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【沖縄観光】 火災からの"復興"を観光プロジェクトに〜首里城の再建〜

僕は普段、ゼネコンで都市づくりや建設プロジェクトに関わる仕事をしています。
2026/1から英国ヘリオットワット大学で「建設プロジェクトマネジメント」を学んでいます。
「作って終わり」ではない建設プロジェクトの「在り方」について綴ります。


前回、災害からの復興を観光資源に転換した「パリのノートルダム大聖堂」の事例を紹介しました。
ノートルダム大聖堂では、再建の様子を公開することで「工事中のノートルダム大聖堂」を観光価値として提供していました。


▪️沖縄県 首里城の再建

今回は日本の事例「沖縄県の首里城」を紹介します。

世界遺産の一つでもある首里城は、2019年の火災によって正殿が全焼しています。
当時ニュースで見ていて本当に驚きました。
幼い頃に訪れたことがあった場所だったので、なおさら衝撃を受けましたし、ぜひ再建してほしいと強く思っていました。

昨年、沖縄を訪れる機会があり、再建の様子を見学してきました。


首里城の歴史や、再建に使われている技術については、参考になる記事がありましたので興味がある方はぜひ。



▪️完成をイメージさせるプレハブ外壁

以下画像は作業用のプレハブ外壁です。
一面に再建完了のイメージが掲載されています。

何気ない部分かも知れませんが、スペースを有効活用できている良事例だと思います。通常であれば、一面まっしろなプレハブ、というのがよく目にする光景だと思います。

料金所を通ってすぐの空間でしたので、"ワクワク感を増す仕掛け"になっていました。

作業建屋の外壁。首里城の完成イメージがでかでかと。


▪️職人さんの技術を魅せる。伝統継承にも貢献

首里城は古くに建設されたお城なので、いわゆる「伝統技術」が至るところに使われています。
首里城の再建では、職人さんの作業を特設スペースから見学できるようにしてありました。

僕が訪れた日は、屋根の瓦を復旧する作業中でした。
この姿もこの日しか見られない姿。
作って終わり、ではなく建設途中にも価値がある。
プロジェクト全体を通して、建設の価値を創出する。
まさに僕が理想とする建設プロジェクトに付加価値を。を体現した取り組みだと思いました。


職人さんの作業を公開。


特設の見学スペース。
こんなにも作業を公開している現場は初めて。


▪️利益は出る?お金の話。

ここからは想像になりますが、こういった取り組みで利益は出るのでしょうか?
恐らくは慈善事業なのだと思います。
首里城の再建に対して、寄付金も集まっていますし、国からの予算も出ている。だからこそ、儲けは無くても出来る。

一方で、適切に運営・管理するためにも利益は追求すべきだと考えています。
利益が出なくてもやる、では無く利益を出すためにやる。
そうやって得た利益を更なる設備投資に充てて、観光地として魅力的にする。


▪️おわりに

パリのノートルダム大聖堂と同じく、再建を観光にした事例。
首里城も火災からの再建の状況を"観光プロジェクト"にしていました。

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