【なぜ、真面目な人ほど何かを始めても続かないのか#3】続く人は継続を生活に落とし込んでいる
第2話では、
「継続」や「習慣化」を目指す中で、早い段階から「自分らしさ」を取り入れてしまうと、かえって続かなくなってしまう。
そんな現象について整理しました。
今回の記事ではそこから、
「生活にどう組み込めば、継続しやすくなるのか?」
という話をしていきます。
結論から言うと、
続いている人は特別な意志力を持っているわけでも、
モチベーションが高いわけでもありません。
違いはただ一つ。
「どれだけ生活の中に、無理なく溶け込ませているか」
それだけなんですよね。
どういうことなのか。
次の章から詳しく説明していきます。
継続できない理由は、意志の弱さじゃなかった
多くの人は、何かを続けようとするとき、
無意識のうちにこう考えます。
時間を作らなきゃ
余裕がある日にやろう
やる気が出たらやろう
確かに何かを新しく始める場合、
これまでの生活のどこかで時間を捻出したり、
モチベーションを高めたりする必要はありますよね。
一見すると正しそうですが、
実はこの考え方こそが「続かない原因」を作り出していたりします。
「どれだけオートマチックに動けるか?」が重要
「じゃあどうしたいいの?」
ってところですが、
「続いている人は、やるかどうかをその都度考えない」
ということですね。
あらかじめ生活の中に「いつ」「どこで」「何をするか」
が決まっている。
例えば僕の場合だと、
朝、起きたらまず英語の勉強を始める。
出勤時の電車に乗ったらXで投稿や返信をする。
みたいなことですね。
「この時、場所ではこれをする」
のような行動のトリガーを決めておくことで、
やる気や気合に左右されずに行動できるようになっていく
ということなんですよね。
だから逆に言うと悪習慣もこれで説明できたりします。
ダイエットをしているのに、仕事から帰ったらおやつを食べてしまう
スマホで時間を確認したついでにスマホの通知をチェックしてしまう
寝る前にスマホを触ったら、そのまま30分経っていた
これも、
特定の時間、場所に身が置かれると
勝手に身体が条件反射のように動いてしまうということ。
だから悪習を断つのもやる気や気合でもなく、
「こういった場面をどんだけ作らないか」
というところにかかってくるだけです。
要は、継続の正体はやる気や気合といったメンタルの問題ではなく、
どれだけ生活の中に、
やりたいこと・続けたいことを
自然に溶け込ませられるか。
もはや「配置」の問題でしかないんですよね。
だからこの環境が作れる人は、
頑張る必要がないし、迷う必要もない。
ということ。
生活に溶け込ませると、継続は勝手に起きる
ここまで読んで、
「継続」や「習慣化」には、やる気や気合よりも、
生活にどれだけ溶け込ませられるかの方が大事。
そんな感覚は、なんとなく掴めてきたはずです。
でも実際には
「具体的にはどうしたらいいの?」
と思った人もいるかもしれません。
ここでは具体的にどう生活に溶け込ませるか?
についてもう少し深堀っていきたいと思います。
「時間をつくる」という考え方を捨てよう
まずは何かを新しく始めようとするとき、
多くの人はまず「時間を作らなきゃ」と考えると思います。
忙しい日常の中で、
どこかに空き時間を見つけて、
そこにやりたいことを押し込もうとする。
一見すると、すごく真っ当な考え方ですよね。
でも実は、この発想そのものが、
継続を難しくしてしまう原因だと僕は考えています。
極論を言うなら、
「時間を作ろう」と考えると、大抵「継続」「習慣化」はうまくいきません。
なぜなら、
仕事・家庭・疲労・予定変更など、
時間を奪ってくるものは無限にあるからです。
「今日は忙しかったから無理」
「余裕がある日にまとめてやろう」
こうして、
空いた時間でやるかどうかを毎回その場で判断する状態が続くと、
継続は一気に不安定になります。
だから続いている人は、
時間をあえて「作る」ということはしていません。
じゃあどうするのかっていうと、
やる場所やタイミングを固定することで、生活の中に溶け込ませる
ということです。
例えば、
朝起きてからの30分
通勤電車に乗っている間
お風呂に浸かっている間
大事なのは「長さ」や「密度」ではありません。
生活のどこに置いたら行動のトリガーが勝手に発動するか
そこだけを決めているんですよね。
ネタ探しをしない仕組み
次の具体例は、発信に取り組んでいる人に特に起きやすい話です。
毎日、何かしらの発信をしようとすると、
多くの人は「今日は何を書こう…」と悩んでしまいがち。
しかし、この悩みこそが、
発信がストップしてしまう最大の原因だと僕は思っています。
というのも、この状態に入った時点で、
継続はかなり難しくなっているからです。
もちろん、僕自身、何度も経験してきました。
だから発信が止まってしまう人の気持ちはかなりよくわかっているつもりです。
ではなんでこの悩みが発信を止めてしまうのかというと、
ネタ探しという行為そのものが、想像以上にエネルギーを使うからです。
「継続」や「習慣化」にまだ慣れていない段階で、
毎回ゼロからネタを探す。
正直、それを日常的に続けるのは、最初から難易度が高すぎるんですよね。
一方で、
発信が長く続いている人は、
実はネタを「探す」ということをほとんどしていません。
じゃあ何をしているのかというと、
自分の生活の中で起きたことを、そのまま使っているだけなんですよね。
つまずいたこと
うまくいかなかったこと
こうした出来事は、誰の生活の中にも必ずあるはずです。
そして、そうした出来事に対して
自分が何を考え、どう行動し、結果的にどうなったのか。
続いている発信者は、
それを「コンテンツ」にしようとしているわけではなく、
過去の自分に向けてメモを書くような感覚で言葉にしているだけ。
だから、
発信のために何か特別なアウトプットをしているわけではない、
ということ。
普段の生活の延長線上で、
「昨日の自分に、今の自分が一言返す」
それくらいの距離感で書いている。
これが結果として、
ネタ探しという工程そのものがなくなり、
発信が生活の中に自然と溶け込み、
長く続いていくようになる。
ということなんですよね。
僕自身の話
僕自身、
朝活・英語学習・発信を何年も続けています。
とはいえ、
正直に言うと、毎日やる気があるわけではありません。
むしろ「今日はやりたくないな」と思っている日の方が多いぐらいです。
それでも続いているのは、
これまでお話ししてきた通り、
「やるかどうか」を考えない仕組みにしているからだと思っています。
例えば、
朝起きたら、まず机に向かう
YouTubeを開いたら、シャドーイングを始める
電車に乗ったら、Xで発信や返信をする
どれも、
「今日は頑張ってやろうかな?」とか
「今日は疲れているから休もうかな?」
みたいなことをいちいち考えて行動しているわけではありません。
この場面では、これをやる。
ただそれだけを決めているだけだったりします。
継続とは「判断をしない状態を作ること」
結局、
「継続」や「習慣化」っていうのは、
自分の意志で毎日頑張って続けているというより、
条件反射で体が動いている感覚に近かったりします。
一日あたりの行動量は小さくても、
生活の中に溶け込ませるように日々、積み重ねていく。
これが結果として、
「頑張らなくても続くもの」に変わっていくというもの。
だから今は、
「今日はやらなかったな」という日の方が、
どこか気持ち悪く感じます。
この感覚になってきて初めて、
「継続」や「習慣化」って、
意志や気合の問題じゃなかったんだなと実感しました。
続けられる人が特別なんじゃない。
「昔は三日坊主だった」
「何度も挫折してきた習慣」
こういう人が普通であり、
特別に見える人は、仕組みに身を預けているだけ。
それだけの違いなんだと思っています。
まとめ
これまでお伝えしてきた通り、
継続ができるかどうかは、意志の強さでも、才能でもありません。
違いはただ一つ。
生活の中に、どう配置しているか。
それだけです。
日々の行動量は少なくても構いません。
再現性をひたすら守る
同じ形で、同じリズムで
最低でも4〜6週間、淡々と続ける
これができれば、
これまで「三日坊主」や「挫折し続けてきた」って人でも
驚くほど自然に継続できる状態に入っていきます。
次回はこんな話
第1話から今回の第3話を通して、
「継続」や「習慣化」が止まってしまう理由と、
続く状態を作るための土台について整理してきました。
ここまで読んでくれた人なら、
継続そのものは、思っていたほど難しい話ではないと感じているはずです。
ただ一方で、
「発信」となると、話はもう一段だけ難しくなります。
何をどう続けるか?
続けながら、どう価値を積み上げていくか?
需要や競合を意識し始めた途端、
判断が増え、「続けられなくなる」人が一気に増えるのが
発信することの難しいところ。
発信するたびに
「これでいいのかな」
「意味あるのかな」
と、立ち止まって考えなくて済むような「発信の構造」を、
あらかじめ設計できているか。
次回は、
僕がサラリーマンとして働きながら、
やる気を削らず、余分な時間も増やさず、淡々と無理なく
「毎日続く型」を作ってきた発信の設計について、
さらに具体的な話をしていきます。
ちなみに…
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