【海外旅行記 イラン⑧】ナクシェ・ロスタム アケメネス朝 4人の王が眠る墓
【注意】
当記事は、私のブログ「サユリスト.com」を閉鎖するにあたり、残したい記事(2023年11月執筆)を加筆修正しnoteに移したものです。
2026年6月現在、イラン全土の危険情報はレベル4(退避勧告)です。
イランへの渡航はどのような目的であれ止めてください。
2023年11月1日に行ってきた、イランの歴史的遺跡であるナクシェ・ロスタムをご紹介します。
ナクシェ・ロスタム(Naghsh-e Rostam)とは
ナクシェ・ロスタムは、イランのファールス州にある古代の遺跡で、ペルセポリスからは北西約 13 kmの位置にあります。
ナクシェ・ロスタムとは、伝説の英雄「ロスタムの絵」という意味。

ここには、アケメネス朝(紀元前550 ~ 330 年頃)の王である、クセルクセス 1 世、ダレイオス 1 世、アルタクセルクセス 1 世、ダレイオス 2 世、大きな4つの墓が崖に掘られています。
近くにあるナクシュ・ラジャブと併せて、ナクシュ・ロスタムは暫定世界遺産になっています。
ナクシェ・ロスタム 体験レポ
パサルダガエ観光後、私たちのツアーを乗せたバスはナクシェ・ロスタムに到着しました。
駐車場は広くて、この日ほとんど車はありませんでした。

入場受付とお手洗い。

崖に何か刻まれているのがはっきり見えてきますね。

残り3つが王墓。
それでは、王墓の近くに行ってみましょう。

遺跡マニアとしては、足場を利用して登って王墓の中を見てみたくなります。(笑)
向かって左側の崖には3つの王墓があります。

アルタクセルクセス 2 世、ダレイオス 1 世の墓。
手前に人が写っているのを見れば、この王墓のスケールがいかに大きいかわかってもらえると思います。

大きな王墓を作ったのか。
左の崖一番右にあるダレイオス2世の墓に近づいてみました。

夜は幻想的なんだろうな。

騎馬レリーフがあります。
上段では、王がローマ皇帝カルスを馬から追い落としている図。
下段は、国王が動物の頭の形の被り物を着けた馬にまたがった敵(インド・サーサーン朝の支配者ホルミズド1世・クシャンシャー)と戦っています。
どちらのレリーフにも、王の馬の蹄の下で死んだ敵が描かれています。
こちらは、バハラーム 2 世の「グランディ」レリーフ。

左側の5人は王冠を持っていることから
王の家族とみられる。
王の右側には 3 人の廷臣が立っており、そのうちの 1 人はゾロアスター教の司祭・カルティルではないかという説があります。
ガイドさんが「このレリーフは重要だ」というので写真を撮り、説明を聞きました。

の間にある「騎馬叙任式図」のレリーフ。
アルサケス朝パルティアをの王・アルタバノス4世を破ったアルダシール1世はササン朝を建国し、ゾロアスター教を国教に定めて自らを「諸王の王」と称した。

ディアデム(王位の標識であるリボンのついた環)を
アルダシール1世(左)に手渡そうとしている。
ナクシェ・ロスタムには王墓だけでなく、ゾロアスター教神殿と思われる遺跡も残っています

諸説ありはっきりしないそう。
遺跡好きとして、このフォルムだけでワクワクしちゃいます!!
穴に降りて階段を駆け上がりたい衝動に駆られますが、叶わないのが残念でした。
終わりに
紀元前という時代、険しい崖に4つも大きな墓を建てたのが本当にすごいです。
レリーフも綺麗に残っていますし、ゾロアスター教神殿と思われる建物もよく残っていると思います。
車だとペルセポリスから近いので一緒にご覧ください。
次回は、シラーズ ローズモスク(ナスィーロル・モルク・モスク)をご紹介します。

お楽しみに☆
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