【子育て】選手として頑張る娘に親はどう向き合うべきなのか。悩んだ末に出た答え
娘が新体操の選手クラスに加わってから1年半。
私の日常は完全に「新体操」を中心に回り始めました。
週4.5回の送迎に、次々とやってくる月謝や必要経費の出費。働きたくても送迎のために勤務時間を延ばせないジレンマに、心はいつも余裕を失っていました。
「私は一体何のためにこんなに頑張っているんだろう?」~
先日公開した記事では、父と息子が「汗だく」で楽しむ姿をお伝えしましたが、あの時私は紆余曲折を経て穏やかな気持ちで娘の演技を見守っていました。
そうなるまでには「親としての自分の在り方」が分からず悩み続けました。
ヒステリックに怒鳴り散らしては自己嫌悪に陥り、泣きながら「親としての答え」を模索し続けた、長い葛藤の日々。
そこから見つけ出せた答え。
その経緯を綴ります。

1. 「見返り」を求めていた、苦しい1年半
新体操に掛ける出費と時間の割合は、我が家にとって決して小さなものではありません。
練習がある日は16時過ぎには家を出なければならず、もっと働いて収入を増やしたくても、私の働き方には制限が出てしまいました。
送迎に追われる平日、お弁当作りに消える休日、大会で数日間拘束されるスケジュール。
「私のこれだけの努力を、娘の結果で報いさせてほしい」
無意識のうちに、私は娘にそんな「見返り」を求めるようになっていました。
練習は一生懸命取り組むけれど、家では自主練もせずのんびりしている娘の姿。そのギャップにイライラが募り、私はいつしか娘が何か上手くできないたびに怒鳴るようになっていました。
「これだけサポートしてるのに本気度が見えない。こっちも大変なのに!」
ヒステリック状態の私を見て、夫が言いました。
「今の親子の姿は健全じゃない。もう新体操をやめよう。やめれば、全部解決するから」
その一言に、私はハッと我に返りました。
2. 少し前から始めた、10分の「考える習慣」
夫の言葉をきっかけに、私は自分に問いかけました。
私は「新体操×娘」に何を求めているのか。
たどり着いた答えは、
新体操の技術以上にこの経験を将来の娘へとつなげる「自分で考える力」、
すなわちロジックシンキングの育みに変えていくこと
でした。
約5ヶ月前から、練習後に毎回「練習ノート」を書く習慣を始めました。
最初は何を書けばいいか分からず戸惑っていた娘。
隣で私や夫が一緒に考えて言葉を引き出す日々でしたが、最近では確かな変化が起きてきました。
練習から帰ると娘が自らペンを握り、一人でノートに向かうようになったのです。
「ここは、もっと指先まで意識した方がいいかな」「次は、このタイミングでもっとこういう表情を作ってみよう」
ボソボソと独り言を言いながら、自分の演技を頭の中で再生し、改善策を絞り出す10分間。
娘が「やらされる練習」を卒業し、自分の力で「正解」を見つけようと試行錯誤する姿を見て、ようやく私は「もっとやらせなきゃ」という執着を手放すことができました。


3. 大会当日に私を包んだ安心感

そして迎えた1月末の長野県主催の「クラブカップ」。
以前の私なら他の子と点数を比較してはピリピリし、娘を追い詰めていたはずです。
けれどこの日は違いました。
同じチームには娘より上位に入った子もいます。
それでも不思議なほどその子の結果が気にならなかったのです。
「あの子はあの子。娘は娘。この数か月で自分で考え、自分なりに答えを出して挑戦してきた」
そう確信できていたから、穏やかな気持ちで娘と向き合うことができました。
その安心感こそが私がこの1年半の苦悩の末に、ようやく手に入れたものでした。
4. 数字以上に、価値のあるもの
結果は58人中、21位。 頑張りました!
自己最高点を出した娘に、私は心から「頑張ったね!」と声をかけることができました。
もちろん、成長の幅はまだまだあります。
これからも「どうすれば点数が上がるのか」と一緒に頭を悩ませる日は続くでしょう。
でも、今は確信しています。
自分で考えたことを、本番のフロアで挑戦する。
その勇気と自信を積み重ねていくことこそが、新体操を通じて娘が手にする一生モノの財産になるのだと。
そして「考える習慣」がやがて社会に出た時に娘の強みになる、と。
学びをもらっているのは、私の方だった
選手として頑張る娘を支える日々は時に過酷で、親も迷い、傷つきます。 「何のために頑張っているんだろう」と泣いた夜もありました。
けれど娘の背中を追いかけ、共に悩み抜いた時間は、私に「信じて待つ」という大切な教訓を教えてくれました。 親としても素晴らしい機会をもらえていることに、今は心から感謝しています。
これからも娘が描く目標の隣で、最強の伴走者であり続けたいと思います。

今回の遠征の「楽しい思い出」はこちら
私が会場で自分自身と向き合っていた間、男子チームは長野市を満喫してくれていたようです。
「冬の長野、子連れでどこに行こう?」と迷っている方の参考になれば嬉しいです。
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