辛いものが好きなのに「苦手」と嘘をついていた理由。多汗症と顔面滝汗のリアル
こんにちは、ワキタカンです。
突然ですが、私は辛いラーメンやカレー、そして辛いお鍋が大好きです。
でも、実はこれまで、周りの人には
「辛いものは苦手だから」
と言って避けてきました。
なぜなら、辛いものを食べるとしたら「自宅」でしか食べられないからです。
まるで水浴び?顔面と頭から吹き出す「滝汗」
私が外食で辛いものを絶対に食べない理由。
それは、辛いものを一口食べた瞬間から、
頭と顔面から文字通り「吹き出すように」汗が出るからです。
大げさではなく、完全に頭から水を被ったようなビシャビシャの状態になってしまいます。
飲食店でそんな状態になれば悪目立ちしますし、家族以外の人との外食では、気まずくて味が全く分からなくなってしまいます。
顔面多汗の恐ろしさについては、以前バリ島でのトラウマ体験としても書きました。
この時の恐怖があるからこそ、人前で顔に汗をかくシチュエーションを極端に避けてしまうのです。
(ちなみにバリ島でも高温多湿と辛い料理に汗を吹き出していました。)
では、大好きな辛いものを食べる時はどうしているのか?
自宅で食べる時限定で、首にタオルをしっかり巻き、ビシャビシャになりながら一心不乱に食べています。
そして、食べ終わるとそっこーシャワーへ。
ただ、普段から私の汗だくの姿を見慣れているはずの妻や、9歳の息子、3歳の娘でさえも、
辛いものを食べている時の私の汗の量には、次第に「うわぁ…」とドン引きし始めるほどです。
それくらい、多汗症×辛いものの組み合わせは、常軌を逸した量の汗を出させるのです。
なぜ多汗症の人は、辛いものを食べるとビシャビシャになるのか?
では、なぜこれほどまでに汗が爆発するのか。
その仕組みを分かりやすく3つにまとめてみました。
1. 脳が「熱い!」とだまされている(味覚性発汗)
唐辛子などに含まれる辛み成分「カプサイシン」が口に入ると、舌や粘膜の神経を刺激します。
実はこれ、「味がわかる神経」ではなく「43度以上の熱さや痛みを感じるセンサー」なのです。
そのため、たとえ冷たい麻婆豆腐を食べたとしても、脳は
「口の中に熱湯が入ってきた!体温が上がって危険だ!」
と完全に勘違いしてしまいます。
2. 多汗症の人は「汗のスイッチ」がぶっ壊れている
脳が勘違いすると、体を冷やすために交感神経(自律神経)を通じて「汗を出せ!」という命令が出ます。
普通の人なら適量の汗で済みますが、多汗症の人はこの交感神経が生まれつき人一倍敏感です。
脳からの「少し汗を出して」という小さな合図に対しても、スイッチが思いっきりフルパワーで入ってしまい、ブレーキが効かなくなって暴走してしまうのです。
3. 顔や頭に「滝汗」が集中する
辛いものを食べたときの汗は、額、頭皮、鼻の頭、上唇のまわりなど、顔の周辺に集中します。
口からの刺激がダイレクトに脳へ伝わり、顔まわりの汗腺を一気に刺激するためです。
「敏感すぎる神経」と「カプサイシンの強力な刺激」が合体することで、水浴びレベルの大爆発が起きてしまいます。
💡 滝汗を少しでも減らすための対策
完全に止めることは難しいですが、少し工夫するだけで神経の暴走を和らげることができます。
・食べ物をしっかり冷ます
→「物理的な熱さ」が加わると、脳の勘違いがさらに悪化します。少し冷ましてから食べましょう。
・冷たい水や牛乳を一緒に飲む
→カプサイシンは油や乳製品に溶けやすい性質があります。
牛乳などを飲むことで、口の中のセンサーを落ち着かせることができます。
・酸味や刺激の強いものを控える
→酸っぱいものや強すぎるスパイスも交感神経を刺激するので、注意が必要です。
好きなことは、汗のせいにして妥協したくない
要するに、多汗症の人間は辛いものを食べるとビシャビシャになる運命なのです。
世の中には、
「本当は辛いものが好きなのに、汗が出るから苦手だと言っている人」
が結構いると思います。
以前の私がまさにそうでした。
「汗さえ出なければ大好きなのに」
と、心の中でいつも悔しい思いをしていました。
でも、最近はもう割り切ることにしました。
「好きなら、自分が心から楽しめる環境(自宅)で、タオルを巻いて思いっきり食べればいいじゃないか」と。
あるいは、将来的には「外でも周りの目なんて気にせず、汗だくで堂々と食べてやる!」くらいのメンタルになれたら最高だと思っています。
ワキガや多汗症だからといって、自分の「好き」という気持ちまで我慢する必要はありません。
なんにせよ、自分の好きなことや、やりたいことを、汗のせいにして妥協するのはもうやめにしたい。
あなたは、汗やニオイを理由に「好き」を諦めていませんか?
工夫次第で楽しめる方法は必ずあります。自分の人生、思いっきり味わい尽くしましょう!
