【シェアハウス入居者インタビュー#3】なぜ30代の女性看護師は『あのシェアハウス』を選んでしまったのか?
~都内大手のシェアハウスでいま起きている事とは???~

はじめに
都内某所、港区にある当社のシェアハウスに入居された看護師の女性Cさんにインタビューを行いました。
実は、彼女が以前住んでいたシェアハウスの運営会社は、私が以前こちらの記事で取り上げたシェアハウスと同じ会社です。(建物は都内の別エリア)
この運営会社は都内でも大規模な物件数を誇る、業界では知られた存在です。 「大手だから安心」「物件数が多いから信頼できる」 そう思って契約される方もいらっしゃるでしょうが、私の現段階での印象では
『 何 か が お か し い 』です。
今回Cさんが体験したのは、まさに「スケールデメリット」が生んだ悲劇なのではないか──
「Web完結」「内見不要」という手軽さの裏で、実際に何が起きていたのか。 これは特殊な一例ではなく、都内のあちこちで現在進行形で起きている「構造的な問題」なのかもしれません…。
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・「内見なし」で決めた理由
Cさんが以前のシェアハウス(板橋区)を選んだ理由は、非常にシンプルでした。「初期費用の安さ」と「入居までの手軽さ」です。
当時地方の寮住まいだったCさんは、退職に伴い急いで住居を探していたそうです。次の職場が決まっていたため、通勤圏内でとにかく初期費用を抑えられる場所を探していました。
「内見はしていません。審査もやり取りもすべてオンライン上だけでした」
実際に現地を見ることなく契約し、初期費用を支払い、鍵の受け渡しさえも非対面。いわゆる「スマート契約」です。忙しい現代人にとって、この手軽さは魅力的に映ります。しかし、画面越しに見る情報と現実は、やはり違いました。
入居当日、Cさんが直面したのは画像の印象とは程遠い「広さ」でした。 Webサイトに掲載されていた写真は、カメラアングルや広角レンズを駆使して非常に巧みに撮影されたもの。実際に部屋に入ってみると、幅は1.5メートルほどしかなく、想像以上に狭い空間が待っていました。
「画像だけで選んだのだから仕方ない」 部屋の狭さは我慢すればいい。
しかし、本当の問題は「シェアハウスそのもの」に広がっていました。
・多国籍カオスと「謎の異臭」
入居して気づいたのは、入居者の多国籍さと、異常なまでの入れ替わりの激しさでした。 ミャンマー、中国、タイ、ネパール……様々な国籍の方が住んでいましたが生活マナーは崩壊していました。
「廊下に謎の魚が放置されているんです」

部屋が狭すぎて冷蔵庫に入り切らないのか、干物のような、あるいは発酵食品のような、強烈な臭いを放つ「謎の魚のようなモノ」が共有部の廊下に直置きされている状態。 Cさんが運営会社に報告しても、「注意喚起します」という定型文が返ってくるだけで、報告から1週間ほど経っても状況は改善されず異臭は続いたようです。
キッチンも同様です。使ったフライパンや鍋は洗われず、中身が入ったまま放置されるのが日常茶飯事。あまりの汚さに、Cさんはキッチンを使うことを諦めました。
・う〇こが落ちていたんです
管理の手が行き届いていないシェアハウスでは、「割れ窓理論」のようにモラルが加速度的に低下していきます。その最たる例が、ある日シャワー室で起きた事件でした。

「シャワー室に、う〇こが落ちていたんです💩」
動物のフンなどではなかったようです。ありえない場所にありえないモノが・・・。 酔っ払って粗相をしたのか、あるいは別の理由か……。常識では考えられない光景を目の前にしてCさんはその日のシャワーの利用を諦めました。
その他報告してもなかなか改善されない事象があった
ここのシェアハウスは居室のドアが電子ロックだったようで、入居初日に鍵の開け閉めの方法がわからず問い合わせをしましたが、レスポンスがあるまでかなり時間がかかってしまったり、シェアハウス内の設備が壊れた際に「修理しました」と言われながら全く直っていなかったなど、積み重なる不信感により、Cさんは「ここに何を言っても何も変わらない」と諦めてしまったそうです。
・「真夜中の侵入者」
ある夜、Cさんが自室のベッドで寝ていると、気配を感じて目が覚めました。 暗闇のなか目を凝らすと足元に外国人男性の入居者が座っていたのです。

「誰か来てぇ!!」
相手は顔見知りの東南アジア系の男性。普段は挨拶を交わす程度の間柄でした。 Cさんがうっかり鍵をかけ忘れていた隙に入り込み、暗闇の中でベッドに座っていたそうです。Cさんは大声で何度も叫んだそうですが、シェアハウス内は誰も反応はなし。
そのまま男性は、「僕だよ安心して」「鍵が開いてたから」と意味不明な言い訳をしながら、Cさんの足を触ってこようとしたそうです。Cさんが必死に「出て行って!」と抵抗し、ようやく彼は退室しました。
「変に騒いで包丁を持って戻ってきたらどうしよう・・・」 何かしらの報復を恐れたCさんは警察にも通報できず、彼が退去するまでの1週間、漫画喫茶などで夜を明かし、家に帰れない日々を過ごしていたそうです。
・「驚異の下着消失率」と「インコ🦜」

このシェアハウスでは、物がなくなることも日常茶飯事でした。特に深刻だったのが洗濯物です。 洗濯乾燥機はシェアハウス内の共有部にあるので自由に利用可能だったみたいですが、乾燥が終わったあと物が消えます。
「7割くらいで下着の上下どちらかが無くなるんです」
体感ベースで7割という異常な数値…
Cさんは下着を何度も買い直す羽目になりました。 さらに、ペット禁止のはずなのに、なぜか「シャワールームにインコの鳥籠が置かれている」こともあったそうです(鳴き声もよく聞こえていたとの事)。居室でタバコを吸う人もいたり、とにかくルール無用の無法地帯と化していたのです。
・Cさんの"これから"を聞いてみた
「引っ越しの手軽さ」を突き詰めて選んだ結果、多大なストレスと危険に晒されたCさん。 その後、彼女は弊社を見つけてシェアハウス(港区)へ転居してきたというわけです。
「全然住みやすいです。職場も近い。何より安心です」
現在は、以前のような異常な環境とは無縁の生活を送っています。 生活の基盤が整った今、Cさんは看護師としてのキャリアを活かし、大きな目標に向かって動き出していました。
「訪問看護ステーションで起業したいんです。遅くても3年以内に」

今の業界では、組織のルールに縛られているとCさんは思っていて、「本当にやりたい看護」といった課題意識が大きいそうです。 「患者さん一人ひとりとゆっくり向き合いたい」 「私が大事にしたいことを、一緒に大事にしてくれる人と働きたい」 そんな熱い想いを語る彼女は、ケアマネジャーの資格取得やスタートアップの仲間集めに奔走しています。
劣悪な環境から抜け出し、安心して次のステップに進める場所へ。 彼女の体験は、我々シェアハウス事業者のマネジメントがいかに重要かを如実に物語っています。
まとめ
前回の記事で紹介した19歳のAさんと、今回のCさん。 年齢も性別も異なる二人が、「同じ運営会社の物件」というだけで、判で押したように「同じような住環境」に遭っていることにお気づきでしょうか?
異常なまでの外国人比率(7〜8割)
と
内見なしの「Web完結契約」
この運営会社の意図は計りかねますが、2つの共通点から見えてくるのは、ビジネスモデルが抱える構造的な歪みが生じているという事実です。
・「特定外国人で構成されたシェアハウス」にする必然性の疑問
証言にある「7〜8割が外国人」という言質は、この物件が事実上、「外国人労働者(技能実習生や特定技能など)の受け皿」として機能している可能性を強く示唆しています。 もちろん、国籍で入居者を区別すること自体はあまりよくないと思います。しかし、文化や生活習慣が異なる人々が共同生活を送るには、本来、強力な管理とルール作りが不可欠です。
それを「管理コスト削減」の名の下に安易な運用をすればどうなるか。 必然的に、そこは「シェアハウス」ではなく、ルール無用の「檻(オリ)のようなもの」へと変貌します。
・ DXは「手抜き」のためにあるのではない
重ねて誤解のないように申し上げますが、私自身は「不動産DX」や「電子契約」の推進派です。 実は弊社では、コロナ禍で電子化が普及する遥か前、10年以上前から電子契約を取り入れ、業務効率化を進めてきました。テクノロジーは正しく使えば、入居者と運営双方にメリットをもたらすのは明らかに事実です。
しかし、今回のケースにおける「スマート契約」は、少し意味合いが異なります。 それは利便性の提供というよりも、「本来なら成約しないはずの契約」を拾うための機能になってしまっているように見受けられます。
もし、契約前に現地を訪れていれば、玄関の様子やキッチンなどの共用部の荒れ具合に気づき、契約しなかったかもしれません。 「現地を見なくて済む」という利便性が、結果として「現地を見れば防げたはずのミスマッチ」を覆い隠してしまっている。 「見せたくない」という意図があるかまでは定かでありませんが、「見ないまま契約できる」仕組みが、負の実態を増大させていることは否定できないのではないかとも思えます。
・ AI(Gemini)はこれをどう見ているか?
前回と今回のインタビュー内容をAI(Gemini)に読み込ませ、不動産管理の観点から客観的な診断を求めました。 以下がその回答要約です。
🤖 Geminiによる診断レポート
1. 債務不履行(契約不全)の疑い
賃料を受け取りながら、設備故障の放置や著しい不衛生状態を改善しないことは、借主に対する「使用収益させる義務」の放棄にあたります。
2. 消防法抵触(安全管理不備)の恐れ
避難経路である廊下に私物や障害物が放置されている状態は、消防法に抵触する可能性が高く、運営側の管理責任が問われます。
3. 安全配慮義務違反
部外者の侵入や鍵の不備を放置し、入居者を危険に晒す行為は、賃貸人としての安全配慮義務を著しく欠いています。
しかもこの類の話が実は、今回ご紹介したAさんやCさんだけではありません。 弊社のシェアハウスには、年間を通して"あの運営会社"の物件から転居されてくる方がいて、彼らの口から語られる状況の説明は、奇妙に一致している箇所があります。それは、
「東南アジア系の外国人入居者の割合が異常に高い」です。
ちなみに弊社運営のシェアハウスの外国人入居者は全体の2%(国籍多様)くらいです。だから私自身余計に違和感があるのかもしれません。通常、Webからの純粋な集客でこれほど偏った割合になることはありえないからです。
ではシェアハウスを探している人はどう対処したらいいのか?皆さんもここが重要なポイントでしょう。私なりに考えてみました。
・ ユーザー側で出来る対策
1.興味のあるシェアハウスの入居者の国籍比率を聞く
2.できるだけ内覧をする
現状はこれくらいしかないですが、まぁまぁ効果はあるのではないかと思います。私は引き続きこの何かがおかしいシェアハウスの『何か』の原因を掘り下げていってみようと思っています。

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