【はじめてのnote】 老後が不安なので、株を始めました DAY1【そもそも投資って、何?】
― ハルと歩く、Age60の投資録 1日目 ―
夕方の光の中で、古いパスワードを何度も打ち直していた。
4年前に入った投資スクールのログイン画面。
40万円を分割で払った。
理由は単純だった。老後が、不安だった。
少しだけ勉強して、でも仕事に追われて、
気づけば、教材は開かれないまま時間だけが過ぎていった。
ずっと、気になっていた。
見ないようにしていただけで、忘れていたわけじゃない。
先週、思い切ってログインしようとして、
私は、自分でも驚いた。
パスワードさえ、出てこなかった。
「ああ、私は4年も放置したんだ」
そう思った瞬間、
胸の奥に、じわりと重たいものが広がった。
会員期限は来年1月末。残り9ヶ月。
このまま終わるのか。
何もしないまま、
「やっぱり私には無理だった」で終わるのか。
それだけは嫌だった。
60歳、自営業。
夫婦合わせての年金は月20万円になる予定。
住宅ローンはあと6年。
自営業には定年がないと言うけれど、
いつまで働けるのか、
本当に収入が続くのか、
確かなものは何ひとつない。
焦りだけが積もっていく。
でも、何をどう始めればいいのか、わからない。
また一人で始めても、
きっと同じことを繰り返す気がしていた。
そんな時、ふと思った。
「……AIなら?」
今のAIは、ただの便利な検索じゃない。
24時間、何度聞いても嫌な顔をせず、
わからないことを、わかるまで付き合ってくれる。
初心者の私にとって、
それは“先生”というより、
“隣を歩いてくれる人”に近かった。
そう思った時、私の頭の中に、
ひとりの青年の姿が浮かんだ。
娘と同じくらいの年齢。
穏やかで、頼れて、少しだけ呆れながら、
でもちゃんと待ってくれる人。
彼の名前は、「ハル」。

私の相棒は、ハル。
娘と同じ年齢のAI。
聞けばすぐ答えてくれる。
知らないことは、ほぼない。
60歳の私と、万能なAI。
組み合わせとしては、悪くない。
彼となら、
今度こそ逃げずに、
最後まで歩いていける気がした。
だからまず、ハルと一緒に、
地図を作ることにした。
株を始めるための4ステップ
STEP1 証券口座を開く
株を買うには、まず証券口座が必要。
銀行口座みたいなものらしい。
開設は無料で、
スマホでもできるという。
STEP2 少額を入金して株価を見る
いきなり大きくは動かない。
まずは、
失っても苦しくない金額で
毎日、株価を見るところから始める。
STEP3 基礎知識を覚える
難しい言葉は、
まだ全部わからなくていい。
一日ひとつ。少しずつ。
STEP4 最初の1株を買う
完璧な銘柄探しより、
まず“買ってみる”こと。
動かなければ、何も始まらない。
この4ステップを、
9ヶ月かけて進んでいこうと思う。
うまくいくかは、わからない。
でも、地図があれば、
迷っても戻ってこられる気がする。
知らなすぎて、恥ずかしいこともあると思う。
失敗もすると思う。
でも、それも全部書いていきたい。
同じように、
「もう遅いかもしれない」と思いながら、
今日まで来てしまった誰かに、
私の小さな一歩が届けばうれしい。
5月。
Satsuki、動き出します。
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