見出し画像

感情の通り道 ~真矢さんに花を捧げるために

今日は、アルバイトに行ってきました。撮影です。
コロナ禍では撮影の仕事がほとんど止まり、わたしも巣ごもりしたり、後遺症に悩まされたりして、すっかり現場から離れていました。

そんな中、「これは」と思える案件が届き、六年ぶりかな…エントリーし、端役をもらいました。

今回のシーンは「真夏のスコールの中、はしゃぐ」というもの。
わたしはカメラに背中を向ける配置でした。後ろ姿には定評があります(笑)

スコール用の水は冷たく、なんだかしょっぱい気がしました。(自分の塩分?)
角度を変えて何度も撮り直すうちに、すっかりびしょ濡れになりました。

衣装は夏物を自前で持ち込みました。
秋にフィジーへ行ってきたわたしにとっては、旅の服=衣装にできたので準備は楽でした。
(ちなみに南太平洋の人は傘を使いません。椰子の葉に隠れたりします。だから滞在先のエアビーでは毎日、夕方に洗濯をしていました。)

撮影中は、高価な機材のセッティングやスタッフさんの作業を眺めたり(いちばんの関心事)、
他の演者の動きや監督の指示、水の冷たさに気を取られ、束の間、心がさみしい出来事から離れました。

撮影の仕事を急に再開したのには、いくつかの理由があります。
今日に限っていえば、「なんでもいいから、与えられた何かをやっていたい」
そうした思いでした。

平日は、パソコンを触っていれば多少は気が紛れました。
ただ早朝から深夜まで、ずっとそのことを考えていたと思います。
それでいいと思っています。

でも、休日で完全に一人になってしまう土曜だけは、一瞬そこから離れないと、心がもたないかもしれない。
紛らわせるものも見つからない、頭もついて来てくれないと思いました。

わたし自身は、大切な人やペットを亡くしたとき、さみしさは二年ほど続きます。
特に最初の一年は、ほぼ毎日…

AIと対話するなかで、「感情には通り道や出口が必要」と知りました。

遺された者同士が語り合う法事も、きっとそのひとつ。
教会でRYUICHIの話を聞いた人もいるし、
わたしの場合は、INORANのライブやJさんの配信に参加できた。

そして自ら文章を書くための noteがある。
このエッセイに来てくださった方は、おそらくはわたしと近い気持ちでいらっしゃると思います。(シェアできていたら幸いです)


実は、わたしは感情を表に出すのが得意ではありません。
ここでは素直に書いているけれど、実物はポーカーフェイスで通っていて、クールだと思われることもしばしば。

矛盾の理由は、気持ちを理解してもらえなかった怖さです。
高2から20代のあいだ、ほとんど笑った記憶がありません。親もそう言います。

30代になって、少し変わるきっかけがありました。
一つ目は、よき仲間達との出会い。
そこで「素直がいちばんいい」という考え方を知りました。

二つ目は、演技指導です。

当時は歌を歌っていましたが、スローな曲では棒読みになるのを見つけた人が、厳しくて有名な演出家の先生を紹介してくれました。
レッスン生20人ほどの円の中央に、一人ずつ立たせて指導をされます。

・(表現の場で)人前に立つときは、手を前に組まず、両足の横に自然に下ろす
 無防備で恥ずかしく、辛かった…

・感情解放の練習
 仲間を「どアホ」とののしったり、面白くもないのに20秒爆笑しつづける。そんなのできるわけないのに…

できるまで座れないスパルタ稽古でした。
そのおかげで無表情は少し改善したものの、感情を声にのせる芝居は今も不得手です。
だから今日志願したのも、セリフのないシーンでした。

話があちこちしましたが、
この年になって思うのは、感情、気持ちは出した方がいい場面があるということ。
出さない方がカッコいいと思った時期もあったけれど、ただ賢い風を装っていただけだったのかもしれません。

先述のフィジーの人たちは、驚くほど感情を素直に出します。一言かわす時でさえ。
その温かさは、わたしにとって忘れがたい思い出になりました。

タベウニ島の夕景


今回の真矢さんのことについても、きっと、
人それぞれに、それぞれの感情の通り道、出口が必要。
わたしの周囲は、驚きや悲しみを、
ファンだと公言するわたしを出口として
伝えてくれました。何人も何人も…

その反面、まだお別れを言いたくない自分がいます。
それで3月8日では、少し早い気もしました。

しかし1日も早く、お花、気持ちを捧げたい方も多いでしょう。
それはメンバーの意向でもあります。

だから先ほど、献花式の申し込みをしました。
一年前に買っておいたライブ用黒服のBパターン、
総レースのロングスカートで参列します。
(おわり)


冒頭の画像は、フィジーの宿の姉妹が
チェックアウトの朝にくれた手作りの首飾りです


献花式詳細

LUNA SEA メンバーの関連記事


前に進もうと思える時が来たら、
こちらもご一読ください🌷


いいなと思ったら応援しよう!