【広州】中国茶の聖地「芳村茶市場」最新ガイド。片言英語で勝ち取った3200円の至福とは?2026年最新版(華南旅:第2話)
華南旅:第1話はこちら↓
東洋最大とも言われる中国茶の聖地、広州。その熱気と奥深さを肌で感じるなら、「広州 芳村茶市場」は絶対に外せないスポットです。
ネットで「中国茶 広州 市場」と検索すると、実に様々な情報が出てきます。しかし、広大なエリアに無数の店舗がひしめき合うこの場所は、事前情報なしで飛び込むと、そのスケールに圧倒されて終わってしまうことも。
今回は、2026年の最新情報をもとに、広州最大の茶葉市場の歩き方と、私が片言の英語を駆使して手に入れた「3200円の至福」について、リアルな体験談をお届けします。
念願の芳村茶市場に突撃
広州の中心部から少し離れた夕方前。今回の旅の最大の目的である「芳村茶市場」へ向かった。
ここは中国全土からお茶が集結する、世界最大級のお茶の卸売市場です。
web上のわずかな情報をもとに地下鉄の「芳村駅」で下車。そこから華南地域特有の蒸し暑い中、20分ほど歩き、汗だくになってようやく巨大な市場の入り口にたどり着いた。
しかし、そこで私の目に飛び込んできたのは、信じられない光景だった。

…ん?
巨大な茶業城の建物の目の前に、真新しい地下鉄の駅ができている。
「石囲塘駅」。最近開通したばかりの駅が、完全に市場と隣接していたのだ。あの熱波の中の20分は一体何だったのか。これから行く人は、古い情報に騙されず、絶対にこの新駅を使ってほしい。

夕暮れの巨大市場と、運命の「Hello」
気を取り直して市場内へ。
時刻は夕方5時。すでに人はまばらで、お店も3割くらいはシャッターを下ろす準備を始めている。


上記のような綺麗にパッケージ化されたお土産向けの店もあるが、私が求めているのはそういうお茶ではない。もっと現地の熱量を感じるような場所を探してぶらぶら歩いていると、段ボールが山積みになった、いかにも「問屋」という雰囲気の店の奥から声がかかった。
「Hello」

お互いに片言の英語と身振り手振り。でも、お茶が好きだということ、そして龍井茶や雲南のお茶を愛していることを伝えると、彼女の目の色が少し変わった。
”ユー、トライ、トライ、ティスティング”
そこから、怒涛のテイスティング大会が始まった。
2時間で9種のテイスティング(お値段情報含む)

この店は、本当に全国の茶が集結しているリアルな問屋だった。
お茶はそれぞれ、大きく分けて「ロー・ミドル・ハイ」の3つのグレードに分かれている。
私はひたすらローとミドルを飲み比べた。
例えば紅茶の場合、価格帯はこんな感じですが、ほかの茶葉でも価格帯はおおむね一緒です。
ローグレード:0.5kgで 60~80元
ミドルグレード:0.5kgで 120〜140元
ハイグレード:0.5kgで 250元
※2026/3時点で 1元≒23円
価格は500g(半斤)単位で説明されるが150gなど少量でもOK
市場の問屋と聞くと「ぼったくられるのでは?」と警戒するかもしれないが、値札こそないものの、ここは完全な明朗会計。質問すればグレードごとの値段を隠さずにしっかり教えてくれる。
「これは香りが強い」「こっちは少し渋みがある」
片言のやり取りの中で、気づけば2時間。なんと9種類ものお茶を飲ませてもらっていた。
筆者チョイスのお茶2種
自分のリクエストと店員さんのおすすめから厳選した4種のお茶たちはすべて120-140元前後のミドルクラスからチョイス
150g×4種の総額で3200円くらいでした。
2時間のテイスティングを経て、私が「これは!」と惚れ込んで買った4種(各150g)を紹介する。どれも日本ではこの価格で買えないクオリティだ。

自宅用には150g×4種購入
こんな感じのパッケージに入れて提供されます。
1.祁門紅茶(キーマン紅茶)
産地
・安徽省
特徴など
・甘さが際立つ、まさに「中国紅茶」という印象
・スモーキーで甘い香り、奥深いコク
・これを買いに行ったと言っても過言ではない一品。出会えて最高でした!


2.ジャスミンティー(茉莉花茶)
産地
・広西チワン族自治区横州市
特徴など
・横州市は「中国のジャスミンの郷」として知られる最大の産地
・ベースのお茶の風味を崩さず、花の香りが主張しすぎない。
香りがしっかりついているのにマイルド
・”芳香剤みたいで苦手”という人にこそ飲んでほしい、人工香料を一切使わない本物


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