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カセット人間

「B層」こんな言葉をご存じでしょうか

最近、郵政民営化のことを調べていたら、こんな面白い言葉に出会いました。

B層(ビーそう)とは、郵政民営化の広報企画に際して小泉政権の主な支持基盤として想定された、「具体的なことはよくわからないが小泉純一郎のキャラクターを支持する層」と定義されている

ウィキペディア

要するに、思考停止して周りに流れて行こうという人の事ですね。
確かに最近の日本人を見ていると、考えようとせず成り行きや周りに合わせて、流れて行こうという人が多い気がします。

カセットテープ

と、そんな思考停止している人を見ていて、思い出したものがあります。
私が4~5歳くらいの時によく使用していた「カセットテープ」です。

ソニーのカセットテープ

カセットテープは、最初は空で何も音を出しませんが、
録音することで、様々な音や音楽を再生します。
録音したら、録音した音を出し続けます。

この録音→再生を見ていたら、製造業にいたベテラン社員を思い出しました。
若いころはただ作業を人すら覚えて、
昇進したら、覚えている作業を再生(リピート)するだけ…

カセット人間(カセットテープみたいな人間)

カセットテープと製造業の社員を見ていたら、B層のような日本人は、
このように呼べるのではないかと思いつきました。
カセット人間
カセットテープのように、録音(覚えるだけ)して再生(思考停止して覚えたことを動かすだけ)している人のことをですね。

今回はそんなカセット人間の特徴を、4つほど紹介したいと思います。

  1. 録音した事を再生するだけ

  2. 型に嵌まるのが好き

  3. カセットテープの時代に固執

  4. 手段にこだわる

1. 録音した事を再生するだけ

製造業のベテラン社員が給料が高いのは、
その人しか知らない ”作業” があるからです。
決して "仕事" でないことと、その人しか知らない "作業" が
給料に見合った価値がある訳ではありません。

その人しか知らない "作業" というのは、本当にその人しかできないというわけではなく、たまたま20~30年同じことしていて、手順書を見なくても覚えているという事です。
逆に手順書があると、誰でも出来るような事しかしません…

これがカセットテープなのです。
20年~30年間、作業を「録音」して、ある程度録音出来たら、
後は「再生」するだけなのです。

このように、「録音」した作業を「再生」するだけなのが
カセット人間の1つ目の特徴なのです。

また、まれに価値のある "作業" をする人がいますが、
そういう人は「録音」だけではなく、自ら「作曲」して、
「録音」した音の価値を自分で作っていっている人です。

2. 型に嵌まる

カセット人間は新しい事をする際、
まずは過去に同じことをした人がいないか探します。
そして過去にどういうことをしたかを調べます。

どういうことかというと、カセット人間はいつも
失敗しない型に嵌まりながら、生きていくのです。

  • 他がやっている事なら間違いない

  • 過去に行われていれば間違いない

  • 何か指示通りや流れ(型)に沿えば(嵌れば)間違いない

と生きているのが、カセット人間です。

電撃オンラインより ラジカセ

カセットテープは再生する際、ラジカセに嵌めて再生します。
カセット人間もこのように、綺麗な型に嵌って動くだけなのです。

3. カセットテープの時代に固執

カセットテープが主流だったのは 1970~1990年代でした。
この頃の日本は、高度成長期~バブルで、非常に豊かな時代でした。
カセット人間は、この頃に現役世代が多いイメージです。
その理由は、カセットテープが売れまくって、豊かだった日本を知っているので、豊かな時代が忘れられないのではと思います。

実際に製造業にいたときに、この時代が現役だった人たちの話を聞くと、
カセットテープが売れていた現役時代の自慢話が多かったです。

まあこれは、現役時代の回顧というのもありますが、
「録音」した時代がカセットテープ全盛期だったから、
その時代しか知らないというのもありそうですが…

4. 手段にこだわる

皆さんはCD , iPod やサブスクで音楽を聴く際、
一曲前に戻る場合はどうしていますか?
もちろん [<<]というボタンを押して、戻りますよね。

カセットテープの時代は、このようにワンタッチで
ピッタリ前の曲に戻る機能はありませんでした。
戻る場合は

  • 手でテープを巻き戻す

  • ラジカセの [<<] ボタンでテープを巻き戻す

  • ちょうど1曲くらいのところで、巻き戻しをピッタリとめる

という職人技が必要でした。

何が言いたいかというと、カセット人間は
一曲戻るだけなのに、一曲戻るという目的よりも
テープをぴったり巻き戻すという手段にこだわるのです。

カセット人間は苦労して「録音」したものがあるので、
「録音」をただ「再生」することに固執します。
その「再生」するものが、人を幸せにするか/不快にするかは考えず…

そのため、人が聞いて感動するかどうかではなく、
ただ自分が「再生」するかどうかしか大事にしないので、
目的ではなく手段ばかり固執するようになります。

最後に

カセット人間は以下の特徴を持ちます。

  1. 録音した事を再生するだけ

  2. 型に嵌まるのが好き

  3. カセットテープの時代に固執

  4. 手段にこだわる

私が色んな人を見てきた限り、どうも製造業にいる「B層」は、
カセット人間が多いなと感じました。
製造業のみならず、最近の日本はカセット人間が多いのかなと感じます。

会社員から離れられない私も「カセット人間」かもしれませんが😅

カセット人間を考察していたら、色々と今の日本の問題が分かってきた気がします。

  • 何故日本は就職氷河期世代より、新卒採用を頑張るのか?

  • 何故日本の製造業はダメになったのか?

  • 何故日本は多重下請けが多いのか?

時間があれば、「カセット人間」を用いて
これらのことを考察しようかなと思います。

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