数多くの投稿から選ばれた【アカリウム創作大賞】大賞作品発表🏆
アカリウム創作大賞に応募してくれたみなさん、審査員のひとりとして感謝しています。
数多くの作品の中から選んだ個人賞は発表済みですが、まだ大賞作品が残っています。
大賞作品については、私たち審査員7名が先日選んだ個人賞の作品から投票形式で行い、最も票が集まった作品を大賞作品としました。
そして、その中から大賞作品に選ばれたのが、どてらいさんの『ぶっきらぼうなサンタクロース』です。
私も選考の過程で一読しましたが、あらためて大賞に選ばれたことで、もう一度読み直しました。
この作品の良さや特徴について紹介します。
どてらいさんの『ぶっきらぼうなサンタクロース』は、最初から良い意味でサンタクロースらしくない作品でした。
電車で移動し、「二級サンタクロース免許証」を持つ自営業の香坂。夢よりも現実を優先するような言動に思わず笑ってしまいますが、そのぶっきらぼうさの奥には、依頼人の願いをきちんと受け止める優しさがあります。
物語の中心にいるモモコは、少年・優人の夢の中へ入り、わずか1分という時間の中で思いを伝えようとします。
名前も正体も明かせないまま別れを迎えますが、最後に残された小さな鈴によって、モモコが半年前にいなくなった飼い猫だったとわかりました。
優人の「会いに来てくれてありがとう」という気持ちが伝わる場面は、切なさがありながらも、とても温かく感じられます。
私が特に印象に残ったのは、夢がなさそうに見えるサンタが、誰かにとってかけがえのない夢をかなえていることです。
笑える設定から始まり、最後には静かな優しさと別れの余韻が残る。その温度差も含めて、読後に心へ残る短編だと思いました。
どてらいさん、大賞受賞おめでとうございます🎊🎊🎊
アカリウム創作大賞に参加した人や個人賞に輝いた人も、どてらいさんの作品をあらためて見ていただけると、幸いです🐱
あらためて、アカリウム創作大賞に参加してくれたみなさん、ありがとうございました🐱
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