「ごめん寝てた」のあと、私が本当に傷ついたもの
夜に読んでほしいやつです。
怒るほどじゃないけど、少しだけ静かになった話。
「ごめん寝てた」
その言葉に傷ついたわけじゃない。
寝てたなら仕方ない。
そこは本当にわかってる。
でも、スマホを閉じたあと、
なぜか少しだけ部屋が静かになる。
たぶん私が本当に傷ついたのは、
返信が遅かったことでも、
寝ていたことでもなかった。
責めたいわけじゃないんです。
寝てたなら、本当に仕方ない。
起きてたら返してくれてたかもしれないし、
疲れてたのかもしれないし、
そもそも返信を待ってたのは自分の勝手で、
相手にはそんな義務もない。
全部わかってる。
頭のなかでは、ちゃんと整理できてる。
でも。
「ごめん寝てた」を受け取ったあと、
スマホを置いて、天井を見て、
「ああ、よかった。返ってきた」って思う。
思うんだけど。
なんか、少しだけ違う。
うまく言えないんですが、
「返ってきた」という安心と、「置いていかれた」という感覚が、同時にある、みたいな。
相手は寝てただけ。
悪気もないし、こちらを無視したわけでもない。
なのに、自分だけが少し待っていた時間が、
胸のどこかに残ってるんですよね。
その時間を知ってるのは、自分だけで。
相手には、何も伝わってない。
それが、なんか、
地味にくる。
怒るほどじゃないから、
誰にも言えないんですよね、これ。
「ごめん寝てたって返ってきたんだけど、なんかモヤった」
って言っても、
「いや、返ってきてよかったじゃん」
「寝てたなら仕方なくない?」
って言われるのが目に見えてて。
そうなんです、そうなんですけど。
この「そうなんですけど」の部分を、
うまく言葉にできないまま、
スマホの電源を落とす夜がある。
部屋、急に静かになるんですよね。
さっきまでLINEの通知音とか、
返信するかどうか迷う自分とか、
なんとなくスマホを見続ける手の動きとか、
そういうものがあったのに。
「ごめん寝てた」が来た瞬間に、
なんとなく終わる。
会話は続いてるのに、
一回、ぴたっとなる感じ。
それが静けさとして残る。
怒りたいとかじゃないし、
もっと返してほしいとかでもないし、
ただ、
自分が少し、ひとりだったな、
というのが残る。
それを「傷つく」と呼んでいいのかどうかも
よくわからないくらいの、ほんのちょっとの話なんですけど。
これって、たぶん、そんなに珍しいことじゃないと思うんですよね。
「返信来てよかった」と「なんか違う」が
同時にある夜。
「寝てたなら仕方ない」と「自分だけ待ってた」が
同時にある夜。
誰も悪くないのに、
少しだけ静かになる夜。
怒るほどじゃないから、誰にも言えない。
でも、ゼロでもない。
そういう感情って、
なんていう名前がついてるんでしょうね。
誰か知ってたら、教えてほしいです。
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#共感 #noteエッセイ#雑談エッセイ
まだ返信を待ってしまう夜に、
この話も、そっと置いておきます。
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読んでくださってありがとうございます。
静かに続ける力になります。