noteの平均スキ数・フォロワー数と人気レベルの目安をざっとまとめました
定期的に書いてるnoteのデータ分析系記事です。スキ数みたいな数字って「承認の証明」だと思って振り回されると不幸になるばっかりなんですけど、そこを踏み外しさえしなければ、この数字はあなた自身の「自分の人生を楽しくするために自分で頑張る」という文句なしに素晴らしい行動を引き出してくれます。
あらまし
シロイは「note人気ランキング」「みんなのnote通信簿」などのサイトを運営している関係上、自分のnoteをもっと広く読まれるようにしていきたいと考えている方々のお役に立ちそうな「客観的な数字」をいろいろと手元に持っています。
これを活用したデータ分析・考察系の記事もときどき書いていて、少し前にも集大成的な内容として、以下の記事をリリースしましたね。後半の詳しい考察は有料になっていますが、純粋に客観的なデータについてはすべて無料でみなさんに共有しています。(大サービスだよ!)
さて、今回はタイトルを見てもわかるとおり、平均スキ数&フォロワー数と人気レベルの関係ということをデータから見ていきたいと思います。
つまり、ご自身のnoteについているスキ数やフォロワー数を見たとき、それがnoteというプラットフォーム全体の上位何名くらいに入っているのか、逆に上位○○名に入るためにはどれくらいの大きさの数字が必要なのか…といったことがわかるようになります。
ただ、シロイのnoteの読者さんならばよくご存知のとおり、私は「他人の意見や評価に振り回されないように」「あなたの書く文章の価値は『カネになるのか』といった視点とは全然関係がない」といったことを頻繁に書いています。どうすれば自分の軸をしっかり持つことができるのかという点については、以下の記事で詳しく考えました。
なので、今回のデータ分析も「他人の気まぐれでしかない人気指標の数字を際限なく求め続ける」みたいな不毛な行動へとみなさんを誘導したいわけではありません。
私が今回の記事でお伝えしようとしているのは、「データを見る限り、きちんと続けさえすれば、noteの世界でそこそこ目立った存在になるというのはそこまで手の届かない話ではなさそうだよ」ということです。
この「そこそこ目立つ」というのも、底なしの承認競争やバズ追求で勝者になるという意味ではなく、「自分の言葉が読者に届いたという喜びによって、ますます創作活動を続けたくなり、その熱がさらに読者に伝わるようになる」という好循環が発生するような状況のことを指しています。
本気で何かを楽しんでいる人というのは見ればわかるし、大抵の人は儲け目的で中身のない記事を量産している人なんかよりもそういう人と付き合いたいと思うでしょう。あなた自身もそうなってください。数字というのはその熱の副産物でしかありません。
さて、本題のデータに入る前に、いくつかの注意点を確認しておくことにします。
いくつかの注意点
データ取得は節度を持って
まず、この手のデータ取得というのは一度に大量に行うとnoteのサーバに負荷がかかり、運営元への迷惑行為になってしまうので、通常であれば何万アカウントものデータを機械的に取得するというのはよくないことです。
私の「note人気ランキング」ではそうした不適切な集中的アクセスを行わず、2025年6月に運用を開始してから毎日毎時少しずつ少しずつデータ取得をする形で数万アカウント分の情報を集めてきました。これによって、私の手元にあるデータとしては、2026年3月現在でアクティブなnoteアカウントの人気上位5万件をほぼ網羅できている状態になっています。(もちろん、何を持って「人気」に順位がつけられるのかというのはいろいろな考え方があるはずなので、その点はスコア計算式をページ内に明示しています)
これは相当に気の長い話、時間も手間もかかる話になるので、今回見ていくようなデータを客観的に示せる人というのは他にあまりいないんじゃないかなと思っています。
ちなみに、スキ数・フォロワー数の不正な水増しと判断してブラックリストに入れた除外IDが現時点で89件あるので、そういう意味でも歪みのない(厳密には「歪みの少ない」)データ収集というのはかなり大変です。純粋に機械的にすべてを集計すると、逆に数字が不正確になってしまうわけですね。この手のアカウントは雑草のようなもので、生えるたびに引っこ抜いていく必要があります。
最近は自分でプログラミングしなくてもAIがコードを書いてくれるなんて話がありますが、もしご自身でこういうデータ分析にトライしてみたいと思った方がいたら、過剰な集中アクセスと不正アカウントという2つの問題をきちんと回避するよう注意しておいてくださいね!
人気っていうのは常にいびつなものだよ
noteやSNSの話に限らず、一般に人気度のような数字は「べき乗則」と呼ばれる分布に従うことが知られています。これは「ごく少数の要素が他の大多数の要素よりもはるかに強い影響力を持つ」というものです。
たとえば、自治体ごとの人口の偏りというのはべき乗則の一例です。東京・大阪・その他の地方都市の中心部にはめちゃくちゃな数の人間が集中しており、他の各県の県庁所在地のある市などもそこそこ人口があると思いますが、日本に1700くらいあるという市町村の大半はそれよりずっと小さい人口しか抱えていません。有名アカウントのフォロワー数というのは横浜市や名古屋市の人口みたいなもので、その他9割以上の「ふつうの市町村」から見れば特殊で例外的な存在になるんですね。
スポーツ選手でも、ある競技で世界4位とか世界7位のアスリートは世界1位の人とコンマいくつしか違わない記録と実力を持っているはずなのに、世間一般の知名度は金メダリストと比べてずっと低くなるといった現象があります。noteの人気度の話としては、こちらの例のほうが感覚的にわかりやすいかもしれません。
つまり、書き手の純粋な実力である「文章の面白さ」には10倍とか100倍といった差がついているようには見えなくても、フォロワー数に10倍や100倍の差がつくことは普通にあり得ます。実際、数十フォロワーくらいで数万フォロワーの有名人よりもずっと面白いと感じられるnoterさんもざらにいますよね。みなさんもそんな特定のフォロワーさんの名前とアイコンをすぐに思い浮かべられるはずです。
ここには個人の好みも大いに関わってくるので、単一の数字で比較しようとすること自体がそもそもの間違いだとも言えるのですが…。何にせよ、平均スキ数とかフォロワー数というのはあなた自身の文章の魅力の「間接的すぎる目安」でしかないので、参考にはできても一喜一憂する必要はないものです。
特に、自分自身の数字の長期的な伸び具合は多少なりとも気にかけるとしても、何百フォロワーか何万フォロワーかみたいな絶対値を他人と比較することはやめておきましょう。これを中心に据えると創作活動が全然楽しくなくなります、たぶんnoteを続けること自体が苦痛になってしまいます。中心はあくまで創作そのものの喜びになければなりません。
では、前置きはここまでにして、本題のデータを見ていくことにしましょう。先述した「note人気ランキング」の集計データベースより、2026年3月時点での上位5万件のアカウントのデータを参照していきます。
対象となる数字は各アカウントの「フォロワー数」と「平均スキ数」の2つで、それぞれに「フォロワー数or平均スキ数→全体順位」と「全体順位→フォロワー数or平均スキ数」を双方向にたどることができるので、2×2で合計4つのデータを見ていく形になります。
(1) フォロワー数による集計
(1)-1. 上から○○位の人は何フォロワーくらいなのか
このデータは「集計された全アカウントのフォロワー数の数字を降順に並べたとき、先頭から○○番目に当たる数字は何なのか」を出したものです。つまり、ここからは人気ランキングの順位ではなく、フォロワー数orスキ数でソートしたときの順位を見ていく形になります。
たとえば、10,000位のところを見ると585フォロワーとなっているので、仮にあなたのアカウントのフォロワー数が600であるなら、noteというプラットフォームの中で「フォロワー数上位1万名」に名を連ねていると考えてよいということです。
40,000位 …… 52フォロワー
30,000位 …… 124フォロワー
20,000位 …… 257フォロワー
10,000位 …… 585フォロワー
5,000位 …… 1,192フォロワー
1,000位 …… 5,456フォロワー
500位 …… 10,259フォロワー
200位 …… 20,939フォロワー
100位 …… 32,663フォロワー
ぱっと見でどう感じるでしょうか。べき乗則という用語を出したとおり、100位のところは相当なフォロワー数になっていますが、前半の数字はわりと現実的というか、趣味的にnoteを楽しんでいる「別にガチ勢ではない」みたいなnoterさんでも十分届くような数字に感じられますね。
noteというプラットフォームは、2025年6月に会員数が1000万人を突破したそうです。当然、読む専門で書きはしない人とか、アカウントをとりあえず作成したもののすぐにログインしなくなってしまった人なども相当数含まれているでしょう。会員数1000万人という数字に比べると、「600フォロワーいれば現在アクティブなnoteアカウントの上位1万位以内に入っている」というのは、けっこうやる気の出るような新事実なのではないかと思います。
仮にフォロワー数が数百や数千あったとしても、「note人気ランキング」は詳細説明にもあるとおり、1年以上の新規投稿がないアカウントは非アクティブなアカウントとして自動で集計対象から除外されていきます。
継続というのは本当に難しいことで、仮にあなたが数ヶ月前か数年前に始めたnoteを今も続けているとしたら、実はその時点で会員数1000万人のうちの例外的な存在だと言ってよいかもしれないんですね。
(1)-2. ○○フォロワーならば上位何位くらいに当たるのか
これは逆引き的な感じで、フォロワー数からそれが全体の何位くらいに位置しているのかを特定するものです。
偶然にも、目安として用意したキリのいいフォロワー数の数字すべてに対して、ピッタリとなるアカウントが1件以上存在していたので、その順位を載せていきます。
50フォロワー …… 40,199位
100フォロワー …… 32,677位
200フォロワー …… 23,546位
500フォロワー …… 11,581位
1,000フォロワー …… 6,056位
2,000フォロワー …… 2,859位
5,000フォロワー …… 1,099位
10,000フォロワー …… 523位
さっきのデータにもあったとおり、500フォロワーを超えたあたりからフォロワー数的には上位1万位圏内が見えてきます。このラインは趣味的な創作を行っていく上での一つの目標にしてもいいような気がしますね。100フォロワーでも3万位付近には達しており、その時点でも十分立派です。
一方で、5,000フォロワーを超えて1,000位圏内へ…という話はちょっと数字が大きすぎるので、これは最初に述べた「数字に振り回されるな」の領域のような気がしますね。とはいえ、書くことで対価を得ようとしているガチ勢の方であれば、当然目指すべき数字にはなります。
ここまで、フォロワー数について見ることができましたので、次は平均スキ数のデータを見ていくことにします。
(2) 平均スキ数による集計
(2)-1. 上から○○位の人はどれくらいの平均スキ数なのか
「note人気ランキング」のページに詳しい説明があるとおり、私のランキング集計システムでは「直近10記事の平均スキ数」を重視して順位付け用のスコアを出しています。これをそのまま今回分析したい平均スキ数として扱うことにします。
フォロワー数の話と同じく、人気上位5万件のデータをこの平均スキ数によって降順でソートして、キリのいい順位のアカウントがどれくらいの平均スキ数になっているのかを出してみます。逆引きのデータもそのあとに載せていきます。
40,000位 …… 7.6スキ
30,000位 …… 12.6スキ
20,000位 …… 20.5スキ
10,000位 …… 37.4スキ
5,000位 …… 61.5スキ
1,000位 …… 158.4スキ
500位 …… 223.4スキ
200位 …… 356.1スキ
100位 …… 453.4スキ
これを見た感じ、仮にあなたのnote投稿に毎回コンスタントに40スキくらいついているのであれば、上位1万位には入っているということになるようです。平均40スキというのはおそらく「頑張れば手が届きそう」な数字であり、それでnote全体の上位1万位圏内というかなり立派な称号が手に入ることになるんですね。
なお、シロイのフォロワーさんであれば「みんなのnote通信簿」「notelog」に平均スキ数の掲載があるはずです。よかったらここで一度確認してみてくださいね。(フォロワーさん以外の方もお気軽に掲載申請をどうぞ。新規フォローいただいた方は2週間ほどで自動的に反映されます)
一応「みんなのnote通信簿」の見方も補足しておくと、名前とIDのすぐ右側に緑色で表示されている「#○○」という数字が「note人気ランキング」におけるあなたのランクになります。このランクは今さっきデータを出した平均スキ数だけの順位よりももう少し複雑な計算式を使って算出していますが、それでもお互いに近い数字にはなっていると思います。
(2)-2. 平均スキ数が○○ならば上位何位くらいに当たるのか
今回のデータの4つ目、平均スキ数による逆引きです。キリのいい平均スキ数の数字から、全体の何位くらいに当たるかを出しています。
200スキ以降はピッタリの数字がなかったので、最も近い数字で代用しています。(たとえば平均200スキのところは実際には平均199.7スキのアカウントのデータです)
平均5スキ ……45,777位
平均10スキ …… 34,699位
平均20スキ ……20,421位
平均50スキ ……6,797位
平均100スキ …… 2,342位
平均200スキ ……627位
平均500スキ ……83位
100スキというのは桁数が変わるので、実際に達成すると「ついにやったぜ」という感じになりそうですね。私も単一記事に初めて100スキがついたときと、その後もコンスタントに100スキがつくようになったときというのは嬉しかったのでよく覚えています。
この平均100スキですが、データ上では2,342位となっています。会員1000万人の中でこの順位というのはかなりのものでしょう。平均50スキでも6,797位、つまりnoteの世界では「上位1万名の書き手」に余裕で入るスキ数を集めているということです。
さっきのフォロワー数の話では「600フォロワーいれば上位1万名」と判明しましたが、「平均100スキいけば上位2,500名以内」というのもまたやる気にさせるような数字なのではないでしょうか。
ちなみに、トヨタ自動車の社員数は約7万人、東京大学の卒業者数は毎年3千人くらいだそうです。これらの数字と単純に比較できるとはさすがに言いませんけど、日本国内で上位2,500名以内というのは、普通に「狭い数字」だとイメージしてよいものだと思います。
というわけで、今回のデータとしてはここまでです。最後にちょっとした…と言いつつやや長い話になりますが、まとめのアドバイスをしておくことにします。
まとめ:長い道のりも、楽しんで歩いてたらあっという間だよ
これは私がちょいちょい引用する言葉なのですが、「人は短い時間で片付けられる仕事を過大に見積もり、長い時間で達成できる物事を過小に見積もる」的な格言があるそうです。(出典は見事に忘れました)
最初にリンクを貼った有料記事でも書いたように、私は自分のnoteを大きくしていく上で、一発逆転の魔法のアイデアみたいなものは何も使っていません。そういうものが存在するとも思っていません。かといって、素質やスキルや経験に関係なく誰でも簡単にできるみたいな安易なことも言っていません。必要なのはただ「書き続けること」であり、それが何よりも難しく、誰にでもできるようなことではないからです。
今これを読んでくれているあなたはどういう目的でnoteを使っているのでしょうか。ひとまず「収益化がメインの目的というわけではないが、創作は大好きなのでもっともっと読者さんを増やしていきたい」くらいの方を想定させてもらうと、当面の目標としては、今回のデータの最後に出てきた「平均100スキいけば上位2,500名以内」をひとつの通過点として意識しておくのがよいのではないかなと思います。
1,000スキや5,000スキなんていうのは雲の上の話に見えますが、100スキというのはおそらくそうではありませんね。noteアカウントを開設して初めて書いた記事についた3スキとか、フォロワーさんが少しずつ増えてきた頃の15スキや20スキ、特に上手に書けた記事が読み手のみんなにヒットした50スキ、そんな数字の延長線上にあるものとしてイメージできる範囲内です。
シロイは自分のnoteアカウントがだいぶ大きくなってきたので、「こうするといいですよ」的な発言にも以前より根拠というか説得力みたいなものが加わっていたらいいなと思っていますが、反対に「別に私もそこらへんにいるただの一般人ですよ」みたいな感覚は共感されづらくなってきたかもしれません。
これを「特別な人の話だ、自分にはできそうもない」と感じた方は、ちょっとシロイのnoteの「開始から半年後の記事たち」のスキ数でも見ていってくださいな。

どうでしょう、ここに何か特殊な才覚みたいなものが読み取れるでしょうか。
私はITエンジニアを辞めて急に自分で書籍を出し始めた人なので、執筆の修行と少しでも知名度を上げていくためにnoteを頑張ったということも事実ではあるのですが、逆に本気でやっているからこそ、今のスクショで見たような半年後の結果は「生活を賭けた話としてはあまりにも費用対効果が悪すぎる」という感じで、早々に撤退していてもおかしくない水準だったと思います。
私がそうしなかったのは、単純にnoteを書くことが好きだったからです。仕事は仕事として頑張って本を書いてくとしても、noteに対して「コスパ・タイパが悪いから切り捨てよう」みたいな「合理的な発想」が浮かぶことは一度もありませんでした。たぶん、純粋な趣味としてnoteを続けている方にも似たような感覚はあることでしょう。
「目的のために頑張る」というのは立派な話のようにも聞こえますが、私は正直なところ、目的とか計画的実行といった程度の頭の中だけで考えた話では、人は遠くまでは行けないものだと思っています。反対に、歩くことや走ることや登ることが好きで、それ自体のためにそれを行い続けるなら、数ヶ月後や数年後にふと後ろを振り返ったとき、自分が進んできた距離と今いる標高にびっくりすることになるはずです。
さっき出した「平均100スキいけばnote全体の上位2,500名以内」という数字ですが、ちょっとデータを再確認してみたら、この圏内には現在シロイのフォロワーさんが425名いました。シロイはアクティブに創作活動をされている方を積極的にフォローさせてもらっているので、その影響もあると思いますが、なかなかの割合ですよね。もう一度言いますが、これは雲の上の話ではないんです。
では、426番目や427番目となるそこのあなたの仲間入りを心待ちにしております。頑張ろうね〜!!
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先日出版した「人間関係が苦手でもなんとかやっていくための本」でも、世間一般の「人気者」のイメージからすっかり離れて、「あなたがあなたらしくいるままで人から好かれるようになる方法」を考えています。
人の魅力というものを考える上で、創作論っぽい話をした部分も少しだけあるので、noteをやっている方には楽しんで読んでいただけると思います。
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