『未来を想い描いて(仮)』#6
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レベルアップにより最大HPまで回復するが、《状態異常:毒》は消えず、規則正しく1分間にHPを3ずつ削られていく。
LV:10では最大HPは35になったが、10分ぐらいしか時間が残されていないことには変わりない。しかし、気配察知の範囲は半径35mぐらいには広がっていた。
また、気配察知の範囲内で、スライム牧場の操作は可能だ。その範囲内を探して、毒を消せそうなアイテムを探すしかない。
毒を消す薬草が一番可能性がありそうだ。毒消しのポーションが森に落ちている可能性はまずないだろう。
薬草を見極める知識もなく、片っ端から食べるわけにもいかない。別の毒草を口にしてしまうかもしれない。
スキルポイントも34pt溜まった。5pt使って《鑑定》スキルを獲得した。消費MPは1だ。
スライム牧場はMP:3の枠で、《穴掘り》で増やして、倒していくを繰り返して、継続的にレベルアップを目指さなければならない。
残りのMP枠は1。それを使って《気配察知》を連続的に行なっていたが、《気配察知》の合間に《鑑定》も挟まなければならなくなった。
MP回復時間は7.81秒。
《気配察知》の継続時間は10.00秒。
だから、《気配察知》と《鑑定》を交互に使うと、どうしても《気配察知》に6秒ほどの空白が生まれる。
だが、あと7レベルほど上がれば、最大MPが4のままでもMP回復時間は5秒を切るはずだ。
それまでは、この危険な隙間を抱えたまま動くしかない。
《気配察知》に映る反応を避けながら、森の中のそれらしい草の《鑑定》を使い、探し回った。
途中で何度もHPは1桁まで落ちた。そのたびに、スライム牧場で無理やり経験値を稼ぎ、レベルアップによる全回復で命をつないだ。
LV:21となり、《気配察知》の範囲が半径100mを超えた頃、ようやく《鑑定》に「毒消し草」という表示がでた。
美味しそうには見えなかったが、躊躇わず口にした。
舌の奥に、強い苦味が残った。
喉元を過ぎてから、しばらくして、
《状態異常:毒》が解除されました。
と表示された。
HPの減少も止まった。
「よかった。助かった」
「この辺の毒消し草は今後のために採っておこう」
最大HPは164まで上がっていたが、最大MPは4のままだった。MP回復時間は3.52秒にまで減少していた。
スライム牧場も高速で回せるようにはなったが、増やす竪穴から倒す竪穴にスライムが移動する時間は待たなければならないので、そちらの時間がボトルネックになっていた。
《気配察知》の方は空白をつくらずに《鑑定》を挟むことができるようになった。
これで半径100m以上の範囲の敵の動向を常時モニターできる。
「でも、最大MP4で頭打ちだったら、攻撃手段《穴掘り》しかないの?」
「一生、スライムしか倒せないんじゃない???」
「まぁ、考えてもわからないことだし、喉乾いたしお腹減ったな。」
まずは、水と食料を確保しないと、今度は「毒」じゃなくて「飢え」で死ぬことになるので、毒消し草を探していたときに見つけた川に行くことにした。

※ featuring シンフォニム「状況を変える」
「分析、対策、突破」
※ このオリジナル創作小説をイメージしてSunoにつくってもらった曲です。
それぞれのことばが、
迷いながら創るあなたの、小さな創作のヒントでありますように。
#創作のヒント
#思考のヒント
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Photo: Unsplash
(c) s.f.出版
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