夜中にウィスキーを飲むと言ってましたが……」
本人に確認すると、
「── 焼酎です」
ああ、そうだった、九州の人で、父上の転勤とご本人の通学に伴って、鹿児島⇒熊本⇒福岡⇒大分と焼酎世界を転戦してきた人でありました。
現在のご実家は大分で、
「ウチの親父が60、私が30の年に帰省したら、焼酎の一升瓶を出してきて、オヤジが7合、私が3合吞みました。60になって7合も吞めるものかと驚きましたよ!」
……で、ご本人はその齢になると……しっかりDNAを受け継いで……
私の義父も大分の人で、『いいちこ』の一升瓶から湯呑みに注いで延々と吞んでいましたね。

── それはともかく

「じゃ、ママが鹿児島出身で、鹿児島焼酎が100種類以上置いてある店があるんです。この後、行きましょうか」
ということになりました。

鹿児島を訪れたのは過去3回、高校2年の春休みに九州周遊券を使って1周した時、サラリーマン時代に鹿児島大学で開催された学会に参加した時、そして屋久島の旅の途中で立ち寄った時。

初めて焼酎を飲んだのは最初の旅で、鹿児島で芋焼酎、熊本で球磨焼酎(米焼酎)と吞み比べ、自分には芋が合う、と思いましたね。
その時の印象は、
「甘い! 香りがいい!」
一方の球磨焼酎はやや匂いがきつく、クセが強い印象でしたね。今はそう感じないのは改良が進んだのか、こちらが吞み過ぎて鈍感になったのか。
この九州旅は人生の大きな転機でもあり、それまで遊び暮らしていた高校生活に区切りを付け、名古屋に戻ったら最終学年の4月1日から受験勉強を始めることを(球磨焼酎を吞みながら)決めたのでした。

鹿児島での学会に出かけた時には友人の先生方と駅前の屋台村で呑みましたが、隣の席に土地の人がいて、
「寒くなるとお湯割りがいいですよね」
と言ったら、
「鹿児島の人間は真夏でもお湯割りですよ。1年中お湯割りが普通です」
これは新鮮な驚きでした。
それどころか、『前割り』といって焼酎と水をあらかじめ混ぜて数日寝かせてから温めて吞む人もいるそうですね(こちらは ── 恥ずかしながら ── 最近知りました)。

さて、鹿児島焼酎尽くしのお店ですが、入るとずらり一升瓶が並んでいます。
「これはすごい!」

薩摩出身力士のみなさん、いずれも立派な化粧まわしです……

ママは時々帰省しては新たな焼酎銘柄やクラフトビールを発掘してくるのだとか。

お店の中は一升瓶焼酎だらけ

「どれがいい?」
と問われても……近所の酒屋に置いていない、これまで呑んだことのない酒をいただく。
私は全てお湯割り(ロクヨン)でいただきました。

『甕仕込み』にこだわる村尾酒造の『薩摩茶屋』
遠い昔に吞んだことあるかも
大和桜 new classic imo shochu(限定酒)
「new 若めの原酒」と「classic 古酒の原酒」をブレンドした芋焼酎だそうです
輸出も念頭に入れたラベルなのかな?
幕末から明治にかけて鹿児島のサムライが呑んでいた焼酎を復刻!
なんだそうです
なにせ、『薩摩の皇帝』! へへーっ!
甑列島の『六代目百合』
「25°と35°とどちらにします?」と……

このように次々といただいたのですが、その時は、
「お、これは香りがいい!」
「甘さを抑えた感じですね」
なんて味わっていても、既に酔っていることもあり、さらにあれから日数が経ったこともあり、憶えていない……
これでは『呑みレポ』できませんね。

鹿児島産のクラフトビールも取り寄せているとのことで……

うーむ。デザインがイマイチではないかい?

鹿児島産焼酎とクラフトビールだけではなく、ウィスキーも各種あり、ボトルキープもされていますが……

ウィスキーボトルは棚の中に大切に鎮座しているけれど……
その前にもぎっしりと鹿児島焼酎一升瓶が……
これでは棚の扉、開かないよ……?

あまりに愉しくて……呑み過ぎました(反省)

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