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『"FOREVER TOGETHER" in my GUAM`s memory』#10年前の手記より

グアム生活でのとある1日

🧩いつものように突然のお誘い✨

保育の専門書読みながら、
カウチポテトな休日をダラダラ過ごしていると
ドアから「ドンドンドンっ♪」ってノックの音!


開けてみると、
ロウガン
(グアムでお世話になっている家族の8歳の子)が✨

お世話になっている家族の
肝っ玉母ちゃんのディー
が、
ずっと多忙だった仕事、
イエローページ(日本でいうタウンページ)の
住所と電話番号に記載ミスがないか調べ、
発行する1年で一番忙しい工程

ようやく終えたということで、

「祝いに夕食を一緒に食べよう」

と誘われ、即答でYES!✨

グアムの
父ちゃん兼、兄ちゃんのスティーブと、
母ちゃん兼、姉ちゃんのディーと、
弟兼、息子のロウガンと

4人で、
ステーキハウスに行きました。

ディー、お疲れ様でした!


🧩@OUT BUCK STEAK HOUSE in GUAM


こっちは一品のメニューが
やや高めだけれど、
その分ボリュームがすごく、
前菜を食べているうちに
早くもお腹が膨れてきます。

そして、
40cmくらいのリブと
大きなチキンとステーキが運ばれ、
食え食えと、
俺の皿に盛り付けられていきました。

祝われるメインであるディーは
『もうお腹いっぱいだから』
と早めにリタイア、
その分を俺がなんとか平らげ
もうお腹いっぱい。

食後には更にでっかいアイスが運ばれ…
家族は「待ってました」と、
スプーンですくっていて、
『この家族はどんだけ食うんだ』
と見ていると

3人して机をタンタンと叩き

"タップ アウト♪(私らもう限界だからお前食え)"
と、巨大アイスがまわってきて

残りをヒーヒー言いながら
なんとか、たいらげました。

その後は、
ディーの好きなコーヒーショップで一息。

🧩スティーブとのいつもの会話


そんなほっと一息ついているときは、
大抵スティーブと話し込んでいます

「そういやそーや、
 こないだ日本から持ってきた
 聖書の解説本はもう全部読んだのか?」


「あー、大学の時に一回読んで、
 こっちでももう一回読んだよー
 俺はキリストは信じていないけれど、
 じいちゃんが宣教師だから
 旧約、新約聖書も家にあるんだー


 何回もトライするけど、
 いつも神が6日間で
 大地を作ったところ
 (ほとんど最初の数ページ)で、
 本を閉じて
 7日目の神と一緒に安息するんだよね」


ってなアホな感じな話から、

少しずついつもの2人のクセで
真面目な話になっていった――

グアムの神話のこと、

日本神話の話のこと。
(日本神話はあまり説明できず
 日本人として情けなかったので
 後日勉強しなおした)


その血筋の天皇家の話になり、
天皇制という日本の独特な風習を説明し、、

キリスト教の法王の話になり、

どちらも人間だね、っていう話から

法王は、
妊娠した母親が
子どもを育てられないことを理由に
堕胎することのないよう、
教会で子どもを育られるよう
働きかけた点はよい、
と言っていた。

ここでも俺は
天皇陛下と、天皇家の説明を
うまくできないままでいた。


他の一族は何をしてるのか分からず、
広大な土地と財産を少人数で所有し、
生まれてきたということだけで
身分と生涯を保障され、

象徴(シンボル)ってなんなんだ。

そこに特になにも感じず人々は生きている。

このとき思っていた率直な言葉を
スティーブに返す。


そこから――

君が代の話になって、
戦争時の天皇陛下の立ち位置

第2次世界大戦の話、

中国やアジア諸国への侵攻と
パールハーバー

日本の教職者は
国歌を起立斉唱しないと罰せられるということ

アメリカの公立校にも
国歌を歌わない学校があること、

グアムを含む、
日本が占領していた太平洋の島々のこと

日本は忘れられる国だから、
アメリカを好きな日本人は多いということ


たとえ原爆を2発打ち込まれても、
アメリカから
謝罪の言葉がなかったとしても

原子爆弾が戦争を終わらせた、
というアメリカの主張を2人で客観視して、

原子爆弾を打ち込む前に
勝利を確信していたが、
その威力と効果と対策を確かめたかった
アメリカサイドの思惑の話が挙がり――

コーヒーショップからの帰り道、
運転中もずっと2人でこんな話をしていた。

🧩8歳のロウガンのひとこと


ディーとロウガンは
後部座席に座っていたので、
話に加わることはなく、

ディーは、
疲れも溜まっていて
気付いたら眠りについていた。


ロウガンは8歳だし、
特別 彼に話を振ることもなく、
ずっとスティーブと話し込んでいた。


そして家に着く頃には
戦争では、何が良くて、
何が悪かったのか分からない、
全ての人間がクレイジーだった、
という話になり、


スティーブは原爆のくだりで、
俺に「すまなかった」と言い、

俺はグアムを占領していたくだりで、
「日本人がすまないことをした」と言った。


そして2人で、
重く、軽い、口調で

"It's ok. War is over"


と言った。

「今は――」


と言おうとしたときに、

後部座席から、
それまでずっと黙っていたロウガンが、

"Forever Together"


と、
静かに、はっきりと言った。

8歳の子どもが、
大人の過去の戦争の話に耳を傾け、


当時の大人たちに足りなかったこと、
今の日本に、世界に足りないことを

端的に、的確に言った。


この言葉があれば、
戦争は起きなかった。

この言葉があれば、
今ある戦争は止められる。

解決の糸口がきっと見つかる


家に帰ってきて、
泣きそうになってしまった。


世界を平和にするのは、
国でもなければ
宗教でもなければ、
救世主(メシア)でもなければ、
軍隊でも兵器でもない


"FOREVER TOGETHER"


この言葉が一人ひとりの
人間という生き物の胸の中にあれば

同じ種族が殺し合うことなく、
武器も軍隊も兵器も必要なく、

きっと平和がおとずれ
いつの日か
「平和」という言葉自体も
必要がなくなる。


2度と戦争が起きないように、
今ある戦争が武力でなく、
解決されるように。


この一つの世界で


永遠に


ずっと 一緒に



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