『逃げ上手の若君』25巻
自分は漫画は好きだけど「キャラ」にあんまり興味がないので、クライマックスのこの巻で一番面白かったところはやっぱりラストの尊氏の第4の壁ぶち壊しのメタ演出。
ああいうのがもっと見たいし、実際この漫画のテーマそのものを喋ってると思う。
松井優征が考えていただろう「歴史物」を創る意味。
そして「歴史物」がこの世にある意味。
それを物語のラスト近くで完全な言葉にしてぶつけてくる。
凄く「らしいな」と感じる展開。
だったからこそぶったぎられたのがちょっと残念。
本誌は読んでないのでどういう決着になるかはわからないけど、尊氏の「思想」をしっかり時行が上回って決着してほしい。
この漫画のテーマそのものをメタ込みでぶっこんできたからこそ、1段深い決着になりそうだったのに。
とりあえずでも最終巻読まないとわかんないかなあ。
それと今回の単行本で一番グッときたとこは、実は本編じゃなくおまけページだったりしました。

ジャンプの最前線で連載3つやり続けた人だからこその重さ。
松井優征はやっぱり基本「若く未来ある君へ」というスタンスで、漫画を通して少しでも「君」の人生のプラスになればを、本気で考えて実践してる人なんだろうなと改めて思う。
だからやっぱり週刊「少年」ジャンプの漫画家として理想的な人だし、好きなんだよなぁ。

