FOMCの結果概要と2008年の既視感
<読了目安時間:5分>
「インフレ進展なければ、利下げはない」
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、2026年3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に行われた会見で上記のように金融政策見通しへの慎重さを語りました。
■ FOMCの結果概要
FOMCの結果そのものは、フェデラル・ファンド金利(FF金利)誘導目標を3.50-3.75%に据え置き、政策金利見通しも「2026年内に1回利下げ」を維持。この数字だけを見るとさほどハト・タカの色を感じませんが、中身をよく見ると「無難な現状維持」ではありません。むしろ、原油高と中東情勢の不確実性の前で、利下げのハードルをもう1段引き上げた会合だったと言った方がいいでしょう。私のnote記事をご覧になっている方はあらかじめ心得ていたと思いますが、内容としてはタカ派的な据え置きと言えます。
FOMCの声明でも、
(1)景気は堅調
(2)雇用増は低いまま
(3)インフレはやや高止まり
(4)中東情勢が米経済に及ぼす影響は不確実
と整理されており、採決は11対1で据え置き決定。ミランFRB理事だけが0.25ポイント利下げを主張した状況です。
次に、こちらのまとめ画像をご覧ください。
ここから先は
2,349字
/
3画像
この記事のみ
¥
300
Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで
この記事は noteマネー にピックアップされました
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?

