『未来を想い描いて(仮)』#11
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《ウィンドカッター》が、地面を切り裂こうとしている音で目を覚ました。
「えっ?敵はどこ?」
《気配察知》の敵を表すオレンジ色の点は、地中深くを指していた。
「敵は地中にいる???」
スライム、ポイズンスライム、ホーンラビット、フォレストボア、フォレストウルフなどの様々な魔物を多数倒し、LV:23にレベルアップしていたことが画面に表示されていた。
「やっぱり、《ウィンドカッター》自動防衛システム優秀だな!」
レベルアップで《気配察知》半径が122.1mまで広がっていたため、新たな地中の敵が《気配察知》に引っかかったようだった。INTも163に上がっていたので、照明用の《ライトボール》1つを操作しても、《ウィンドカッター》15個を頭上に待機させることができた。
「地中の敵をそのままにしていると、自動防衛システムが機能しなくなるので、やはり倒すしかないか……」
ちょうどいい機会なので、近くの岩山の切り立った崖の中に《穴掘り》で拠点をつくりながら、地中の敵を目指すことにした。
《穴掘り》も最大直径3m深さ30mの穴まで1回でつくれるようになっていた。丸穴は使い勝手が悪いので、高さ2.5m×幅1.5mの矩形を2つ並べて高さ2.5m×幅3.0mの通路をつくりながら通路を掘り進めていた。半分の幅は、掘った土を順次運び出すために使っていた。
切り立った崖から、そのまま地中へ掘り進めていくと、雨水が流れ込んでしまう。そのため、しばらくは上り勾配で掘り進めてから、地中の敵に向けて掘り進めることにした。
1本道にしてしまうと、強敵に出口を塞がれたときに、逃げ道がなくなってしまう。そのため、岩山の何ヶ所かに出口を設けるようにした。通路も追い詰められることのないようなネットワーク構造にしながら、地中深くへ掘り進めていった。
敵はおよそ地下70m、水平距離100mのところにあったが、直線的な穴では急勾配になりすぎるので、ネットワーク的な構造を保ちながら、大きな螺旋を描きながら掘り進めていった。
たまに、ホーンラビットやフォレストボアを《ウィンドカッター》の標的にして、食料確保もしていった。食事と風呂と睡眠を挟みながら掘り続け、地下通路が形になるまで丸3日掛かった。
地下通路を掘り進めていくと、地中の敵は1匹ではなく、多数点在していて、こちらに移動してくることはできず、すでにある地下通路を動き回っているようだった。
「地下ダンジョン?」
もしそうなら、こちらと通路をつないだ瞬間、敵が流れ込んでくる可能性がある。そのため、いつでも通路を塞げるようにしながら、つながった通路には深さ30mの落とし穴を長さ10mに渡って掘っておいた。これで敵が向かって来ても、壁を這ったり、飛んでくる敵でなければ、一旦、落とし穴に落ちる。
そこを、ウィンドカッターなどで倒せばいいと考えていた。
また、通路が繋がりさえすれば《ウィンドカッター》が障害物を避けて自動追尾してくれるので、便利だった。
準備が整ったので、落とし穴の先にダンジョンと繋がる通路を《穴掘り》でつくった。
そして、《ウィンドカッター》自動防衛システムを再稼働した。ダンジョン方面へ15個の《ウィンドカッター》が一斉に飛び出していった。MP回復時間も3.04秒まで縮まり、気配察知を織り交ぜ、10秒に2個の《ウィンドカッター》を補充することができた。
《気配察知》のマップは、《ウィンドカッター》の位置情報も表示できるので、敵と同時に消滅したり、何発当たっても倒せない敵がいることも把握することができた。
ケイブバット、ケイブラット、ポイズンバット、ケイブスパイダー、マッドゴーレム、ケイブリザードといった魔物を倒した表示が次々となされた。
しかし、何回《ウィンドカッター》が当たっても倒れない敵がいた。その敵には《ファイアボール》と《ウィンドカッター》を同時に当てるようにしてみた。
すると、
ロックリザード、ストーンスネーク、ロッククラブ、ストーンゴーレムなどの、ロック・ストーン系の魔物を倒した表示も出るようになった。
一度倒すと、《気配察知》では、魔物の種類も識別できるので、ロック・ストーン系は《ファイアボール》と《ウィンドカッター》の合わせ技で攻撃するように設定した。
時間は掛かったが、敵の数はかなり減り、全く攻撃の効いていない敵が3体ほどだけ残っていた。

※ featuring シンフォニム「何をつくるのか」
「方針、デザイン、構造」
※ このオリジナル創作小説をイメージしてSunoにつくってもらった曲です。
それぞれのことばが、
迷いながら創るあなたの、小さな創作のヒントでありますように。
#創作のヒント
#思考のヒント
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Photo: Unsplash
(c) s.f.出版
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