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1年目の土壌準備❺/はじめての自然栽培

前回までのお話はマガジンにまとめています


家庭菜園すらやったことがない初心者が、
いきなり自然栽培に挑戦。

分からない事づくめの家庭菜園だったけれど、
ある意味、素人だったからこそ固定概念に引っ張られることなく、なんでもやってみる!という素直な行動力を発揮できたのは良かったのかもしれない。


自然栽培農学校がスタートするまでの間は、
木村秋則さんの本だけを頼りに、
黙々と下準備に取り掛かった。

今回はそんな自然栽培1年目の「土壌準備のリアルな様子」をご紹介します。

まずは、前回までの振り返りを兼ねて、
自宅の畑スペースの前提条件と目標を再掲載。

【前提条件】
・過去2年間は、有機配合肥料堆肥を使用
・元花壇を利用したスペースのため底が浅い
・土を盛る「高畝」が必須そう

【目標】
約5年間かけて、水と太陽と土壌微生物の恵みだけで栽培できる良質な土壌環境をつくり、健康と環境に配慮した食物を自ら作れるようになる。どんな状況でも逞しく生き抜ける自律した生き方、在り方を目指す。

こちらも前回の内容と重複してしまうけど、
土壌準備を並行しながら実施した調査内容です。

① 土壌のpH値(酸性・アルカリ性の度合い)の調査
作物によって、適した土壌のpH値が異なるため、自分の畑のpH値を知っておくことが大切。

② 日当たり・土中の温度の調査
作物の栽培で大切なのは、原産地の環境に可能な限り近づけてあげること。そのため、日当たりなどの日照条件や温度などはチェックしておきたい。

③ 水はけ・傾斜・硬盤層の調査
前述した内容と同様、作物ごとに湿度を好むもの、好まないものなど様々。水はけの流れをつかむことが大切。


ここからは、実際に行った土壌準備を以下の流れに沿って振り返っていきます。

自然栽培ひとすじに/木村秋則著

① 1回目の耕起。これまでの土壌をリセットするため、全体を荒くかき混ぜる

② A~I エリアに分けて栽培していくので、9つの高畝をつくる

③ 2回目の耕起。表層(5cm)の土を細かくする

④ 土壌調査実地。地温や水はけ調査

⑤ 作付け計画、看板制作

⑥ 苗の定植作業

※今回は①~④までの記録です

土壌準備のイメージとしては、
作物が快適に過ごせるように、空気を含んだふかふかの土のベッドをつくる感じ。

作業の様子をまとめた資料を作っていたので、
こちらを一部引用しながら、内容や感想を書き記していきます。

① 1回目の耕起

自然栽培1年目ということで、これまでの土壌を一回リセットする。

一般的にはプラウとか天地返しと呼ばれる作業だそうです。

私がやったのは、すでに完成されていた高畝を一回壊して、スコップで土を荒く混ぜて平坦にすること。

深い層にスコップをいれて、
エッサホイサと土をひっくり返していく。

この時、硬い層の有無もチェックします。
今回は特になかったので、ひと安心。

DCMで購入したスコップ
平坦にした


全体が終わったら、
軍手をはめて、手で土を混ぜ混ぜ。

木村秋則さんの本に、全てのものに心を込めて声をかけながら作業をしてあげると応えてくれるよと書いてあったので、去年までの感謝とこれから宜しくねと声をかけながら進めていった。

声をかけ続けていると、段々言葉に温度が重なり、まるで大切な宝物に触れているような感覚に。

これだけでも結構な重労働だったけれど、
この疲れには爽快感がセット。

めっちゃ気持ちいい〜!

なぜだか分からないけど、この後近所の稲荷神社に行こうと思い立ち、ご挨拶に行きました。

日々の感謝と自然栽培の成功を願って。

近所の稲荷神社へ
境内には綺麗な花が咲いていた


② 高畝づくり

父に応援を頼んで、
高畝を新たに作り直した。

父は内装職人。
案の定、高畝の形状の美しさにこだわりだし、キビキビ指導される。

水平に整えられた、
この高畝建造物をご覧ください。笑


③ 2回目の耕起

日にちをおいてから、2回目の耕起。
表層から5cmくらいまでの浅い部分を、手と手を擦り合わせるように細かくしていく。

表層5cmの部分を細かくした状態


その際、前回の自然栽培農学校の体験入学でいただいた畑の土を馴染ませてみた。

これは本に書いてあった訳ではなくて、自分なりに考えてやったこと。

今回は自然栽培農学校から苗を購入して栽培する予定だったので、畑を少しでも近い状態に出来ないかな?と試行錯誤した末に生まれた考えだった。

これからこの土で育った子達が引っ越してくるよ〜!って声をかけながら、先に土に覚えてもらう作戦。

自然栽培農学校から貰った土を混ぜた


④ 土壌調査

携帯のコンパス機能を使って、
正確な方位をチェック。

これによって太陽の位置関係が分かるので、
畑の日当たりを把握できる。

畑の正面(南西)を向いて立つと
• 左側 → 南東
• 右側 → 北西
• 背中 → 北東

太陽の動き(基本)
• 昇る → 東
(やや南寄り〜北寄りで季節変動)
• 昼 → 南の空を通る
• 沈む → 西(これも季節でズレる)


• 太陽は「左後ろ(東〜南東寄り)」から昇る
 → 畑には最初はあまり直接当たらない


•太陽は「左側(南)」にくる
 → 横からしっかり光が入る

夕方
•太陽は「正面〜やや右(西〜北西寄り)」に沈む
→ 畑にしっかり西日が当たる

我が家の畑は、
午後〜夕方に強く日が当たるタイプ。
 • 西日が強い → 乾燥しやすい
 • 夕方の光が長い → 実が締まりやすい

続いて、
それぞれの高畝の土の状態をチェック。

1つの高畝に対して、深さ5cm/10cm/15cmの3地点ずつ計測することにした。

深くなるごとに地温が下がるみたいなので、
その落差がどれくらい開きがあるものなのか興味があった。

5cm地点のPH値
5cm地点の地温
15cm地点のPH値
15cm地点の地温

結果としては、
うちの畑は元花壇スペースということで、
そもそも深さがあまりないから、地温に大きな開きはなかった。

同じく計測器で日照量や水分量などもチェック。

全体的に水はけは悪くなさそう。

雨の日に再度チェックする必要はあるけど、
軽く傾斜になっているように見えるので、溜まった水分は左端から流れていきそう。


よく分からないまま、
本に書いてあることに沿って、
準備を進める日々。

少しずつ、でも確実に、
自然栽培の開始が近づいていきます。

本当に私にできるのかな?
と一抹の不安はあるけど、
ここまできたら「やってみる」一択。


新たな世界に、足を踏み出した。

次回は「⑤の作付け計画と看板制作」のお話です。

つづく。


自然栽培の記録はこちらのマガジンで連載中





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