創作落語 「雨やどり」
さだまさしさんの代表曲「雨やどり」。ご本人は「さだまさし軟弱説のきっかけになった歌」と評価していますが、令和の現代の価値観では「落語のような歌」と言う評価が定着しているように思います。
この歌の歌詞は本当によくできていて、最後に抜群のオチまで用意されています。湘南乃風若旦那も「やんちゃ」な時代に聴いて感心をしたと言うエピソードを以前「関ジャム」(現EIGHT-JAM)で紹介していました。
ライナーノーツを見ると、さださんはメロディについても「傑作」と評価していることが伺えます。
このメロディは、自分で言うのも何だが、大ケッ作です。詞の方も、とてもよく出来ていると思います。
と言うこともあってか、次のさださんのツアーでは、雨やどりが「いかに傑作か」を滔々と切々と解説をする旨をラジオなどで話していました。20分くらいのネタになるとのこと。楽しみですね。
さて、「雨やどり」は「落語みたい」とよく言われますが、実際に落語の台本というかスクリプト自体は目にしたことはありません。実際は演目としてやっている人もいるかも知れませんが見たことはありません。
ということで、大変差し出がましい感じではありますが、雨やどりを古典落語風にアレンジしたスクリプトを用意してみました。僕一人の力ではなかなか作り上げるのは難しかったので、今流行りの生成AI(AnthropicのClaude)の力を借りました。
落語といえば熊さん八つぁんの軽妙なやり取りでしょう、ということで、二人の会話で話が展開されていきます。
枕
え〜、毎度ばかばかしいお話を一席、お付き合いを願います。
近ごろは天気予報ってえものが、よく当たるようになりまして。朝に「今日は一日晴れ」と言われりゃ、たいてい晴れる。「夕方から雨」と言われりゃ、ちゃんと夕方から降ってまいります。
ところがね、昔は違いました。お天道さまと相談しながら歩くなんてことは、誰にもできなかった。空がにわかに暗くなって、ぽつり、ぽつりと来たかと思うと、ザーッ。慌てて軒先に駆け込む。これを夕立と申しまして、夏の風物詩でございます。
夕立ってえのは妙なもんで、人を急に立ち止まらせる。立ち止まると、本来すれ違うはずだった者同士が、出会ってしまう。これがまた、ろくなことにならない……いや、ろくなことになる場合もございまして、本日はそちらの方のお話で。
ある町のたばこ屋の軒先で、一組の若い者がね、夕立に降られたお話でございます。
一、町内の井戸端
熊「おい、八っつあん、いるかい」
八「おう、熊さんかい。どうしたい、血相変えて」
熊「いやな、八っつあん。うちの娘がな、ついに嫁に行っちまってな」
八「そりゃめでてえじゃねえか」
熊「めでてえんだ。めでてえんだが、これがどうにも、不思議な男でなあ」
八「不思議な男ってえと、なんだい、悪い男かい」
熊「ところが、これが、悪かねえんだ。むしろ、いい男だ」
八「ほう」
熊「歳は娘より三つばかり上で、どこかの店の手代だってえ。顔立ちは、これがまあ、すらっとして、爽やかでな。挨拶すりゃ、にっこり笑って、まっすぐにこっちの目を見る」
八「いいじゃねえか」
熊「いいんだ。話してても、嘘がねえ。曲がったことが、口から出ねえ。聞かれりゃ、馬鹿正直に答える。世辞ってえもんを、知らねえ。雲ひとつねえ青空みてえな、男だ」
八「そりゃ、めでてえ話じゃねえか。何が不服だい」
熊「ところがな、八っつあん。これがどうにも、こう、不器用なんだ」
八「不器用ってえと」
熊「先だってもな、ちょいと挨拶に、家まで来たんだ。挨拶ったって、うちの上がり框のところでな、『わ、わたくし……』って言いながら、持ってきた菓子折りを、すとーんと、落としやがった」
八「ははは、緊張したんだな」
熊「で、慌てて拾おうとして、頭をひょいと下げた拍子に、こう、敷居に額を、ごつん、と。たんこぶ拵えてやがる」
八「不器用だねえ」
熊「ところがよ、たんこぶ拵えながら、こいつぁ、こちらの目をまっすぐに見てな、にっこり、笑うんだ。『すいません、嬉しさのあまり』」
八「ほう」
熊「嘘も、世辞も、言えねえ男だ。怪我して、嬉しいときたもんだ」
八「ははは、そりゃ憎めねえや」
熊「あたしゃね、家の中で、女房と、目を見合わせちまった。悪い男じゃあねえ。いい男だ。けど、こいつぁ、大丈夫かいな、と」
二、娘の言い分
熊「あたしゃ娘に聞いた。『お前、本当にあれでいいのか』と」
八「うん」
熊「そしたら娘がな、『お父っつあん、あの人はね、嘘がつけない人なの』」
八「ほう」
熊「『指先は、ちっとも、器用じゃない。手から、いろんなものを、落とす。けど、心は、まっすぐで、何ひとつ、隠せない人なの』」
八「うん」
熊「あたしはね、『そんな男で、お前、本当にいいのかい。世の中、口の上手い男も、立派な男も、いくらでも、いるんだぞ』と、こう聞いた」
八「したら?」
熊「『お父っつあん、口の上手い人は、嘘も、上手につけるでしょう。あの人は、嘘が、つけないから、不器用なんです』」
八「……うーん」
熊「『あの人の不器用は、ずるくない、ってえ、ことなんです』」
八「うまいこと言うねえ」
熊「うまいこと言いやがる。あたしゃね、もう、こりゃ、こっちの言うことなんざ、聞いちゃくれねえな、と思ったよ」
八「で、そもそも、その若いのと、どこで知り合ったんだい」
熊「それがまた、あきれた話でな」
三、たばこ屋の軒先
熊「昨年の九月のことだ。娘がな、母親に頼まれて、町の呉服屋まで反物を取りに行った帰りでな」
八「うん」
熊「ちょうど、町の角の、たばこ屋の前まで来た時分にな、急に空が暗くなって、ザーッ、ときた」
八「夕立だ」
熊「夕立だ。娘はな、ちょうど傘を、差してた。母親が、『今日は降るかもしれないから』って、持たせたんだ」
八「お母っかさん、勘がいいねえ」
熊「で、娘が、慌ててたばこ屋の軒先に駆け込もうとしたら、軒先に、すでに先客がいた」
八「その、若いのか」
熊「その、若いのだ。傘を持っちゃいねえ。雨に降られて、頭から肩から、もう、ぐっしょり、軒先で、縮こまってた」
八「びしょ濡れか」
熊「びしょ濡れだ。ところが、その若いのは、自分が濡れてることなんざ、まるで気にしねえ顔でな。こう、軒の向こう、雨の降る空を、まっすぐ、見上げてる」
八「ほう」
熊「うちの娘はな、軒先に身を寄せて、しばらく、その横顔を、見てた」
八「うん」
熊「で、ふっと、自分の懐から、手ぬぐいを取り出した」
八「お、出たぞ」
熊「『あの……よろしかったら、これを、お使いください』ってえ、こう、若いのに、差し出した」
八「ほう、娘さんから、声を、かけたか」
熊「かけた。普段、内気な娘がな、自分から、初めて見る男に、声を、かけた」
八「うん」
熊「若いのは、はっと、気が付いて、振り向いた。娘の手にある手ぬぐいを、見て、それから、自分の濡れた肩を見て、また、手ぬぐいを見て」
八「うん」
熊「『あ……いえ、そんな、お気持ちだけで、結構です』」
八「断ったか」
熊「断った。けど、娘は、引っ込めねえ。『お風邪を、お引きになります』」
八「うん」
熊「若いのは、しばらく迷って、それから、深く、頭を下げて、両手で、押しいただくように、受け取った」
八「うん」
熊「で、その手ぬぐいを、こう、自分の頭に、ぽん、と、乗せた」
八「拭かねえのかい」
熊「拭かねえんだ。乗せたまま、また、頭を下げて、『ありがとうございます』」
八「ははは、変な男だ」
熊「変な男だろ。あとで娘に聞いたら、その若いのは、こう言ったってえ。『これは、洗って、お返しに上がりますので、もう少し、お貸しください』」八「ほう」
熊「『拭いちゃ、いけません。お借りしたものを、汚しちゃ、いけませんから』」
八「真面目な男だ」
熊「真面目を、通り越してる」
八「ははは」
熊「と、その時にな、たばこ屋のばあさんが、煙管をぽんと叩いて、『お若いの、それじゃ、頭の手ぬぐいまで、雨で濡れちまうよ。お入んなさい。お茶でも淹れてあげるから』」
八「親切なばあさんだ」
熊「親切なばあさんだ。そんで、二人を奥に通した。茶を出して、飴玉を出して、『雨が止むまで、ゆっくりしておいで』」
八「うん」
熊「ところがな、若いのは、いざ茶を出されても、湯呑みを持つ手が、震えてやがる。挙句に、半分こぼした」
八「不器用だねえ」
熊「で、慌てて拭こうとして、ばあさんの飼い猫の、尻尾を、踏んだ」
八「ぎゃっ」
熊「ぎゃっと猫が鳴いた。若いのは、また、『す、すいません、す、すいません』」
八「忙しい男だな」
熊「ところがな、その様子を、うちの娘が、ずーっと、見てた」
八「で、娘さんは、何を思ったんだい」
熊「あとで聞いたよ。『お父っつあん、わたしね、あの時、思ったの』」
八「何と」
熊「『あの方は、雨に濡れても、空を、見てた人だ』」
八「ほう」
熊「『びしょ濡れで、寒かったろうに、文句ひとつ言わずに、雨の音を、聞いてた』」
八「うん」
熊「『そういう人は、これから先、何があっても、誰のせいにもしない人だと、思ったの』」
八「……娘さん、よく見てるねえ」
熊「あたしゃね、八っつあん。情けねえ話だが、その時、初めて、娘ってえものが、自分の知らねえとこで、大人になってたんだなあ、と思ったよ」
四、家族との顔合わせ
八「で、その後、家族との、顔合わせってのが、あったんだろう」
熊「あった。先方のご両親は、後日、改めて、ってえことで、この前の五月に、まずは若いのが一人で、うちに来た。あたしと、女房と、娘と、若いのと、四人で、座敷で、ささやかにな」
八「うん」
熊「若いのが、来た。羽織袴で、ぴしっと、装ってる。髷も、きれいに整えて、顔は、もう、青ざめて、唇は、紫だ」
八「緊張してるねえ」
熊「玄関でな、『本日は、お招きにあずかりまして……』って、深々と、頭を下げる。声は、震えてる。けど、目だけは、まっすぐ、こっちを見てた」
八「うん」
熊「で、座敷に通したんだ。若いのは、座布団の前で、もう一度、深々と頭を下げて、それから、すっと、正座をした」
八「うん」
熊「正座は、見事なもんだった。背筋がぴんと伸びて、膝の角度も、揃ってる。あたしゃ、こりゃ、しっかり、仕込まれてるな、と思った」
八「ほう、立派じゃねえか」
熊「立派なんだ、そこまでは」
八「そこまでは」
熊「で、女房がな、お茶を、出した。若いのは、両手で、押しいただいて、『頂戴いたします』」
八「うん」
熊「ところがな、湯呑みを口元に運ぶ、その手が、また、震えてやがる」
八「ははは、また始まったか」
熊「で、すーっ、と、お茶が、袴の膝の上に、こぼれた」
八「あらま」
熊「若いのは、はっとして、慌てて、自分の手ぬぐいで、押さえようとした。その時にな、後ろにいた、うちの娘が、すっと、立ち上がって、『お父っつあん、お茶を、お代わり、お持ちします』ってえ、その、こぼれた湯呑みを、引き取った」
八「気が利くね、娘さん」
熊「気が利く。若いのに、恥を、かかせまいとしたんだ」
八「うん」
熊「ところがな、ここからが、いけねえ」
八「何があったい」
熊「若いのが、こぼした茶を拭こうとして、ふっ、と、足を、崩した」
八「正座を、崩したのか」
熊「ほんのちょっと、片膝をな、こう、立てるような格好になった。その拍子に、袴の裾が、ひらり、と、めくれた」
八「うん」
熊「あたしの目に、若いのの、足袋が、見えた」
八「足袋」
熊「足袋の、親指のところが、こう、ぱっくりと、穴が、開いてた」
八「ははは、出やがったな」
熊「あたしゃ、見ちまった。女房も、見ちまった。それから、うちの娘も、見ちまった」
八「気まずいねえ」
熊「気まずい。座敷の中が、しーん、と、なった。若いのは、まだ、自分の足袋が、見えてることに、気が付いてねえ」
八「うん」
熊「あたしはな、もう、これは、言わにゃ、しょうがねえ、と思った。指でこう、ちょい、ちょい、と、若いのの、足元を、指した」
八「うん」
熊「若いのが、ふっ、と、自分の足を、見た。それから、はっ、と、息をのんで、それから、もう、顔が、首筋まで、真っ赤になった」
八「ははは」
熊「両手をついて、畳に、額を、こすりつけるように、深々と、頭を下げた」八「うん」
熊「あたしゃね、ここで、若いのが、なんと言うか、聞きたかった」
八「ほう」
熊「言い訳をするか、ごまかすか、それとも、本当のことを、言うか」
八「うん」
熊「若いのはな、畳に額をつけたまま、こう、言った。『今朝、家を出るときに、母が、新しい足袋を、出して、くれました。本日は、大事な日だから、と』」
八「うん」
熊「『けれど、わたくし、もったいない、と申しまして、こちらの、古い方を、履いてまいりました』」
八「正直だねえ」
熊「『本日のような、晴れの日に、これは、不調法、不見識でございました。お、お、お叱りを、頂戴したく』」
八「叱ってくれ、と来たか」
熊「あたしゃ、参った。叱るんじゃねえ、こりゃ、笑うべきところだ。けど、本人が、あんまり真剣だから、笑うに、笑えねえ」
八「うん」
熊「ところがな、その時に、うちの娘が、すっと、立って、奥に、引っ込んだ」
八「お、何しに」
熊「なんだろう、と思って、見てたら、戻ってきて、若いのの前に、ふっ、と、何かを、置いた」
八「何だい」
熊「あたしの、新しい足袋だ」
八「お前さんの?」
熊「あたしの、正月用の、おろしたての足袋だ。女房が、簞笥にしまってあったのを、覚えてやがった」
八「うん」
熊「娘がな、こう、若いのに、言った。『お父っつあんの足袋で、よろしければ、どうぞ、お履き替えください』」
八「ほう」
熊「『穴の開いた足袋は、わたくしが、お預かりして、繕って、お返しいたします』」
八「うん」
熊「あたしはな、その時、女房と、もう一度、目を、見合わせた。今度は、さっきとは、違う、目つきだ」
八「うん」
熊「『この男に、娘を、やってもよかろう』」
八「ほう」
熊「気取った男ってえのはな、新しい足袋を、わざわざ、自慢して、履いてくる。ずるい男ってえのは、穴を、隠そうとする。袖で、覆ったり、足を、崩さなかったり、と」
八「うん」
熊「その若いのは、穴の開いた、古い足袋を、正直に、履いて、見つかったら、言い訳もせずに、『すいません』と、ただ、頭を、下げた」
八「うん」
熊「これは、嘘の、つけねえ、男だ」
八「ふむ」
熊「それから、もう一つ、わかったことが、ある」
八「何だい」
熊「うちの娘は、もう、こいつの、味方だ」
八「ははは」
熊「穴の開いた足袋を、繕って、返す、と、言いやがった。ありゃもう、一生、繕ってやる気だ、こいつぁ」
五、結納の日
八「で、結納は、無事に、済んだのかい」
熊「それがな、また、ひと騒動」
八「何があったい」
熊「約束はな、四つ(午前十時)だ。ところが、四つを過ぎても、来ねえ。九つ(正午)になっても、来ねえ」
八「どうしたい」
熊「うちの娘がな、さっきから、障子の隙間から、表ばっかり、見てる。何にも言わねえが、もう、気が気じゃねえ顔だ」
八「親より娘の方が、心配してるね」
熊「で、女房がな、『あんた、見に行ってきてやんなさいよ』ってえから、あたしゃ、表に、出たんだ」
八「うん」
熊「そしたらな、表で、ガラガラっと、なんか、ぶちまけたような、音がする」
八「お」
熊「うちの門の前を、見たら、その若いのが、結納の品を、地面に、ぶちまけてた」
八「ははは、また、落っことしたか」
熊「落っことした。風呂敷ごと、すーっと、滑ったらしい。鯛だの、鰹節だの、酒の徳利だのが、ごろごろ、転がってる」
八「で、本人は」
熊「四つん這いになって、必死に、拾い集めてる」
八「忙しい男だ」
熊「あたしゃね、駆け寄って、『おい、若いの、大丈夫かい』」
八「うん」
熊「そしたら、若いのが、顔を上げて、あたしを見て、はっ、と、気が付いて、慌てて、立ち上がろうとして……」
八「うん」
熊「自分の足を、自分で、踏んだ」
八「そんな器用な、不器用が、あるかい」
熊「で、もう一度、こけた」
八「ははは」
熊「と、その時にな、ぽつり、と、頬に、冷たいものが、来た」
八「お」
熊「空を、見上げたら、ぽつ、ぽつ、ぽつ……来やがった」
八「夕立か」
熊「夕立だ」
八「いよっ、こいつぁ、誂えたようだ」
熊「若いのも、空を、見上げて、それから、家の方を、見た。障子の隙間から、うちの娘が、こっちを、見てる」
八「うん」
熊「若いのがな、地面に膝をついたまま、結納の品を、両腕に、抱き直して、雨に打たれながら、うちの娘の目を、まっすぐ、見た」
八「うん」
熊「で、こう、言った」
八「何と?」
熊「『すいません……今日も、雨やどり、させて、もらえますか』」
八「ほう」
熊「と、その時にな、障子が、すーっ、と、勢いよく、開いた」
八「お」
熊「うちの娘がな、傘も、差さずに、はだしのまま、雨の中に、駆け出して、若いのの方に、まっすぐ、走った」
八「うん」
熊「あたしゃ、慌てて、『おい、傘、傘ぁ』ってんで、声をかけたが、聞こえちゃいねえ」
八「うん」
熊「娘は、若いのの目の前で、はた、と、立ち止まって、それから、若いのの腕の中の、結納の品の上に、こう、ふっ、と、自分の額を、寄せた」
八「ほう」
熊「結納の品ごと、若いのの胸に、抱きつくような、格好でな」
八「うん」
熊「あたしと女房は、もう、玄関先で、口を、開けたまんまだ」
八「ははは」
熊「で、雨に、打たれながら、娘がな、ぽつり、と、こう、言った」
八「何と?」
熊「『気がついたら……あなたの腕に……雨やどり、しておりました』」
―お後がよろしいようで―
