就職氷河期世代より令和の新卒を大事にする理由
はじめに ~新卒の初任給~
新卒の初任給
https://toyokeizai.net/articles/-/852447?display=b
最近こんなニュースを目にします。
新卒の初任給が40万円
10年目くらいの先輩社員より給料が高い
など、2025年に新卒で社会人になった人たちは、とても給料がいいみたいです。
その給料が支払えるのであれば…
初任給40万円オーバーってことは、30~40代の中堅社員と同じくらい
給料ですよね…
新卒にこの層の給料が支払えるのであれば
社会人未経験の30~40代も同じように雇用できるのではないでしょうか。
本記事の目的
私と同じく、上記のような疑問を持った方はいらっしゃいますでしょうか。
今回は、日本の代表的な企業であるJTCを見た私が
JTCの視点から、何故日本企業は
就職氷河期世代を助けない
新卒社員を重宝する
のかを考察していきたいと思います。
結論から言うと
これ以降の文は長ったらしくなってしまうので、
3行にまとめました。
社員は「部品」と考えている
新卒社員は高品質
新卒社員は耐久性が良い
つまり
新卒社員は高級な部品だから給料が高い
と私は考えております。
就職氷河期世代より新卒社員を大事にする
JTCの新卒社員
私は、就職氷河期世代よりも新卒社員の扱いに
この問題の原因があるのではと考えております。
新卒社員の給料は年々急激に上がっており、
新卒社員のValueに変化があるのではと考えてるからです。
私のいた(に限らず大体はそうだと思います)JTCでは
新卒社員をメインに採用しています。
一括で何も知らない若人を、大量に効率よく採用できるからです。
では、なぜそんなに「何も知らない」人を「大量に」取るのでしょうか。
それはJTCでは専門性やスキルが不要で、
長年の知識だけで成り立つ仕事だらけだからであり、
純粋な新卒は、地道にひたすら長年知識を蓄えるように
働いてくれるからです。
JTCでは「カセット人間」が主戦力になってます。
その「カセット人間」を最も作りやすいのが
業務経験やスキルが何もなく、純粋な新卒社員だからです。
新卒社員のValue
JTCでは新卒社員が貴重だというのはわかりましたが、
もう少し具体的に、新卒社員について考えます。
私はJTC社員を「カセット人間」と形容しましたが、
今回はよりイメージがわきやすく「部品」と形容して考えました。
カセットと同じく寿命があり、取り替えたり、決められた役割を全うすることから、「カセット」と同様の「部品」で考えていきます。
JTCの社員を「部品」と考えると、新卒社員はこんなValueがあります。
高品質
JTCの長年知識を詰め込むため、何も知らない純粋な人が欲しい。
純粋さ・知らなさが高品質である。
経験やスキルがあると、社内独自ルールや知識を受け入れられず、
会社に合わない行動をされる。
>低品質
高耐久
JTCには「定年」が存在する。>寿命がある
同じ役割を1秒でも続けてほしいことから、
入社~定年までの時間が1秒でも長いほどよい。
>耐久性ある程度年齢が行っている社員がJTCに入ると、定年までの期間が短い。
>低耐久
新卒社員は会社の部品としてみれば、きわめて高品質・高耐久
なのです。
近年は少子化や労働環境の変化から、この高級な部品が仕入れづらくなっております。
なのでJTCは、いくらでも出すから、1個でも多くの高品質・高耐久部品を
買いあさろうとしているわけですね。
就職氷河期世代がJTCに入ったら
新卒社員が貴重な理由は、高級な部品だからというのがわかりました。
次はもう片方のテーマである「就職氷河期世代」について考えます。
新卒社員に30~40万円の給料を支払えるのであれば、就職氷河期世代も雇用できるのではないか?という今回の疑問です。
結論から言うと「新卒社員と同等の給料は払えない」です。
もし就職氷河期世代の方々がJTCに入社したら、どのように見られるでしょうか。
年齢が40代
定年まで20~30年しかない。
新卒社員よりも耐久性が10年少ない。
そこそこの人生経験がある
令和のZ世代に比べ、様々な苦労や人生経験がある。
そのため、それなりの自分の意見や自己実現欲がある。
恐らくこのようにみられるのではないでしょうか。
要するに、就職氷河期世代は部品としてみれば、品質も耐久性も低いのです。
となると、少なくとも新卒社員とは同じ給料を
就職氷河期世代には支払うことが出来ないですね…
そして団塊世代という重要な部品の数々が破損(定年退職)している昨今
1つでも多くの高級部品を手にしなければいけないわけです。
伝えたいこと
最後に「就職氷河期世代より新卒社員を大事にする理由」をまとめると
社員は「部品」と考えている
新卒社員は高品質
新卒社員は耐久性が良い
ということでした。
個人的にこれを見て感じたのは
社員を部品と見るのをやめるべき
やめるためにも、就職氷河期世代の採用を増やすべき
という事です。
結局長年の間、社員を部品として見ていたことで、
今回のような事が起きています。
昭和ならまだしも、少子化の令和では社員=部品は
無理が来ていると思います。
そして過ちがどんどん繰り返されていきます。
20~30年後には、新卒社員が役員より高くなるんでしょうかねぇ。
社員の部品化をやめるためにも、社会的にも
日本の企業は就職氷河期世代を雇用すべきです。
苦い人生経験が豊富な就職氷河期世代は、
生き残るための知恵や術も豊富な人が多いです。
昭和のようなカセット人間だらけのビジネスが難しい令和では
カセット人間を増やすのではなく、本当に仕事の出来る人を
増やしていくべきではないのでしょうか。
(もちろん、就職氷河期世代より優秀な新卒社員はいますが😅)
