【嫌われる勇気】②
引き続き、アドラー心理学の本【嫌われる勇気】を読んで気づいたことを書き残す。
第2回【P7:ひとりの例外もなく】
────────
【1】哲人のセリフ
哲人:もちろん、人は変われます。
のみならず、幸福になることもできます
青年:いかなる人も、例外なく?
哲人:ひとりの例外もなく、いまこの瞬間から。
青年:ははっ、大きく出ましたね!
【2】私の問題意識
哲人のセリフで、太字の
《ひとりの例外もなく》
に疑問を感じた。
【3】強引な一般化
全数検査
前回指摘させていただいた
《強引な一般化》(※1)
と同じである。
生物学なら、
《すべて人間は、酸素が無いと死ぬ。ひとりの例外もなく》
と言える。
全数検査の必要はない。
しかし、哲人と青年の対話は、
《幸福になる》
である。
アドラー心理学が、
《ひとりの例外もなく、幸福になる》
ことを、どのように検証したのだろうか?
障害者も幸福になる?
《ひとりの例外もなく、幸福になる》
のであれば、当然障害者も含まれる。
だって、ひとりの例外もないのだから。
アドラーと哲人は、障害者を意識しているか?
アドラーは、1937年に他界した。
果たして、障害者を意識していただろうか?
日本の障害者が、
《最低限の幸福》(※2 日本国憲法)
を手に入れたのは、ここ30年のことである。
いくらアドラーが賢くても、
当時、障害者にも適用可能な心理学を作ったとは思えない。
哲人は、現代人であるが、《嫌われる勇気》の出版が、
2013年であることから、障害者を意識していなかっただろう。
【4】障害者向けアドラー心理学
私は、難病脊髄小脳変性症で車椅子ユーザー。
哲人のセリフで、
《ひとりの例外もなく幸福になる》
のであれば、
《車椅子ユーザー向けのアドラー心理学》
が、必要だろう。
言うまでもなく、
・学習障害者向けのアドラー心理学
・ADHD 向けのアドラー心理学
・視覚障害者向けのアドラー心理学
・聴覚障害者向けのアドラー心理学
・精神障害者向けのアドラー心理学
などが必要である。
《障害者も自らが主体性を持って、幸福になる》
という視点が必要である。
注)障害当事者の視点であって、
医療福祉の従事者や障害者周囲の視点ではない。
ひとりの例外もなく、アドラー心理学がゴールなのか?
障害者向けに、説明や方法論を補足するのか?
障害者向けの新しい心理学なのか?
何がゴールかわからないが、
《嫌われる勇気》
を、何度も読み返そう。
脚注
※1 強引な一般化
※2 日本国憲法 13条・25条
Please continue to . . .
─────────────
Please return to . . .
─────────────
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ、サポートをお願いいたします。