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「自殺未遂問題ジャーナリスト」になりたい

これまで、他人からの質問や各種書類などで「職業」を聞かれると、「無職」と答えてきたが、これからは「自営業」とか「フリーランサー」と答えられるかもしれない。
 
というのも、私は、自分の自殺未遂経験から、おそらく、日本では誰も名乗ったことがないのではないかと思われる「自殺未遂問題ジャーナリスト」になりたいと思っているのだ。
 
こう思うようになったきっかけは、

で書いた、地元紙のA記者からのメールにある。
 
「〇〇さん(私)に対する取材については、最大限ご意向を尊重したいと考えております。ただし、私たちも記者ですので、取材全体のプロットはこちらで描かせていただきたいと思います」とあった。
 
このことが、ずっと頭に引っかかっていた。
 
私は、少なくとも中学1年から大学2年ごろまで、本気でアナウンサーになりたいと思っていた。複数のアナウンス学校に行ったこともある。
 
就職活動では、入社はしなかったものの、地方テレビ局からの内定もあった(アナウンサー職ではないけれど)。あの時辞退していなければ、放送記者になれていた。
 
「私たちも記者ですので…」とのコメントを見て、放送記者一歩手前まで行った私は、ジャーナリストを名乗ってはいけないのか、考えた。
 
手元の国語辞典の「ジャーナリスト」の項を見ると、「新聞・雑誌のニュース解説や原稿を扱う記者・編集者や、時事問題の執筆者(解説者)。〔ラジオ・テレビなどについても言う〕」とある。
 
ワイドショーのコメンテーターには、自身の経験を生かして「〇〇ジャーナリスト」を名乗り、出演している人も少なくない。
 
少なくとも、「航空会社グランドスタッフ上がりのゲイ」が、ジャーナリストになってはいけない、というルールはない。
 
「時事問題の執筆者(解説者)」という点からいえば、ジャーナリストとは、その分野について自分なりに研究して発信することを継続していれば、自己申告制の職業とも言えるのではないか。
 
確かに、元〇〇新聞記者とか、元〇〇放送キャスターなどの経歴があれば、信頼性は増すだろうが、私のような自殺未遂者が、その経験を生かして社会に問題提起し、解決策を提示し、大学で学び、地域で活動することは、一種のジャーナリスト活動に他ならないのではないか、とも思う。
 
印刷会社に行って「“自殺未遂問題ジャーナリスト”の肩書きで名刺をつくりたい」、と言ってもギョッとされそうな気がするから、まずは、スーパーにある1枚5円のコピー機で印刷したものを、カットして名刺としてみたい。
 
名刺をつくろうと思いはじめたら、無職でどうしようもない自分が、自己満足でしかないとしても、「いっぱし」の社会人に戻れるような気がしてきた。

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