歩いてみたら、台湾をもっと好きになった。〜台湾2日目〜
前回は、30年ぶりの海外旅行で台湾へ向かった1日目について書いた。
飛行機にドキドキしながら高松空港を出発し、無事に台湾へ到着。久しぶりの再会や歓迎会を楽しみ、気がつけば夜になっていた。
朝食はお粥から
そして迎えた台湾2日目。
観光できるのは、今日一日だけ。
明日の昼にはもう空港へ向かわなければならない。
せっかく台湾まで来たのだから、行きたい場所には行っておきたい。
その前に、まずは腹ごしらえ。
朝食ブッフェのため、2階のレストランへ向かった。
部屋番号を告げると、スタッフが席まで案内してくれる。

中華から日本食、洋食までそろっていて、見ているだけでも楽しい。


私は、お腹に良さそうなお粥と、目の前で焼いてくれるオムレツ、サラダを取り分けた。
食べ放題なのに、そんなに食べられないのは少しもったいない気もするけれど、最近は「おいしい」と思える量が食べられれば、それでいいと思うようになった。
初めてのUberに挑戦
お腹も満たされたので、身支度をして1階のコンシェルジュへ向かった。夜の足つぼマッサージの予約をお願いしつつ、今日の移動についても相談してみる。
最初は地下鉄を勧められたけれど、70代の方も一緒だと伝えると「Uberがいいですよ」とのこと。
アプリは入れていたものの、使うのは初めてだ。
ドキドキしながら予約してみると、車が今どこを走っているのかまで画面に表示される。
時間通りに到着した車に乗り込む。台湾人の運転手には「ニーハオ」と「シェイシェイ」でなんとか通じたようだ。
支払いもカードで自動決済。なんて便利なんだろう。初めてのUberは、思っていたよりずっと快適だった。
外に出ると、空はどんより曇っている。
それでも幸い雨は降っていなかった。
見学予定の衛兵交代式は、雨だと中止になることもあるらしい。
そう考えると、なかなか運が良かったのかもしれない。
中正紀念堂へ
最初に訪れたのは中正紀念堂。

台湾の初代総統・蒋介石を記念して建てられた、台北を代表する観光スポットだ。

広い敷地の中に音楽ホールや演劇場もあり、歩いているだけで気持ちがいい。

10時からの衛兵交代式を見学し、1階の歴史展示も少し回った。

台湾の歴史をほとんど知らない自分に気づく。日本に帰ったら少し調べてみよう。
龍山寺でお参り
次は龍山寺へ向かった。龍山寺は、台湾に来たら行きたかった場所のひとつ。

境内は多くの人でにぎわっていた。参拝の順番がよく分からなかったので、その場でAIに聞きながら進む。

どうやら反時計回りに回るらしい。見よう見まねで順番にお参りし、最後は、事前に調べていたおみくじにも挑戦。予習していたおかげで迷わずできた。


それにしても、これが無料なのは驚きだ。おみくじの内容を調べると「焦らなくても大丈夫。安心して進みなさい。」とのこと。これからのことを考えていた私には、なんだかちょうどいい言葉だった。
台湾限定スターバックス
いったんホテルへ戻って休憩。待ち合わせまで少し時間があったので、散歩がてら一人で近くのスターバックスへ。


娘に頼まれていた、台湾限定のコアラの水筒を購入した。

1000元。日本円で約6000円。
高い。
高いけれど、旅行中はなぜか「まあいいか」という気持ちになってしまう。ちょっと怖い瞬間である。
台湾の人がよく通うお店
その後、別行動していた同行者たちと合流し、5人で昼食へ。

地元の人に人気があるという料理店へ行ってみた。客家料理というレストランらしい。日本人の口にあうのかなと少し不安になったが、食べてみると予想以上においしかった。

みんなでいろいろ頼みシェアして食べた。

日本で食べる台湾料理ではなく、台湾で食べる家庭料理。
食べたことないのに懐かしい感じがした。
食事を終えて店を出たところで、帽子がないことに気づく。
料理店に戻ってみたが、なかった。どこで落としたんだろう。
旅先で物をなくすと、必要以上に落ち込む。
ダメ元でホテルの受付で尋ねてみると、なんと落とし物として届いていた。奇跡!どうやらロビーに落としていたらしい。お気に入りの帽子だったので、本当にうれしかった。思わぬところで、人のやさしさにふれた気がした。
迪化街を歩く
午後は5人で、迪化街へ。

歴史ある街並みを歩きながら、乾物屋さんやバッグ屋さんをのぞいていく。

土曜日だからだろうか。人も多く、行列のできているお店や試食ができるお店など、街全体が活気にあふれていた。

アーケードがあるので、雨が降っても歩きやすそうな場所ではある。ただ、店先にはあちこちに商品が積まれていて、人も多く、思うようには進めない。

日本とは違う、少し雑多で異国情緒のある雰囲気に惹かれた。時間があれば、もう少しゆっくり歩いてみたかったと思う。
ホテルのコンシェルジュに聞いたおすすめのお茶屋さんにも立ち寄った。

試飲させてもらった高級茶は、同じ茶葉に三回、四回とお湯を注いで飲むらしい。

台湾の本格的なお茶をゆっくりと味わう。街歩きで、こんな贅沢な時間を過ごせるとは思わなかった。
お茶屋さんを出てから、しばらくぶらぶら歩いた。雨は降っていないのに、空気は湿っていて、じわっと汗ばむ。こうなると、冷たいものがほしくなる。ちょうど目に入ったお店で、マンゴースムージーを注文した。

台湾でマンゴーを食べることも目的だったので、これも無事達成。
人の多さと蒸し暑さで、同行者にも少し疲れが見え始めたので、ホテルへ戻った。
まだ元気が残っていた女性陣は、ホテルから歩いて5分ほどの無印良品へ。
台湾限定の商品を見つけては、二人で盛り上がった。
若い頃は、海外へ行くとブランド品を見ていた気がする。
でも今は、無印の限定品で十分楽しい。
一緒に「これいいね」と楽しんでくれる人がいるのも、うれしかった。
最後の食事会から夜市へ
夜は台湾の方との会食へ。

この日も温かくもてなしていただいた。
サプライズで今日誕生日の方へケーキやプレゼントでお祝いし、台湾の方との和やかな時間を過ごすことができた。

会食が終わったのが20時過ぎ。
台湾最後の夜、疲れてはいたが、有志で夜市へ行くことになった。
もうUberにも慣れたものだと思って余裕をかましていたら、なんと行き先が漢字一文字違っていたのである。
全然違う方向へ向かい始め、かなり焦った。
幸い、英語が得意な方がいてくれて、なんとか行き先を修正。
感謝するとともに、日本に帰ったら、韓国語より英語を勉強しようと思った。
夜市は想像以上の人で、歩くのもやっと。

足つぼマッサージの予約の時間が迫っていたので、ジュースだけ購入し、再びUberで移動する。


ゆっくり見て回る時間はなかったけれど、「台湾で夜市に行けた」という事実だけで満足していた。
足つぼは健康診断だった
この日の締めくくりは楽しみにしていた足つぼマッサージ。
日本語が話せるお兄さんに「脳、疲れてる」「睡眠不足」「胃が弱い」「足パンパン」「内臓も疲れてる」と次々に言われ、しまいには「たくさん食べてもいいけど、よく嚙んで食べてね。」と言われた。
ほぼ健康診断である。
思わず苦笑しながら、かなりの痛さに悶絶した。
けれど、終わった後は想像以上に足が軽かった。
人のやさしさに触れた一日
ホテルへ戻ると、もう23時を過ぎていた。
今日も眠れるかどうかは分からない。
それでも、不安より楽しかった気持ちの方がずっと大きかった。
日本にいたら経験できないことがたくさんあった。
ホテルの親切なコンシェルジュ、落とし物を届けてくれた人、現地で迎えてくれた人たち。
振り返ってみると、この日は観光した一日というより、多くの人のやさしさに触れた一日でもあった。
台湾に来れてよかったな。
そう思いながら、静かに目を閉じた。
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