【なぜ、真面目な人ほど何かを始めても続かないのか#2】「自分らしさ」を入れようとして、逆に止まる
第1話では、
真面目な人ほど、やる気があるが故に途中で継続できなくなってしまう。
そんな現象について整理しました。
今回はそこから少しだけ視点を変えて、
多くの人が無意識にやってしまっている「考え方」について話します。
それが、
「自分らしさ」を早い段階で持ち込んでしまう
ということ。
一見すると前向きで、むしろ良さそうに聞こえる
この「自分らしさ」という言葉が、
なぜあなたの継続を止めてしまうのか。
僕自身の実体験を交えながら、その「ズレ」を整理していきます。
自分らしさを意識した瞬間、再現性が崩れ始める
たいていの人は何かを始めるとき、
「継続してやれるだろうか…」
と、考えるはずです。
そう考え、
YouTubeで動画を漁ったり、
書籍を読んでみたりして自分なりに最善だと思える方法で
取り組みを進めていくのではないでしょうか。
特に最近では「再現性」があるかどうかも
見極めのポイントになってきている気がします。
まずは言われた通りにやってみよう
うまくいっている人のやり方を真似してみよう
この段階ではまだ迷いは少ないはず。
やることも決まっているし、
考えることも少ない。
むしろ、
「今回こそは継続できる」
と信じ切っていると思うので、
チャレンジングな日々にワクワクしている人も
少なくない時期だと思います。
その結果、
意外とこの最初の数日は続いたりします。
ただ少し慣れてくると、頭の中に別の声が出てきます。
途中から「自分ならもっとやれる」が始まる
少し慣れてきたから、もっとやろう
自分ならもっとやれる
このペースでやったら結果が出るまでかなり時間がかかる…
せっかくやるなら、自分らしくやりたい
少し慣れてくるとこんな感じで考え始める人は割と多いと思います。
僕自身、英語学習だって、筋トレだって、副業だって
さっさと目に見えた実績が欲しくてたまりません。
だからこういった考え自体は、まったく悪いことではない。
むしろ、とても前向きで誠実な姿勢です。
ただ、この「自分らしさ」を早い段階から強く意識した瞬間、
「継続」や「習慣化」の再現性が、少しずつ崩れ始めます。
自分らしさが継続を壊してしまう瞬間
「少し慣れてきたから、もっとやろう」
「早く成果を出したい」
そう考えて、目標や負荷を一気に上げてしまう人は少なくありません。
毎日10回 → 毎日30回
30分 → 1時間
1ヶ月で1冊 → 1ヶ月で3冊
取り組んだらOK → 完璧にやる
こうして負荷が上がっていくこと自体は、
結果を出すという意味では、決して悪いことではありません。
ただ、「継続」や「習慣化」という視点で見ると、
少し遠ざかっているようにも感じます。
特に
「これまでなかなか習慣化することができなかった」
って人が
たった数日継続できたからといって目標や負荷を上げてしまう。
これは、
再現性のあった取り組み方に、
「自分らしさ」を上乗せしてしまうことで
結果的に再現性を損なっている行為なのかもしれません。
僕がこれまで言ってきた
「自分らしさ」というのはキャラを作るとか、
個性を出すという意味とは少し違います。
すでに再現性のあった取り組みに対して、
「自分ならもっとできるはずだ」と
回数や目標、負荷を上乗せしてしまうことだったりします。
それが、この話の中で言っている「自分らしさ」です。
「できなかった瞬間に、一気に冷める」のはもうやめよう
最初の数日はできていたことが、
自分らしさを取り入れたことで、
再現性を損ない、だんだんと重くなっていく。
ここが落とし穴であり、
同時に「継続」「習慣化」が
多くの人にとって難しく感じられる理由でもあると思います。
こうした状態が続くと、ある日ふと
「今日は無理だな」
「自分には向いてないかも」
と思う日が必ず出てくる。
問題なのは、
休んだことそのものではなく、
「一度のズレただけなのに、気持ちが一気に冷めてしまう」
こと。
これは第1話で触れた、
「やる気があるのにやれなかったときの反動が大きい」
あの状態そのものです。
真面目な人ほど、このズレを「失敗」だと受け取りやすい。
だから続かないくなってしまう、ということです。
ちなみに、発信でも同じことが起きます
ここまでの話は、
勉強でも、運動でも、仕事でも
あらゆる場面で起きる話です。
ちなみに僕自身、
数年にわたって発信活動を続けてきましたが、
この活動においても、まったく同じことが起きました。
最初は「うまくいっている型」をなぞるだけでいい
僕のような発信者は実際のところかなりたくさんいます。
テーマも主張も、書いている内容も、
少し調べれば「似たような発信」がいくらでも見つかる。
だからこそ少し慣れてくると、こんなことを考え始めます。
もっと価値のあることを書いた方がいいんじゃないか
毎回ちゃんとした内容にしなきゃいけないんじゃないか
このままのペースじゃ、結果が出るのが遅いんじゃないか
こうして、
投稿の頻度を上げようとしたり、
一本あたりの完成度を高くしようとしたり。
しかしこれを始めた途端、
継続して発信をすること自体が、
どんどん億劫になっていくんですよね。
本来、発信というのは、
単発で終わるものではなく、
何ヶ月、何年と続けていくものです。
だからこそ「継続」や「習慣化」が重要になるのですが、
ここで自分らしさを足そうとして、
自分で難易度を上げてしまう。
自分らしさが、発信を続けにくくする瞬間
だから最初は、
「まずはそのままやってみよう」
「うまくいっている形をなぞってみよう」
それくらいで十分だったりします。
既に成功している人の型を
そのまま実践していけばいいだけなのに、
「価値ある発信をしよう」と意識するばかり
どんどん投稿するハードルが上がっていく。
その結果、
何も始められない、
何も続かない、
何の結果も得られない
そんな人をたくさん見てきました。
振り返ると、
続かなかった理由はシンプルで、
自分らしさを入れたつもりで、
自分で難易度を上げすぎていただけなんだと思います。
まとめ
今回は、
「自分らしさ」を早い段階で持ち込むことで、
継続や習慣化が難しくなってしまう理由について整理しました。
ここで言う「自分らしさ」は、
すでに再現性のあった取り組みに対して、
「自分ならもっとできるはずだ」と目標や負荷を上乗せしてしまうこと。
良かれと思ってやっているからこそ、自分では気づきにくい。
でも、その小さな無理が積み重なると、
だんだんと気が重たくなり、
続いていたものが、徐々に止まってしまいます。
だから自分らしさは、最初から無理に入れなくても大丈夫です。
続けていく中で、あとから勝手に滲み出てきます。
次回はこんな話
自分らしさを一旦脇に置けた人が、次に向き合うことになるのが、
どう生活に組み込めば、継続しやすくなるのか
という話です。
「やる気」や「気合」に頼らず、
自然と続いてしまう型について整理していきます。
次回の記事もお楽しみに。
ちなみに…
noteでは主に「実体験ベースのストーリー」を語っていますが、ブログでは「より実践的なノウハウ」を、Xでは「日々の気づきや考え」を発信しています。よかったらそれぞれ覗いてみてください👇
📌 Xでも日々つぶやいてます :saiのX(旧Twitter)
📚 ブログではより実践的な話も書いています :saiblog
