見出し画像

『どこがいい?』は嫌われる

「『どこがいい?』って聞かれた瞬間、ああ、この人は私に丸投げしてくる人なんだなって」。
施術中に聞いた、ある女性が言ってたことがすごく腑に落ちた。
あなたが「優しさ」で聞いた言葉が、彼女の負担になってるかもしれない。


僕はかつて、女性用セラピストとして3年以上、1000人以上の女性を接客してきた。
施術の中で、女性たちが普段は誰にも言えない本音を聞いてきたので、それを共有したい。

「どこがいい?」「何食べたい?」「いつ会える?」
これらは、男が「優しさ」のつもりで使う言葉だ。

だが、女性にとって、これらは全部同じ意味で受け取られている。

「私に決めさせる男だ」

女性は、決めさせられることに疲れている。
決めてくれる男を、彼女たちは無意識に選んでいる。

今回は、女性が席を立ちたくなる8つの口癖を、NGとOKで並べる。
最後に、その8つに共通する1つの軸を伝える。




口癖①:「どこがいい?」

NG

「今度どこ行きたい?どこがいい?」

OK

「今度ご飯行こう。◯◯・△△・□□の3つ気になってるんだけど、どれ興味ある?」

ある女性が言った。
「"どこがいい?"って聞かれた瞬間、ああ、この人は私に丸投げしてくる人なんだなって。デートの計画を一緒に考える時間も、全部私の負担になる」

別の女性は、こう言った。
「彼に"3つ候補あるんだけど"って絞って提案された時、私のために調べてくれたんだなって、それだけで嬉しかった」

質問は、丸投げと同じ意味で届く。
提案は、関心と同じ意味で届く。
そして3択に絞った提案は、関心と尊重を同時に届ける。


口癖②:「何食べたい?」

NG

「夕飯どうする?何食べたい?」

OK

「和食・イタリアン・中華なら、今日はどんな気分?」

「何食べたい?」と聞かれた女性は、一瞬で「考えるモード」に入る。
和食・イタリアン・フランス料理・中華・韓国料理。
選択肢が多すぎて、彼女の脳は疲れる。

ここで効くのが3択ルールだ。
この5ジャンルから、相手に合わせて3つに絞って提示する

「和食・イタリアン・中華なら、どんな気分?」と言われた女性は、「選ぶだけモード」に入る。

ゼロから考えなくていい。
3つの中から気分で選ぶだけ。
これなら、彼女の脳は疲れない。

ポイントは、1択でもなく、5択でもなく、3択であること。
1択は押しつけ、5択は丸投げ、3択だけが「あなたのために絞った」というメッセージになる。

「彼に"和食・イタリアン・中華ならどれがいい?"って聞かれた時、私のために考えてくれたんだなって思いました」
これが、女性の本音だ。


口癖③:「いつ会える?」

NG

「いつ会えるかな?」、「来週とか空いてる?」

OK

「来週の金曜・土曜・日曜の夜なら空いてるんだけど、都合いい日ある?」

漠然とした質問は、女性に「断る余地」を与えてしまう。

「いつ会える?」と聞かれた女性は、頭の中でカレンダーを開く。
予定を確認しているうちに、「来週は忙しいから、再来週でいいや」と先延ばしする。
そして、その「再来週」は来ない。

ここでも3択ルールが効く。
具体的に3日候補を提示された女性は、カレンダーに照らして「この日なら」と選ぶだけでいい。
1日だけ提案すると「その日はちょっと…」で終わるが、3日あればどれかは合う確率が一気に上がる

「予定を3つ出してくれる人と一緒にいると、楽。私が動かなくていい」
これは、現場で何度も聞いた言葉だ。


口癖④:「映画見る?」

NG

「今度映画見る?何か見たいのある?」

OK

「『◯◯』『△△』『□□』が気になってるんだけど、どれが面白そう?」

「映画見る?」は、ジャンルの確認すらしていない。
これを聞かれた女性は、自分でジャンルを決め、自分で作品を選ぶことになる。
それは、自分一人で映画を選ぶのと変わらない。

ここでも3択ルールだ。
3作品ピックして提示された女性は、彼の好みを知れる。
3つの中から選ぶだけだから負担もない。

彼の好きなものに付き合うか、断って別の提案をするか。
どちらにしても、会話が始まる。

1作品だけだと「興味ない」で終わるが、3作品あれば「これなら見たい」が見つかる。

選択肢は3つ、それ以上でも以下でもない
これが原則だ。

「今度映画見る?何か見たいのある?」は、「自分の関心を見せられない男」のサインだ。


口癖⑤:「次どうする?」

NG

「次、どうしようか?どこ行く?」

OK

「次は◯◯行こう。前話してた△△、見たいって言ってたよね」

これは、デートの最中に発する一言だ。
食事が終わった後、店を出た瞬間など。

「次どうする?」と聞かれた女性は、「もう終わった気分」になる。
彼自身が、デートの設計を投げ出したように感じる。

「次は◯◯行こう」と言える男は、デートを最後まで設計している男だ。
そして「前話してた△△」と付け加えた瞬間、女性は気づく。
「この人、私の話を覚えてくれてる」

これが、彼女の中で「もう一回会いたい」を作る。


口癖⑥:「楽しい?」

NG

「楽しい?大丈夫?」

OK

(無言で観察する。彼女の表情で判断する)

「楽しい?」と聞かれた女性は、嘘でもYESと答えるしかない。
本当に楽しんでいる時、女性に「楽しい?」と聞く必要はない。
楽しんでいないから、確認したくなる。

そして、確認したくなる男は、不安を抱えている男だ。
不安を見せる男は、女性にとって「一緒にいて疲れる男」になる。

「楽しい?」を口にする代わりに、彼女の目を見る。
目に光があるか、伏せ気味か。
声のトーンは高いか、低いか。
それを見れば、聞かなくても分かる。

「楽しい?って何度も聞かれた日、本当に疲れちゃって。"楽しいよ"って言うのが仕事みたいになって」
これが、女性の本音だ。


口癖⑦:「何でもいいよ」

NG

「俺は何でもいいよ。君の好きにして」

OK

「俺は◯◯がいい。でも君の好みも聞きたい」

「何でもいい」は、優しさじゃない。
意見がない、ということだ。

意見がない男は、女性にとって「この人のことが分からない」と感じる。
分からない人を、女性は信頼できない。

自分の意見を持ちつつ、女性の意見も聞く。
自分軸を持ちながら、相手軸も尊重する
これが、選ばれる男の話し方だ。

「彼が"俺はイタリアン派"とか自分の好み言ってくれると、ああ、この人の中身が見えるなって嬉しい。"何でもいい"の人は、いつまでも他人」


口癖⑧:「君の好きにしていいよ」

NG

「全部任せるよ。君の好きにしていいよ」

OK

「君の話、もっと聞かせて」(受動から能動へ)

「君の好きにしていいよ」は、表面的には「相手を尊重している」ように見える。
だが、女性にとって、これは「自分は何もしません」宣言として届く。

選ばれる男は、女性に決めさせるのではない。
女性の話を能動的に引き出して、その中から提案する。

「君の話、もっと聞かせて」と言える男は、女性の世界に入っていく男だ。
入ってきた男にだけ、女性は心を開く。

「彼に"君の好きにしていいよ"って言われた時、寂しかった。"任されてる"じゃなくて、"放置されてる"気分」
これが、女性の感覚だ。


8つに共通する1つのこと

8つの口癖、全部に共通しているのは、ひとつだけだ。

「自分で決めない男」

質問の形を取って、女性に決めさせる。
意見を持たないことを、優しさのフリで隠す。
任せるという言葉で、責任を放棄する。

それを、女性は瞬時に見抜いている。

そして、こう判定する。

「この人と一緒にいると、私が全部背負うことになる」

その瞬間、女性は心の中で席を立つ。
体はその場にいても、心はもうそこにはない。


「決める男」が作る安心感

逆に、選ばれる男は、決める。

行き先を決める。
日時を決める。
食事を決める。
何が好きか、嫌いかを言う。

これは「俺様」ではない。

自分軸を持ちつつ、相手の意見も聞く男だ。

ある女性が言った。
「彼は決めてくれるけど、私の意見も必ず聞いてくれる。"これでいい?"じゃなくて、"これがいいと思う、君はどう?"って。だから、押し付けじゃないんですよね」

これが、選ばれる男の話し方だ。

「決める」+「聞く」
両方ある男だけが、女性に安心感を与える。


3択がもたらす、もう一つの効果

3択提案は、ただ「決められない男」を脱するための技術ではない。
本質はもっと深いところにある。

自分が選択肢を与えることで、相手が選びやすい環境を作る。
そして、女性はその中から、自分で道を選ぶ。

これが、3択の核心だ。
押しつけでもなく、丸投げでもなく、用意された道の中で、彼女自身が選ぶという体験。
これが、女性に「尊重されている」という感覚を残す。

そして、もう一つ大きな効果がある。

普段から3択を投げ続けていると、ある日、女性のほうから提案してくれるようになる。

「ねえ、今度ここ行きたいんだけど」
「実は前から、こういうの食べたかったの」

これが起きた瞬間、関係は次のステージに入っている。

なぜなら、女性が自分から提案するのは、安心して心を開いた相手にだけだからだ。
普段、提案する側にいない女性が提案してくる。
それは、彼女が本心を見せてくれた証拠にほかならない。

3択は、相手の負担を減らすだけの技術ではない。
相手が本心を出せる土壌を作る技術でもある。

決める男になるとは、最終的に、
女性が安心して、自分の本音を言えるようになる男になるということだ。


優しさの定義を、書き換える

ここまで読んで、こう感じた人もいるはずだ。
「相手に任せるのが、優しさじゃないのか?」と。

違う。
そこを、はっきり書き換えてほしい。

優しさは、相手に任せることじゃない。
相手に選択肢を与え、その中で選びやすいようにすること——それが、優しさだ。

「何でもいいよ」、「君の好きにして」は、優しさの顔をした放棄だ。
本当の優しさは、相手のために考え、相手のために絞り、相手が選びやすい3つを差し出すこと。

その手間を惜しまない男だけが、女性にとっての「優しい男」になる。


流れを作る男になるために

最後に、選ばれる男の話し方を3つの原則にまとめる。

原則1:質問より、3択提案

「どうする?」をやめて、「A・B・Cならどれがいい?」に変える。
1択は押しつけ、5択は丸投げ。
3択だけが、関心と尊重を同時に届ける

原則2:自分の意見を先に出す

「何でもいい」をやめて、「俺は◯◯」と言う。

原則3:相手の話を能動的に引き出す

「任せる」をやめて、「もっと聞かせて」と言う。

この3つを意識するだけで、8つの口癖は自然に直る。
そして、女性はあなたを「決められる男」として認識し始める。

それが、「流れを作る男」の正体だ。


今日からできること

明日からのデートで、「どこがいい?」「何でもいい」を禁句にしてほしい。

代わりに、毎回自分の意見を先に出す
相手に決めさせない。
任せない。
投げない。

最初は不安かもしれない。
「自分の提案、嫌がられたらどうしよう」と。

だが、安心してほしい。
女性は、提案してくれる男を断ることに慣れている。
断られたら、別の提案をすればいいだけ。

何もしないことの方が、何倍もマズい。

決める男になった瞬間、女性はあなたから席を立たなくなる。


「決められない男」のさらに先へ

今回の記事では、8つの口癖と共通する1つの軸「自分で決めない男」、そして3択提案で関心と尊重を同時に届ける原則を伝えた。

ただ、ここから先、もう一段深いレイヤーがある。

  • なぜ「3択を意識する」男ほど、選択肢を出すタイミングを外すのか

  • 「決める男」と「押し付ける男」を女性が数秒で見分けている1点は何か

  • 8つの口癖をやめても、その先で会話が続かない男に何が足りないのか

これらに答えを出しているのが、有料マガジン「モテの教科書 Vol.2 会話大全」の第2章「何を話すか──自己開示は『させる』もの」と第5章「主語を相手に置く──会話の上位思想」だ。

第2章+第5章で扱っているのは、こういう内容になる。

  • 会話の本質は3点(話す・聞く・共感する)

  • 「決める男」の身体表現(言葉ではなく所作で決める)

  • 主語を相手に置く上位思想(決めながら相手の意志を起点にする両立)

  • 3択の応用形(食事・予定・話題・行き先・写真など領域別の出し方)

  • 自己開示は「させる」もの(自分から差し出さず、引き出させる構造)

「口癖を直す」記事ではなく、「会話の本質3点を、状況別に身体に落とす」内容だ。
「自分で決めない男」を脱したあとに必要な「決めた中身で会話を回す技術」まで含まれる。

そして、会話大全は全6章+序章+終章+特典で、第2章と第5章は会話の中核にあたる。
コミュ障2分類診断・聞く・共感する・褒め方・先にギブまで含めて、「会話で女性を疲れさせない男」の全体像が手に入る。


最後まで読んでくれてありがとう。
もし参考になったと思ったら、スキ(❤️)を押してもらえると嬉しい。
noteのアカウントを持っていない人でも押せるので、ぜひ押してほしい。
次の記事を書く励みになる。

フォローすると、女性の本音をもとにしたモテの話を定期的に届けられる。悩みがあればDMへ。


さくら|女性の本音を知るモテ講師

いいなと思ったら応援しよう!