【社員インタビュー】諦めきれず2度応募。理学療法士から障害福祉へ転職した郡山クルー・堀金さんの選択
地域や人とのつながりを大切にしながら、就労移行支援と自立訓練などの障害福祉サービスを提供する、ソーシャルデザインワークス。支援を提供するスタッフ(以下クルー)の多様性も大切にし、自分らしく・楽しみながら働くことのできる文化を尊重しています。
今回は、ソーシャルスクエア郡山店で管理者を務める堀金悠太さんにお話を伺いました。
理学療法士資格を取得後、郡山市の総合病院や就労継続支援A型施設で勤務していた堀金さん。ソーシャルスクエアに入職するまでの道のりや実際に働いて実感した変化、そして今後の目指している活動について、広報チームの常名が深掘ります。
諦めきれず2度応募—スクエアが体現する「福祉を真剣に考える」環境

ー2022年の9月にソーシャルスクエアへ入職された堀金さん。まずは、現在のお仕事内容について教えてください。
ソーシャルスクエア郡山店で管理者兼サービス管理責任者をしています。主な仕事内容は、行政の対応や新しく通所を始める方の受給者証の対応、請求の手続きなどの支援です。
あとは、メンバーの皆さんの個別支援計画を作成したり、相談援助などを行ったりしています。これからの夢やビジョンを対話しながら一緒に見つけて行ったり、そこに近づくために現在抱えている悩みをお聞きしたりして、スクエアの活動のなかで出来そうなことを一緒に探っていますね。
また、他のクルーがメンバーの皆さんへの支援について迷っているときに、話をしながら一緒に考えるなどのサポートもしています。
ー以前は就労継続支援A型施設で働いていたと聞きました。そこからどのようにスクエアと出会われたのでしょうか?
求人を見かけたのがきっかけです。前の施設で働いて2年ほど経ったときに一度スクエアに応募したんですが、施設のほうの人員が足りず、どうしても転職が難しい状況で。そこで、一度断念したんです。
ただ、どうしても「スクエアで働きたい」という思いが諦めきれず、半年後に再チャレンジしました。
ーちょっと珍しいスタイルですね!スクエアに2回も応募したというのは、それほど何か魅力を感じたということなのでしょうか?
そうですね。一番魅力的だったのは、スクエアが「福祉を中心に据えている」ところです。
当たり前のことに思えるんですが、実は結構難しいことなんですよね。スクエアは「ただプログラムをこなすだけ」「ただ就活支援をするだけ」というような効率重視ではないんです。
「話し合う場を定期的にしっかり取る」「情報はスムーズに共有する」のような、当たり前のことを当たり前に行える時間が持てるところに魅力を感じて、自分もその環境で一緒に働きたいと思いました。このままでは後悔するかもしれない、と…。
ー実際にスクエアへ入職して、苦労したところややりがいなど何か変化はありましたか?
個人個人の障害や特性、一人ひとりの「どう生きていきたいか」にフォーカスを当てながら仕事をできるところにやりがいを感じています。
ただ、やっぱり正解がないことなので、同じだけ難しさもありました。とことん一人ひとりについて考えるので、慣れるまでは大変でしたね。
たとえば、個別支援計画書を作る前のケース会議で、計画の内容だけではなく「この人にはこの言葉のほうが伝わるんじゃないか」というところまで話し合うんです。
-同じことを伝えるにしても、人によって表現の仕方を変えているんですね。
そうなんです。「ここまで一人ひとりのことを深く考えるんだ」ということが、僕のなかで衝撃的でした。
こうした話し合いを繰り返すことで、自分のマインドも変わっていったと思います。
「主体性を引き出す」支援の形

ー堀金さんが仕事において大切にしていることはなんですか?
「相手のことをいかに知れるか」です。その人の奥にある考え、その考えに至った背景を知るため、いかに自分の意識をその人のために巡らせられるかが、まず一番に重要なことだと思っています。
メンバーの皆さんに限らず、人って「こうしていきたい」「こうなりたい」みたいな主体性が絶対あると思うんです。その主体性をどうやったら引き出せるかなって考えながら普段は支援をしていますね。
自分がしていることは、メンバーの皆さんの考えを知って、整理して、方法やきっかけを渡すファシリテーターの役割に近いのかもしれません。
ーメンバーさんが、自分にとって大切なものややりたいことに自ら進んでいける手助けをするという感覚なのですね。
そうですね。実は、理学療法士として病院で勤務していた頃に「本人にとっての大切なことを自分が決めつけてはいけない」と痛感する出来事があったんです。
病院で働いて4年目ぐらいのとき、脳出血で半身麻痺になった50代の男性を担当することになりました。歩く練習を中心に関わって2ヵ月ほど経った頃、リハビリに特化した病院に転院されました。でも、そこからさらに3、4か月後ぐらい経過したころ、その患者さんがまた僕の病院に運ばれてきたんです。どうやらその患者さんは自死を選んだみたいで。最終的にそのまま亡くなってしまいました。
「自分が孤立してしまったことに耐えられなかった」ということが自死の原因のようでした。リハビリもしっかり続けて歩けるようにはなっていましたが、結局働いたり外出したりもなかなかできない状態で、前までできていたことが急にできなくなったことで孤立してしまっていったらしいんです。
—半身麻痺から歩けるまでに回復したけれど、孤独だったのですね…。
その患者さんにとってサポートしてもらいたかったのは「歩ける状態になること」ではなく、もっと別のところだったんです。
このことをきっかけに、支援の本質を見たというのでしょうか—本人にとっての大切なことを自分が決めつけてはいけないと知れたし、その方がどうしていきたいのかを気持ちを汲み、ファシリテートしていきたいと思ったんです。
「走る」を共通点に誰もが繋がれる場所を

ーその思いが堀金さんの原点なのですね。では、今後堀金さんがスクエアでしてみたいことはありますか?
これは僕個人の夢みたいなものですが「ごちゃまぜ×走る」みたいな、走ることをテーマにしたイベントをいつか開催してみたいです。
僕はランニングを趣味にしていて、毎朝走る以外にもランニング関係の雑誌を読むのも好きです。雑誌のトピックでは、黒人や白人、黄色人種も入り交じってランニングする様子がたくさんあります。なんなら、受刑者の方がランニングチームを組んだりする話もあって…なんでもありって感じなんです。
そういった、なんでもありなことを「ごちゃまぜ×走る」イベントでできたらいいなと思っています。真面目に走りたい人は一生懸命走る、体力に自信がない方は歩く。そのなかで、同じペースの人と会話が生まれたら、それでいいんです。僕自身の目的は、そういう会話やコミュニティの繋がりにあるので。
「走る」っていう共通点さえあれば、誰でも繋がれる世界があるんじゃないかなと思います。ご利用メンバーさんや地域のみなさんにとって主体性を得るきっかけを「走る」ことで作っていきたいですね。
ーなんでもありなごちゃまぜイベント、とても楽しそうですね!
おそらく福祉っていうのは、地域にまで広がらないと根付いていかないだろうなと思っています。なので、地域の人を巻き込んだ「ごちゃまぜ活動」できっかけをつくり、主体性を見つけだす。そんな動きができたらいいなとは考えていますね。
▼他のクルーのインタビューはこちら
ソーシャルデザインワークスは地域で一緒に「ごちゃまぜの世界観」をつくるクルーを募集中!

▼採用に関する詳細やお問合せはこちらから
公式HP https://sdws.jp/
X https://x.com/NPO_SDWS
Instagram https://www.instagram.com/npo_sdws/
Youtube https://www.youtube.com/@soccialsquare_sdws
