かつおぶしのように踊れ
先日、何気なく入ったカレー屋さんに
「カレーきしめん」というのがあって、
何気なく注文した。
そしたらあつあつのカレーきしめんの上に
大量の「かつおぶし(削り節)」が乗っていた。
超薄くスライスされているらしく、
きしめんの上で踊る踊る・・
まるで巨大なクラブのようだ。行ったことないが
まるで意志があるようでちょっとキモチワルイ。
幻想の世界に引き込まれそうになったので、
あわててぐちゃぐちゃに混ぜたのであった。
ちなみに踊っているバックでかかっている曲は
民謡かつお節・・・おそまつ
最近の若者はやたらと踊る。
別にボクが若いころだって
ディスコ、なんてのもあったし、
サタデーナイトはフィーバーしていた。
ダンスが上手い人はやっぱりモテたと思う。
しかし、一般男子にとって踊りは鬼門だった。
「踊る男」は別の世界線にいる人で、
自分が住んでるこの街には存在しない、
存在してはいけないと思ってた。
けっこうマジで思っていた。
僕らよりさらに上の世代だと、
「歌」がそうだったような気もする。
人前で歌うなんてとんでもない。恥ずかしい。
学校の音楽の時間に歌わされるのは拷問だ。
しかしそれは「カラオケ」の出現で変わった。
いちばん嫌がってた上の世代が今は
いちばんカラオケ好きになってる感さえある。
ダンスも同じように変わったのだろうか。
何が引き金になったのだろう。
マイケルジャクソンか?TikTokか?
カラオケもそうだが、ダンスも
人に見せるもの、と割り切った瞬間に
恥ずかしいという壁が崩れた気がする。
とはいえ、そうなったらなったで、
上手い人と下手な人の格差が生まれる。
おじさんから見ると
あれはどう考えても特殊技能なので、
できる気もしないしやろうとも思わない。
しかし物心ついたときから
ダンスがある世界線で育った人からすれば
頑張れば会得できるスキルなんだろう。
マクドナルドのCMで
伊藤沙莉が上手に踊ってるのを見ると
やればできる感はすごく感じる。
CMといえば、よくは覚えていないが、
こういうのがあった。
成績が上がらず悩みながら勉強する少女がいて
それを励ます幻のもう一人の自分が現れ、
自分ともう一人の自分がダンスを始める。
自分に励まされる感動的なシナリオなんだが、
結局、勉強よりダンスが楽しいんじゃないか
と見えてしまった。
たぶんターゲットの学生は
そんなことは思わないんだろう。
それくらいダンスなんて日常で当たり前だから。
勉強は頑張ってやるものだけど、
ダンスは気がついたらやっているレベルの、
そんなものなんだと思う。
鉄板の上で勝手に踊る「かつおぶし」くらい
何も考えずに動いてるんじゃなだろうか。
