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業務がこなせる≠成果を出せる|若手マーケターが陥りがちな罠

『作業マーケター』になっていないか?

「今日もタスク終わらせた!」「会議も無事通った!」
日々の忙殺タスクをなんとかこなし、社内プロセスをなんとか通す。仕事デキてる感覚を覚える。

こんなときほど、危険信号かもしれない。
“業務がこなせる” と “成果を出せる” は別もの

若手マーケターが陥りがちな「作業をこなすだけのマーケター」から抜け出すために、私が意識していることをお話しします。


自己紹介

はじめまして、さむがり | 消費財マーケターです。

大手消費財メーカー18年目、マーケティングを担当。直近では、売上・利益ともに低迷していた化粧品ブランドの立て直し、V字回復を実現しました。

現在も現役マーケターとして、ブランド全体やプロジェクト運営をしながら、チーム構築やメンバー育成を行なっています。



「業務がこなせる」と「成果を出せる」は別


マーケターは膨大な業務に忙殺されてることが多い。

大小さまざまなプロジェクトがいくつも並行するし、多くの部署と連携するので会議や打ち合わせも多い。業務ごとに通すべき社内プロセスがあって覚えるだけでも大変。そこに小さな雑務も山のように降ってくる。

そして、こなすことで精一杯になる

で、なんとかスムーズに業務がこなせて、社内プロセスも通せるようになってくると、「自分、できるようになってきたかも!」と感じ、いつの間にか、業務をこなすことや仕事をうまく回すことがゴールになってしまったりする

こうゆう「作業マーケター」に陥ってしまっている人は、意外と多くいる気がする。正直言うと、僕も最初のころはそうでした…。

ただ、強烈に意識しなければいけない。


ひとつひとつの作業や業務、社内プロセスを通すことは、過程でしかない。

この「作業マーケター」から脱しないまま成果を出している人は、これまで見たことがない。
タスクはいっぱいこなすが、成果があまり出ないという状態になってします(昔の自分に伝えたい…)。



作業マーケターの大きな弊害


作業マーケターに陥ったときの最も危険なことは、「生活者不在のマーケティング」を無自覚で行ってしまうこと。
これは本当によく見る光景です。本当に…。

なぜかというと、社内プロセスを通すことが目的になってしまうから。
社内承認プロセスを通すことばかりに意識が向くと、承認者の意向ばかりを見た判断になる。ターゲットや生活者が不在になる。

「部長が好きそうな企画に寄せて提案しよう」

「前回もこのパターンで通ったから、今回も同じで」

「部長から“〇〇の方がいいんじゃん”と言われた。ターゲット見てると刺さらなそうだけど、進まないからそうしよう」

そうしているうちに、ターゲットや生活者が不在になる。

もちろん、やるべきと思ったことを実行するには、社内をうまく通さないといけないので、それは大事。


でも、本質的に大事なのはこの2つ。

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顧客にとって正しいか(気持ちと行動が動くか)
ブランドにとって正しいか

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社内議論の中に、この2つがベースにあれば良いのかと思います。

逆に、この2つが揃っていないなら、どんなに社内が通りやすくても、やるべきじゃない。

自分自身がこの2つを考え抜いたうえで、外野が感覚的な意見やパッとでのアドバイスを言ってきているようなら、ちゃんと説明・説得するべきだなと思います。

正しい方向へ進めるために、社内をどう進めるかも大事なスキル。社内を動かせないようであれば、生活者も動かせない。

※社内を全く見るなということではないです。
組織で働く以上、使うお金やリソースは会社のものなので、ガバナンス観点も含めて、適切な承認プロセスは必要だと思うので。



目指すべきマーケターの姿


じゃあ、どんなマーケターを目指すべきなのか。僕がよく自分やチームメンバーに言っているのは、

「作業マーケターではなく、マーケティングのプロになろう!」


もう少しちゃんと言うと、
『人の心(認識)を動かし、行動を促すこと』ができるマーケターを目指そう!、です。

ひとつひとつの作業や仕事の目的は、すべてここにつながるべき。

資料作成も、会議も、代理店との打ち合わせも、すべて「人の心を動かし、行動を促す」ために存在している
ここを常に考えるマーケターになれると、素敵だと思います。


実践方法


そして、個人的にとても実感しているのは、

この意識を持つだけでも「作業マーケター」から脱せれる

ということ。

どんなに優秀でも、タスクや作業が重なって忙殺されてしまうことはあります(特にコミュニケーション施策の制作フェーズ)。

でも、この意識を持つだけで、「今、作業マーケターになっちゃってるな」と客観視できて、行動を見直せる。その瞬間は作業に追われても、ひと段落したときに戻れる。


あとは、何を作業に追われているとき、もしくは会議や企画の場面で、

『ここまでの内容の中に、顧客への価値・ターゲットの気持ちや行動を促すという視点は1ミリでも入ってたか?』

と自分自身にこの問いかけるようにしてます。そうすると、ハッとする瞬間がある。

簡単ですので、もし作業マーケターになっているかもと感じている方はやってみるといいかもなと思います。



まとめ

「業務がこなせる」と「成果を出せる」は別物です。

目指すべきは、『人の心(認識)を動かし、行動を促すこと』ができるマーケター。

「生活者不在のマーケティング」にならないために
本質的に大事なのは、この2つの判断軸。

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顧客にとって正しいか(気持ちと行動が動くか)
ブランドにとって正しいか
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

きっと、この意識を持つだけで素敵なマーケターになれるのかなと思っています。



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