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バリ島のトラウマ。ブライダル撮影中に多汗症が引き起こした「大惨事」と、私がモデルを辞めた理由



こんにちは、ワキタカンです。

私は20歳から30歳くらいまで、東京でモデルの仕事をしていました。

「モデル」と言えば聞こえはいいかもしれませんが、雑誌の表紙やハイブランドのファッションショーに出るような、いわゆる皆さんが想像する「トップモデル」ではありませんでした。


外国人やハーフのモデル、あるいは自分より圧倒的にスタイルや顔が整った人たちには、正直まったく敵わなかったからです。


そのため、私の主戦場は
「スーツを着たサラリーマン役」や、「ブライダル雑誌・広告の新郎役」でした。


モデル時代の「ワキガ・多汗症」との壮絶な戦いについては、こちらの有料記事で詳しく書いています。

無料パートだけでも当時の苦悩が読めるので、興味がある方は覗いてみてください。

今回は、そんな私のモデル時代の中でもトップクラスにトラウマとなっている、

「バリ島でのブライダル撮影」

でのエピソードをお話しします。


①湿度80%。多汗症には「地獄」のバリ島ロケ


あれは私が25歳の時でした。

ブライダル雑誌の撮影で、クライアント、カメラマン、その他スタッフ、私、女性モデルでバリ島へ3日間滞在することになりました。

ご存知の通り、
バリ島は熱帯性気候の南国リゾート。

平均気温は28度、平均湿度はなんと80%です。


一般の人からすれば最高のロケーションですが、

多汗症の人間からすると、ただの「地獄」でしかありません。


しかも、ブライダルの撮影です。

初対面の女性モデルと「結婚したばかりの幸せ絶頂カップル」を演じ、ラブラブな空気感を作らなければなりません。

冷房がガンガンに効いた室内の撮影では、なんとか汗を抑え込み、新郎役を演じ切ることに集中できました。

しかし、ここはリゾート。外での撮影が必須です。

ビーチのチャペルで写真を撮ったり、砂浜でキャッキャと楽しそうに遊ぶ様子を動画で回したり……。

じっとりとした熱気の中で、私の汗腺はすでに限界を迎えていました。



②緊張が引き金に。おでこをくっつけるシーンで「精神性発汗」が爆発


そして、1番キツかった最大の難関が訪れます。

カメラマンから

「お互いのおでこをくっつけて、見つめ合って!」

という指示が飛びました。(今思えば、意味のわからないシチュエーションですが…笑)

初対面の綺麗な女性の顔が、自分の目の前数センチまで迫ってくる。

ただでさえ暑いのに、

「絶対に汗をかいてはいけない」「ニオイもさせてはいけない」

という極度のプレッシャーが私を襲いました。

その瞬間、私の顔面で

「精神性発汗」

が発動したのです。

顔中から滝のように汗が噴き出し、セットされた髪はぐしゃぐしゃ。

そして最悪なことに、至近距離でおでこをくっつけた

女性モデルの顔に、私の顔面から滴り落ちた汗がベットリと付いてしまった

のです。

「……ッ、すみません!!汗がちょっと止まらなくて…」

撮影は即座に中断されました。

めちゃくちゃ気まずい空気が流れます。

女性モデルの方はとても優しい方で、

「全然大丈夫ですよ!」

と笑顔で言ってくれましたが、心の中では絶対に

「気持ち悪い」

と思っていたはずです。

自分のせいで周りに迷惑をかけ、撮影を遅らせてしまっている。

申し訳なさすぎて、今すぐこの場から消えてなくなりたいと本気で思いました。


③「またか…」冷ややかな視線と、失った仕事


その後も、私の顔面多汗は度々発動しました。

無理やり笑顔を作りながら何度も撮影を止め、平謝りする私。

海外ロケなので逃亡することもできず、ただただ耐えるしかありません。

撮影スタッフたちが、半ば呆れたように

「またか…」

という顔で、私にタオルや保冷剤を渡してくる。

それが、そのロケのルーティンになってしまっていました。

ちなみに、もう一つの爆弾である「ワキガ」については、強力な制汗剤のおかげでギリギリ防ぎ切っていました。

この3日間に関しては、完全に「多汗症」のヤバさが勝っていました。

こうしてバリ島は、私にとって深いトラウマを植え付けられた「試練の島」となったのです。

なんとか3日間を凌ぎ切って帰国しましたが、代償は大きかったです。

このクライアントからは、撮影以外でもブライダルショーや広告の仕事を定期的に頂いていたのですが……

バリ島での撮影を境に、あっさりと全ての仕事が無くなりました。

プロとして、当然の処方だと思います。


④トラウマが教えてくれた「自分らしい人生」への道


このバリ島での挫折は、私に大きな葛藤をもたらしました。

「手術でワキと顔面の汗を止めて、モデルを続けるか?」

「それとも、このまま我慢し続けるか?」

「……いっそ、モデルを辞めるか?」


色々と悩んだ結果、私はモデルを辞め、サラリーマンとして生きる道を選びました。

あれから数年。

今の私は、
当時のトラウマすら「良い思い出」として笑い飛ばせるようになりました。

なぜなら、今はあの頃よりも、

愛する妻、そして小学生の息子と4歳の娘という可愛い子供たちに囲まれて、本当に幸せな毎日を送っているからです。

もしあの時、無理をしてモデルにしがみついていたら、今のこの穏やかな幸せはなかったかもしれません。


最後に:あなたは、絶対に1人じゃありません


今、この画面の向こうで汗やニオイに悩み、人間関係や仕事に臆病になっている方に伝えたいです。

あなたは、絶対に1人ではありません。

当時の私のように「その場から消えたい」と思うほどの絶望を味わっても、

必ず自分に合った生き方や、状況を改善する手段は見つかります。

もし、本当に周りに誰も相談できる人がいなければ私にメッセージを下さい。

コンプレックスを共感できるだけで、気持ちはグッと楽になると思います。

具体的な対策や、私が自分の体を使って試してきた「人体実験」の結果は、有料記事にまとめています。

無料で見れる部分にもヒントを散りばめているので、少しでも心が軽くなるキッカケになれば嬉しいです。

一緒に、本来の自分で笑っていられる人生を歩んでいきましょう!

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