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7 世界の「法則・意志」をひも解く。

本稿は【関与の連鎖】の中から【構造化】が生じ、
崩れにくい関与の配置として【構造体】が成立することを連載した。

この章では、
そうして成立した【構造体】が、
なぜ「法則を持つかのように振る舞うのか」を扱う。

法則とは

  • 世界を支配する真理

  • 絶対的な規範

  • あらかじめ定められた秩序

という印象を受けるかと思われる。

例えば〇〇の法則とか、単に物理法則とか言った類だ。


法則は始まりに存在しない 


【完全無】が不成立であるために、出現せざるを得なかったのが、
【関与体】である。

そこには、意図も目的も意味もない。そして当然法則もない。
同様に、【関与の連鎖】にも、方向性や規範は存在しない。

しかし、実際私たちが目にする世界は、
たくさんの法則に囲まれているように感じるし、
事実それは一定の法則で働いていると観測される。

なぜそのように感じるのか?
それは、【関与体の連鎖】における癖により、
ある【構造体】が一定の強い傾向で同様の【関与】を
反復して行うためである。

その結果、
単純思考実験として、例を挙げて説明してみよう。
・【構造体A】はあらゆる他の構造体を取り込もうとする。
・【構造体B】は他の構造物と接触すると赤く発色する。
構造体は上記の非常に強い傾向(癖)をそれぞれに持つとする。

するとこの時、AがBに接触すると、
Bが赤く発色するという現れが強く発現する。

この現れを観測して、抽出したのが人間の造った「法則」だ。
まず法則があって、Bが赤く光るのではなく、
実際には逆で、それぞれの関与の応答の結果が、
Bが赤く光るという結果であり、それを観測しただけである。

これは【関与体】が関与し続ける「構造化」の中で、
結果として安定して残った癖であると言える。


安定した構造が法則を生む

【構造体】とは、
崩れにくい関与の配置である。

この「崩れにくさ」は、

  • 同じ関与が繰り返されやすい

  • 別の関与を排除しやすい

  • 特定の反応だけが残りやすい

という性質として現れる。

その結果、
【構造体】は、

  • いつも同じように振る舞い

  • 予測可能であり

  • 再現性を持つ

ように見える。

この関与の見え方こそが、
人間が「法則」と呼んでいるものに他ならない。

関与の揺らぎを含んだまま、
人間が理解可能な形で切り取った、
一時的な安定の記述なのである。


法則は必然ではなく、変更可能である

以上までの観測から、法則が先に成り立っているわけではない為、
法則は絶対的なものではない。

それは、

  • 条件が変われば変化し

  • 構造が崩れれば分解し、減少し、

  • 新たな関与によって、書き換えられる

という可能性を持つ。

したがって、
法則は世界を拘束するものではなく、
世界の状態を反映しているにすぎない。

世界は法則によって創られたのではなかった。


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