“ 電子音楽のセンス ” とは|見つけて・磨いて・活かすためのノウハウ
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「この曲、センスあるなあ〜」
音楽を聴いていると、そう感じることは、少なからず経験したことがあると思います。
では、
その “ センス ” とは一体何なのか?
この記事では、電子音楽に特化した「音楽的センス」 を
見つけて
磨いて
活かしていく
ためのノウハウを分かりやすく解説します。
ドイツ・フランス(世界遺産の広場)をはじめとするヨーロッパでの演奏経験やコンテスト入賞多数、YouTube動画本数34件で登録者数920人以上(2025年12月現在)の実績をもつ、音楽制作歴20年以上の筆者が培ってきた、
“ センスのノウハウ ” をすべて公開
します。
センスとは何かが全然わからなかった、昔の自分と同じように、「センスがないなあ…」と悩まれている方の力に少しでもなれたらうれしいです。
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- この記事の内容が響く人・響かない人
この記事で扱っている「センス」については、ひとつの目安として、例えば下記のような動画の音や雰囲気が好きかどうかで判断してください。
(もしくは筆者の他の動画)
もし、この動画を見たときに興味を感じるようであれば、本記事の内容はきっとしっくりくると思いますし、必ず役に立つはずです。
ぜひお読みください。
【 はじめに 】
noteでは主にハードウェア機材を使った音作りのコツについて紹介していますが、あえて「こうしたらセンスが良い音になる」といった断定的な切り口にはしていません。
それは、
センスが絶対的な基準ではなく、
人それぞれの価値観であり、
とても抽象的なもの
だからです。

仮に大多数が「センスが良い音」と感じる曲を聴いたとしても、必ず自分も同じようにセンスを感じるかどうかはイコールではありません。
ですが、誰かの音を聴いたときに「センス」を感じる瞬間は間違いなく存在し、すぐには言語化しづらいものの、「心がダイレクトに反応する何か」があるはずです。
この記事では、
「センスを理屈として伝えるのは難しい」
と分かった上で、誰もが理解できるように
「電子音楽におけるセンスのノウハウ」
を解説します。

なお、この記事の内容はあくまで筆者の経験と主観に基づいたものであり、絶対的な答えではないということをあらかじめご了承ください。
ここで紹介する内容が、
「 音楽制作をする中で、
どうすればセンスのある音や
曲が作れるのか 」
と悩んでいる方にとって、少しでも参考になればうれしいです。
(この記事は、音楽制作において「オリジナリティを高めたい」と感じている方向けの内容です。)
【 目次 】
・センスとは
◻︎▪️◻︎▪️◻︎▪️
第1章:音楽におけるセンスとは
▶︎ 創作するときの偏り
▶︎ 圧倒的技術、でも何かが足りない
▶︎ センスの有無 ≠ 音楽の価値
▶︎ 技術とは別の領域に存在する
▶︎ “ こういうものだろう ” という安心感
▶︎ センスを磨く第一歩
・第1章のまとめ
◻︎▪️◻︎▪️◻︎▪️
・第2章:センスを見つけるための方法
1. 好きな曲の “ あらゆる要素 ” をストックする
▶︎ 一流のアーティストが制作した楽曲を聴くこと
-何を聴くのかは、曲作りよりも重要
▶︎ 多くの楽曲を聴くこと
▶︎ 解像度高くストックすること
2. 情報を摂りすぎない
▶︎ 平均的な答えに影響されてしまう
3. 視点を変える
▶︎ 極端にしてみる
・第2章のまとめ
◻︎▪️◻︎▪️◻︎▪️
・第3章:音楽の中でうまくセンスを出す方法
1. ポップな要素とバランスをとる
▶︎ 実例1
▶︎ 実例2
- リスナーをさりげなく裏切る
2. 技術と技法
▶︎ 守 破 離 ( 吸収 ・ 実践 ・ 確立 )
▶︎ 音楽の基礎はセンスの土台
- 電子音楽のライブを観て感じたこと -
▶︎ あえて音をなくす - 余白の技法 -
- 音数の少ない曲の例
- あえて音を入れない
- 削る音を見つける3つのポイント
3. 周りを気にしない
▶︎ 自分の意識に耳を澄ませる
・第3章のまとめ
◻︎▪️◻︎▪️◻︎▪️
・第4章:電子楽器におけるセンスのアイデア
1. 機材選び
2. 音の組み合わせ
▶︎ 対照的な要素の「割合」
▶︎ 参考例:Robert Miles「Children」
▶︎ 対照になる例
▶︎ 注意点
3. ありそうでない可能性
▶︎ 埋もれている機能
・第4章のまとめ
◻︎▪️◻︎▪️◻︎▪️
・おわりに
【 センス とは 】
たとえば、『 センスの哲学 』(千葉雅也 著・2024年/文藝春秋)には、次のように書かれています。


つまりセンスとは、理屈で説明されるものではなく、まず直感的に伝わるものだということです。
もちろん、あとから論理的に説明できる場合もあります。けれど、最初の入口は感覚的に “ 一瞬で伝わるかどうか ” 、そこが重要なポイントです。
【 第1章 : 音楽におけるセンスとは 】
筆者が考える「音楽におけるセンス」とは、
平均からできるだけ遠く、
かつ、クオリティが高いもの
言い換えると、
オリジナリティがあり、
そのオリジナリティが
最大化されている状態
です。
平均という言葉をポップと言い換えるとイメージしやすいかもしれません。
▶︎ 創作するときの偏り
また、センスとは、意識的か無意識的かに関わらず、
音楽における作り手の 「 こだわり 」
だと考えています。
たとえば、ある曲を聴いたとき、事前に作り手を知らされていなくても「このアーティストの曲だ」と分かる経験があると思います。
それは、アーティストのセンスが音楽に強く反映されているからであり、他には真似できない揺るぎないオリジナリティがあるからだと思います。
音楽を作る際に、 「 何にこだわるのか 」
そのこだわりから生まれる、
創作する際の “偏り” こそが「センス」
です。
▶︎ 圧倒的技術、でも何かが足りない
ずっと昔、音楽活動を始めた頃、ライブハウスに出演したときのことです。その時の対バンの方が vocal のデュオで、洋楽カバーを中心としたユニットでした。
歌唱力は圧巻。
聴いた瞬間に鳥肌が立つほど
で、勝手なイメージですがラスベガスのコンサートホールでも通用するような完成度でした。

話してみると、ボーカル教室の講師とのことで、なるほど、と納得しました。技術も経験も確かなものでした。
ただし、「何か音楽的にいいなあ」というセンスを感じることはありませんでした。(とても失礼な意見を承知の上で、正直な感想です)
圧倒的な歌唱力、会場を魅了するパフォーマンスでありながら、何かが足りないと感じました。
その足りないものはおそらく「センス」だったと思います。自分なりに分析してみると、
・オリジナルではなく有名曲のカバーであること
・ボーカル以外はカラオケのような打ち込みの音
・音楽的な技術の高さ以外の新しい要素がなかった
これらがその要因だと感じました。
▶︎ センスの有無 ≠ 音楽の価値
誤解を避けるために先に書いておきますが、「音楽的なセンスを感じるかどうか」だけで、そのアーティストの価値を判断することには意味がありません。
センスを感じる・感じないということは、あくまで
受け手の感性によるものであり、
そこに絶対的な基準はありません。

つまり、誰かがセンスを感じなかったからといって、その音楽に「センスがない・価値がない」ということには決してならないのです。
ここで大事なのは、
「音楽的なセンス」と
「音楽の価値」は
まったく別物である
という点です。この2つは分けて考える必要があります。(重要ポイント)
▶︎ 技術とは別の領域に存在する
では、なぜ筆者が先ほどのDUOに“センス”を感じなかったのか。それは、
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