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「子どもの方がAIを使いこなしている」と感じる7割の先生へ。デジタル×実物の「ハイブリッド授業」が最強な理由

「子どもたちのほうが、自分より生成AIを使いこなしている気がする…」
現場でそんな焦りを覚えたことはありませんか?

どうも、なぎ太です。
普段は中学校で理科を教えながら、授業DXや生成AIの活用について発信しています。

先日発表されたジブラルタ生命の『教員の意識に関する調査2026』(2026年7月21日公表)の中で、非常に象徴的なデータがありました。

  • 74.3% の教員が「自分よりも児童・生徒のほうが生成AIを使いこなしている」と感じている

  • 81.6% の教員が「自分の作業効率化のために生成AIを活用したい」と思っている

出典:ジブラルタ生命『教員の意識に関する調査2026』
具体的な数値よりも、焦りの方が、重いシーソーになってますね。
これは、NotebookLMに分析させたら出てきました。
これはこれで興味深い画像になりましたね。

さらに、子どもたちのAI利用については「望ましい(51.4%)」「望ましくない(57.7%)」で現場の意識が真っ二つに割れていました。

出典:ジブラルタ生命『教員の意識に関する調査2026』

デジタル技術の波に呑まれまいと焦る気持ちと、「教育の温かみや実感が失われるのでは」という不安。
このデータには、揺れる現場のリアルな葛藤がそのまま表れていると思います。


😺なぎ太の場合

私は、パソコンを使いこなしていると思っていました。
でも、異動先、異動先の自治体で、子どもたちが使っている端末が違い、
いつも異動する度にレベル1に戻されていました。

でも、私はいつも子どもたちの輪に入り「え? これ。どう動かすの?」
「なんで、その画面になってんの? どうやったの?!」と何でも子どもに聞いています。

どこの子どもたちも、子どもたちは一生懸命教えてくれます(笑)

私の理念である 「我以外皆我師也」もちろん子ども達も対象。
わからないことがあれば、子ども達にもどんどん聞きます。

そこでいつもレベルアップして、「子どもよりも使いこなせているなー」と思い始めた時にまた異動し、レベル1に戻されます。

レベル1に戻ってもやることは同じ。新しい環境で新しい生徒からたくさん学びます。だから、「子どもの方が使いこなしていると感じる」という気持ちはわからなくもありません。

ある自治体で、教育長がこう言いました。「AIに勝て!」と。

だんだんとAIが流行り始めた時の自治体での講話でした。
私は、「AIに勝て」の意味がわからなかった。

勝ち負けって、一体なんだろう?
AIと戦って、一体何になるんだろう?

子どもたちに「これどうやるの!?」と学びながらレベルアップさせていく中で私はずっと感じていました。

「戦う必要なんて、最初からないんじゃないか」と。

AIやデジタルツールは、倒すべきライバルでも、負けて悔しがる相手でもありません。子どもたちと一緒に楽しみながら正しく使いこなしていく「便利なツール」であり「仲間」なんじゃないでしょうか?

AIと子どもたちとなぎ太が一緒に学ぶ様子

⚖️ 【対比】変えてはいけない「不易」と、変えていく「流行」

先ほどのジブラルタの調査内容に戻ります。

AI利用に対して真向に対立しています。

AIに対してだいたい半々なのに、書かれている意見には後ろ向きな意見が多い気がします。「新しく覚えることが多い。」「失敗しそう。」「わからない。」

でもさ、「別に今までのやり方を100%AIにしなさい」ってわけではないと思います。

鍵になるのは、松尾芭蕉の言葉で知られる「不易流行」の視点です。

教育現場における「不易」と「流行」を対比してみると、私たちがデジタルとどう付き合うべきかがはっきりと見えてきます。
どっちの意見が悪いじゃない。どっちも採用するのがいいと思う。

AIやアプリは、時代とともに変化し取り入れるべき「流行」です。 一方で、試験管が温まる熱さ、手に残る感触、目の前の現象に「うわっ!」と目が輝く感動——これらは時代がどれだけ進んでも絶対に変わらない「不易」です。

デジタルが進化すればするほど、実は「実物(リアル)の価値」も高まっていくのではないでしょうか。

🧪 「実物×デジタル」ハイブリッド型の授業が最強である理由

「デジタルか、アナログか」の二項対立で考える必要はありません。
一番子どもたちの学びが深まるのは、両方を組み合わせた「ハイブリッド型の授業」です。

例えば、理科の授業でこんな場面があります。

① 「実物の感動」を「デジタル」がブーストする

実際に実験を行い、目の前で起きる生の現象(不易)を体験させる。その上で、目に見えないミクロな粒子や電流の動きをアプリのシミュレーション(流行)で可視化したり、疑問に思ったことをAIと一緒に深掘りしたりする。

実物で感じた「なぜ?」がデジタルで「あ、そういうことか!」に変わる瞬間、
学びの解像度が跳ね上がりますね♪

② 「手触りのある思考」を「デジタル」が統合する

班ごとに付箋や小さなホワイトボードを目の前で動かしたり、実際にカードを切って確率の偏りを確かめたりする(不易)。

その集まった班ごとのデータを、スプレッドシートやアプリを使って一瞬でクラス全体でグラフ化・分析する(流行)。

アナログで整理したものをデジタルに入れるのがめんどくさいって?
写真をとって、AIに「まとめて」と伝えればいいんです。

「自分の手と体を動かした実際のデータ」があるからこそ、デジタルで集計されたデータが自分ごととして理解が深まります。

こういう話をすると、「自分たちの手でグラフを書かせなければ、書けなくなる」と懸念される先生もいるかと思います。

ちょっと待ってください。

それは、授業の課題設定を考えればいいんじゃないでしょうか。
〇 自分の手でグラフを作成させるのが課題なら、それを達成できるように授業を組み立てる。
〇 グラフを読み取って、法則性を見つけるのが課題なら、それを達成できるようにグラフは自動化。

それでいいと思います。

☕️ まとめ:道具に使われず、実物を輝かせるためにAIを使う

冒頭のデータにあったように、81.6%の先生が「業務効率化にAIを使いたい」と考えています。

その効率化で生み出した時間や心の余裕を、私たちはどこに注ぐべきか?

それこそが、子どもたちと向き合う時間であり、心を揺さぶる「実物の授業準備」なのだと思います。

AIができることはAIに任せ、
先生ができることは先生がやる。

別に、どっちが優れているとかではないですよね。つまりは使い分けです。

「子どもにAIで負けている」と焦る必要はありません。

AIは単なる便利なツール(流行)であり、教室で目の前の子どもたちの情熱に火をつけられるのは、生身の先生(不易)だけだからです。

時代の波(流行)を賢く乗りこなしながら、変わらない大切なもの(不易)を教室で届けていく。

そんなスマートで温かい「ハイブリッドな授業」を、これからも全国の先生方と一緒に模索していけたらと思います。


↓なぎ太ってこんな人。よかったら読んでみてください(^▽^)/


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