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【社員インタビュー】一人ひとりの「やりたいことの芽」を大切に。自身の葛藤をきっかけに、福祉の道に飛び込んだ木村さんの思い

地域や人とのつながりを大切にしながら、就労移行支援と自立訓練などの障害福祉サービスを提供する、ソーシャルデザインワークス。支援を提供するスタッフ(以下クルー)の多様性も大切にし、自分らしく・楽しみながら働ける文化を大切にしています。

今回は、ソーシャルスクエア郡山駅前店で働く木村小百合さんにお話を伺いました。

木村さんが福祉の道に進んだきっかけや現在のお仕事、職場の雰囲気や今後の展望まで、採用チームの田島が深掘ります。

小さな「やりたい」をカタチに。一人ひとりの一歩に寄り添う支援を

木村 小百合(きむら・さゆり) SOCIALSQUARE郡山駅前店 スクエアクルー

―入社して1年半ほどが経ったとお聞きしました。いまはどんなお仕事を担当しているのですか?

私は自立訓練を担当しています。自立訓練は利用者さん(以下メンバー)が安定した社会生活を送れるよう支援する仕事です。まずは生活リズムを整えることから始め、やりたいことを一緒に見つけたり、就職に必要なスキルの習得をサポートしたりしています。

―自立訓練は、具体的にどのようなことをするのでしょうか?

コミュニケーション能力や対人関係スキルを習得するためのソーシャルスキルトレーニングや自己理解を深めるワークショップ、調理実習やものづくりなど多岐にわたります。働くための実践的なスキルのトレーニングはもちろん、職場での人間関係の悩みに役立つ内容のものも大切にしています。

郡山駅前店では、毎月クルー同士でアイディアを出し合ってカリキュラムを決めるので、毎日新鮮な内容ばかりです。メンバーさんからの意見を取り入れることもありますよ。

また、カリキュラムとは別に、地域のイベントにメンバーさんが出店したり、スクエアがイベントを企画したりもしています。

―クルーとメンバーが一緒になって作り上げていくのですね。郡山駅前店の雰囲気についても教えてください。

適切な表現かは分からないのですが(笑)「ぬくぬくしたお風呂」のような心地よさがあると思います。クルーは一生懸命で心優しくて、くだらないことでも笑い合える仲間です。

異業種からの転職ということもあり大変なこともありましたが、周囲に支えられました。毎日クルーとメンバーさんと共に、楽しく働かせていただいています。

また、これは郡山駅前店に限った話ではないのですが、やりたいことがあった時に否定せず「どうすれば叶えられるか」を一緒に考えてくれる文化が法人全体にありますね。

―ソーシャルデザインワークスで働く中で、その文化を実感したことはありますか?

はい。実は私、郡山に引っ越してきてから趣味でフルートを始めたんです。他にも楽器をやっているクルーが2人いることがわかって。せっかくならチームをつくって演奏会に出てみようよ!という話になり、先日地域のイベントで初めて演奏してきたんです。

飽き性だった私がずっと続けたいと思えるものに出会えたのは、誰かの「やりたい」がどうすれば叶うかを一緒に考えてくれる仲間の存在があったからこそ。郡山は「音楽都市」とも言われているので、今後はメンバーさんや地域の方も巻き込んで、この輪を広げていきたいですね。こうした雰囲気のよさがメンバーさんにも伝わっているといいなと思います。

挫折した過去が「福祉」へ進む原動力に

―木村さんが福祉業界に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?

実はこのことを公に話すのは初めてなのですが、高校3年生の大学受験直前に病気を患い、みんなと同じように大学進学ができなかった過去があるんです。

―そうだったのですね。当時はどのような心境でしたか?

友達が楽しそうに大学生活を送っているのに、学生でもなく、仕事もしていない。「自分は社会にも誰にも貢献できず、社会の一員から外れた存在なのだ」と悩み、気持ちが塞ぎ込んでいた時期がありました。

SNSで似たような境遇の人を探してもなかなか見つからず、やっと見つけたと思っても、そこにあるのは辛辣なリプライコメントばかり。あの時の孤独感や苦しさは、今でも思い出すとつらい気持ちになります。

―その時の経験が、今の仕事に繋がっているのでしょうか。

そうなんです。今でも、過去の後悔や辛かった気持ちの揺れがなくなったわけではありません。ですが、諦めようと何度も悩んだ時期でも、いつも一番近くにいた家族が、無理だと疑うことなく信じてくれたことで「もう少し頑張ってみよう」と思うことができました。

少しずつ前に進む中で、次は「これまでの経験を、同じような境遇にいる方に届けたい」と強く思い、この業界を目指しました。

やりたいことの芽をつぶさずにいられたのは、自分の可能性を信じてくれた人がそばにいたからこそ。自分自身の過去と向き合いながら、自分にできることを少しずつ考えていきたいと思っています。今日、こうしてお話しできたことが、その想いをカタチにするための一歩目です。

ー今、過去の木村さんと同じように悩んでいる方に何を伝えたいですか?

「人にはそれぞれ違った魅力がある」ということです。
これは私が支援で最も大切にしていることでもあります。

「自分には何も取り柄がない」と思っていても、必ずその人にしかない良さがあります。スクエアでメンバーさんと過ごす中でも「周りがよく見えていて気が回るな」「相手の良さを引き出すのが上手だな」とそれぞれの個性が素敵だなと感じる場面がたくさんあります。

そして、そんなひとりひとりのよさを、メンバーさんと一緒に見つけていきたいと思っています。

音楽で繋がる「ごちゃまぜ」な未来

―未経験で飛び込んだこの仕事を、これまで続けられている理由はどこにありますか?

やっぱり、人が好きだからですかね。初めて会う方とお話しして、その人のことを知っていく時間が楽しくて。それに、居心地がいいことも大きいですね。

初めての業界で分からないことだらけだった私を、クルーもメンバーさんも優しく助けてくれました。

―逆に、大変だなと感じることはありますか?

自由度が高い職場だからこそ「自分で選択する責任」が伴うところでしょうか。任せてもらえるのが有り難い反面「どうやって、どこまでやろう」と悩むことも多いです。

私は相談が苦手で自己解決しようとすることが多いのですが、周囲が話しやすい環境をつくってくれたり、困ってることはないか聞いたりしてくれるので、一人で抱え込まずに対応できています。そんな仲間がいるのが、この職場の強みだと思います。

―木村さんがこれからスクエアで挑戦したいことは何でしょう。

「音楽」をもっとやっていきたいです! 排他的にならず、スクエアならではの「福祉×音楽」をカタチにしていけたらいいなと。音楽を通してメンバーさんも地域も巻き込んで、みんなが「ごちゃまぜ」になる。そうすることで、仕事以外のコミュニティが広がったり、やりたいことが見つかったりするきっかけになれば嬉しいです。

かつて私が苦しかった時、家族が無条件に私を信じ、応援してくれました。その姿勢を、今度は私がメンバーさんに対して持ち続けたい。せっかく見つけた「やりたいことの芽」を、絶対につぶしたくないんです。これからも、一人ひとりの一歩を全力で応援していきたいです。

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