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Slackだけで社内の情報共有は十分なのか|業務改善シリーズ① LINE運用から移行する前に考えること

LINEで社内連絡をしていると、最初は楽だ。
でも、社員が増え、案件が増え、資料が増えると、情報は一気に流れ始める。
Slackは便利だ。けれど、入れただけで会社が整うわけではない。


この記事で得られること

・Slackだけで社内情報共有が十分なのか判断できる
・LINEとSlackの違いが分かる
・Slackに向いている情報、Slackだけでは弱い情報が分かる
・チャンネル設計、投稿ルール、Canvas、Google Drive連携の考え方が分かる
・Slack導入で失敗する会社の共通点が分かる
・少人数チームが最初に整えるべき情報共有の型が分かる
・業務改善シリーズ10本の全体像が分かる


はじめに|LINEだけで社内連絡をしていると、どこかで限界が来る

正直に言う。

LINEだけで社内連絡を回すのは、最初はかなり楽だ。

日本人ならほとんど使っている。
新しく覚える必要がない。
通知にもすぐ気づく。
個別連絡もしやすい。
グループを作れば、とりあえず全員に共有できる。

少人数なら、これで回る。

2人、3人、5人くらいなら、LINEグループでも何とかなる。

でも、仕事が増えてくると一気にきつくなる。

誰が何を見たのか分からない。

資料がどこにあるか分からない。

大事な連絡が雑談に埋もれる。

案件の話と日報と相談が同じ場所に流れる。

あとから検索しても見つからない。

個別LINEで話した内容が、他の社員に共有されない。

結果として、代表や管理者だけが全部を覚えておく状態になる。

これが本当にきつい。

僕も、社内の連絡、案件共有、日報、資料、マニュアル、外注とのやり取りを整理しようとした時に、LINEだけでは限界があると感じた。

そこでSlackを使い始めた。

ただ、ここで勘違いしてはいけない。

Slackを入れたら、すぐ会社が整うわけではない。

Slackはあくまで箱だ。

どの情報をどこに置くか。

どのチャンネルで何を話すか。

通知はどうするか。

資料はどこに保存するか。

日報はどう書くか。

マニュアルはどこに残すか。

誰が確認するか。

確認したらどう反応するか。

ここを決めないと、Slackでも情報は普通に散らかる。

この記事は、Slackを使った業務改善シリーズ10本の1本目です。

まず1本目では、そもそもSlackだけで社内の情報共有は十分なのかを整理します。

LINEからSlackへ移行した方がいいのか。

Slackだけで完結できるのか。

Google DriveやCanvasも必要なのか。

会社やチームが最初に何を整えるべきなのか。

ここを、かなり現実的に書いていきます。




結論|Slackは社内共有の中心になる。でも、Slackだけで全部は無理がある

結論から言う。

Slackは、社内共有の中心にできる。

でも、Slackだけで会社の情報共有を全部完結させるのは無理がある。

ここを最初に理解した方がいい。

Slackに向いているのは、日々流れる情報だ。

日々の連絡。
相談。
確認。
日報。
軽い共有。
進捗報告。
社内の雑談。
一時的な連絡。
誰かへの確認依頼。

これはSlackでかなり整理できる。

LINEよりもチャンネルで分けやすい。

検索もしやすい。

スレッドで話題を分けられる。

メンションで誰に向けた連絡か分かりやすい。

日報チャンネル、案件チャンネル、全体共有チャンネル、雑談チャンネルなどを作れば、情報の流れはかなり整う。

ただし、Slackだけでは不十分な情報もある。

契約書。
請求書。
社内マニュアル。
業務フロー。
研修資料。
顧客情報。
重要な社内ルール。
長期的に残す資料。
個人情報を含むファイル。
あとから何度も参照する資料。

こういう情報は、Slackに流すだけでは弱い。

なぜなら、Slackは基本的に会話の場所だからだ。

会話は流れる。

検索できても、探す前提になる。

本当に大事な情報は、探さなくても見つかる場所に置いた方がいい。

だから僕は、こう考えている。

Slackは社内共有の中心。

Google Driveは資料の保管場所。

Slack Canvasは簡易マニュアルやルールの入口。

スプレッドシートは一覧管理。

Googleカレンダーは予定管理。

必要に応じて、Notionやタスク管理ツールも組み合わせる。

Slackを入れることが目的ではない。

社内の情報が、必要な人に、必要なタイミングで、迷わず届く状態を作ること。

これが目的だ。


業務改善シリーズ|Slack編 10本構成

この記事は、Slackを使った社内情報共有・業務改善シリーズの1本目です。

今後、以下の10本で毎日更新していきます。

  1. Slackだけで社内の情報共有は十分なのか

  2. LINEからSlackへ移行して感じたメリット・デメリット

  3. Slack初心者が最初に設定すべき10項目

  4. Slackチャンネル設計で会社の生産性は変わる

  5. Slack Canvasを使った社内マニュアル運用

  6. Slackで会議を減らした方法

  7. Slackだけで社員教育はできるのか

  8. Slack通知が多すぎる会社がやるべき設定

  9. Slackでタスク管理する方法

  10. SlackとGoogle Driveを組み合わせる理由

このシリーズで書きたいのは、Slackの機能紹介ではありません。

会社の情報共有をどう整えるか。

代表や管理者に情報が集中している状態をどう減らすか。

社員が迷わず動ける状態をどう作るか。

会議、日報、マニュアル、タスク、資料共有をどう仕組みにするか。

ここです。

LINE運用に限界を感じている人。

Slackを入れたけど、うまく使えていない人。

社員教育やマニュアル共有を整えたい人。

社内の情報共有を仕組み化したい人。

そういう人に向けて、10本に分けて書いていきます。


第1章|LINEは早い。でも仕事の情報共有には向いていない場面がある

LINEの強さは、早さだ。

通知に気づきやすい。

返信しやすい。

誰でも使える。

個別連絡もグループ連絡も簡単。

だから、立ち上げ初期の会社や少人数チームではかなり使いやすい。

僕も、LINE自体を否定しているわけではない。

むしろ、スピードだけを見るならLINEは強い。

ただ、仕事で使うと限界が出る。

一番大きいのは、情報が流れることだ。

LINEは会話の流れが強い。

その場のやり取りには向いている。

でも、あとから探すのが弱い。

例えば、社員にマニュアルを送る。

その時は見られる。

でも、1週間後に探そうとすると埋もれている。

「この前送った資料どこですか?」

「この話って決まりましたっけ?」

「誰が対応するんでしたっけ?」

「日報の書き方ってどこにありますか?」

こういう確認が増える。

これが積み重なると、代表や管理者の時間が奪われる。

さらに、LINEは個別連絡が増えやすい。

社員Aとは個別LINEで話す。

社員Bとは別のグループで話す。

取引先の話は別チャットにある。

外注への依頼はまた別。

そうなると、情報が分散する。

誰か一人だけが知っている情報が増える。

これは会社としてかなり危ない。

仕事は、個人の記憶で回すと崩れる。

誰が見ても分かる場所に情報を置く必要がある。

LINEは早い。

でも、会社の情報共有を長期的に支えるには弱い。

ここを理解しておかないと、チームが増えた瞬間に混乱する。


第2章|Slackは「情報を分ける」ために強い

Slackの強さは、情報を分けられることだ。

これが一番大きい。

LINEグループだと、基本的に一つの流れに全部が流れる。

でもSlackは、チャンネルを分けられる。

例えば、

#全体共有
#日報
#案件共有
#営業報告
#人事採用
#経理確認
#マニュアル
#確認依頼
#雑談
#緊急連絡

こう分けられる。

これだけで、情報の見え方が変わる。

日報は日報チャンネルにある。

案件の話は案件共有チャンネルにある。

全員に伝えることは全体共有にある。

代表に確認してほしいことは確認依頼にある。

雑談は雑談にある。

これだけでも探しやすい。

さらに、Slackにはスレッドがある。

一つの投稿に対して、返信をぶら下げられる。

これがかなり大事だ。

LINEだと、誰かが返信すると会話が流れる。

別の話題が混ざる。

どの返信がどの話に対するものか分かりにくくなる。

Slackなら、話題ごとにスレッドで整理できる。

案件Aの話は案件Aのスレッド。

日報への返信はその日報のスレッド。

マニュアル修正の相談は、その投稿のスレッド。

こうできる。

正直、これだけでもLINEより仕事向きだ。

ただし、Slackも雑に使えば散らかる。

チャンネルを作りすぎる。

どこに投稿すればいいか分からない。

全員がメンションを乱用する。

DMで全部話す。

結局、LINEと同じように属人化する。

これでは意味がない。

Slackは強い。

でも、設計しないと強くならない。


第3章|Slackだけで十分かどうかは、情報の種類で決まる

Slackだけで十分かどうか。

これは、会社の規模だけでは決まりません。

情報の種類で決まります。

Slackに向いている情報は、会話に近いものです。

今日の予定。
案件の進捗。
確認依頼。
日報。
軽い相談。
全体共有。
社内連絡。
緊急連絡。
タスクの依頼。

こういう流れる情報はSlackでいい。

むしろLINEより整理しやすい。

でも、Slackに置くだけでは弱い情報もある。

契約書。

請求書。

顧客情報。

社内マニュアル。

業務フロー。

研修資料。

長期的に参照するルール。

入社時に必ず読む資料。

こういうものは、Slackに投稿するだけでは危ない。

流れるからだ。

検索すれば見つかる。

これは便利に見える。

でも、検索しないと見つからない状態は、運用として弱い。

本当に大事な情報は、探さなくても見つかる場所に置いた方がいい。

だから、情報を分ける必要がある。

日々の連絡 → Slack
正式資料 → Google Drive
簡易マニュアル → Slack Canvas
売上やタスク一覧 → スプレッドシート
予定 → Googleカレンダー
個人情報 → 権限管理されたDrive

このように分ける。

Slackだけで全部を完結させようとすると、逆に散らかる。

Slackは中心に置く。

でも、全部をSlackに詰め込まない。

これが大事だ。


第4章|Slack導入で最初に作るべきチャンネル

Slackを導入した時、最初に悩むのがチャンネル設計だ。

何を作ればいいのか。

どこまで細かく分ければいいのか。

正直、最初から完璧に作らなくていい。

でも、最低限の型はある。

僕なら、最初はこれで始める。

#全体共有
会社全体に伝えること。重要なお知らせ。ルール変更。全員が見る場所。

#日報
社員や業務委託が日報を書く場所。稼働内容、進捗、課題、明日の予定を共有する。

#案件共有
進行中の案件について話す場所。取引先ごとに増やしすぎる前に、最初はまとめてもいい。

#営業報告
営業メール、商談、見込み、返信状況、次アクションを共有する。

#確認依頼
代表や上司に確認してほしいことを投げる場所。DMで埋もれさせない。

#マニュアル
業務手順、よくある質問、社内ルール、教育資料へのリンクを置く。

#雑談
業務に関係ない軽い会話。雑談の場所を作ることで、他のチャンネルが汚れにくくなる。

#緊急
本当に急ぎの連絡だけ。乱用しない。

これだけで、かなり整理できる。

ポイントは、チャンネル名を見ただけで投稿内容が分かることだ。

「ここに書いていいのかな」と迷うチャンネルは弱い。

あと、最初から細かく分けすぎない方がいい。

社員が少ないのに、

#営業_新規
#営業_既存
#営業_メール
#営業_架電
#営業_追客

みたいに分けすぎると、誰も使わなくなる。

最初は大きく分ける。

運用しながら分ける。

これでいい。

チャンネル設計は、このシリーズの4本目でさらに深掘りします。


第5章|Slackで一番大事なのは、投稿ルールを決めること

Slackを入れても、投稿ルールがないとすぐに崩れる。

どこに書くか。

誰に向けて書くか。

何を書いたら返信が必要なのか。

リアクションだけでいいのか。

メンションはいつ使うのか。

DMはどこまで使っていいのか。

これを決めていないと、社員が迷う。

そして迷うと、結局DMに戻る。

DMは便利だ。

でも、会社の情報共有では危ない。

DMで話した内容は、他の人に見えない。

あとから入った社員にも共有されない。

代表だけが全部のDMを受け続ける状態になる。

これはかなりしんどい。

だから、Slackでは投稿ルールを決める。

例えば、

全員に関係することは #全体共有
日々の稼働は #日報
案件の進捗は #案件共有
代表確認が必要なものは #確認依頼
資料はGoogle Driveに置いてSlackにリンクを貼る
DMは原則、個別性が高い内容だけ
緊急以外で夜中にメンションしない
確認したらリアクションを付ける

このくらいでいい。

ルールは細かすぎると守られない。

でも、何もないと崩れる。

Slackは自由に使えるツールだからこそ、最低限のルールが必要だ。


第6章|Slack Canvasは、マニュアルの入口として使える

Slackで便利なのがCanvasだ。

Canvasは、チャンネルに紐づけて情報をまとめられる場所だ。

簡単に言うと、Slack内に置けるメモ・マニュアル・ルール集みたいなもの。

これが社内マニュアル運用にかなり使える。

例えば、#日報 チャンネルのCanvasに、

日報の書き方。
提出時間。
書く項目。
悪い日報の例。
良い日報の例。
確認する人。
リアクションルール。

これを置いておく。

社員が分からなくなったら、Canvasを見る。

毎回、代表が説明しなくて済む。

#営業報告 チャンネルなら、

営業報告のテンプレート。
商談メモの書き方。
見込み管理の基準。
返信待ちの扱い。
次アクションの書き方。

これをCanvasに置く。

#マニュアル チャンネルなら、

Google Driveのフォルダリンク。
社内ルール。
入社時に読む資料。
業務別マニュアル一覧。

これをCanvasにまとめる。

Slackのメッセージは流れる。

でもCanvasは残る。

この違いは大きい。

ただし、Canvasに全部を書き込む必要はない。

長い資料はGoogle Driveでいい。

Canvasは入口でいい。

「どこを見ればいいか」をまとめる場所。

これくらいの使い方が現実的だ。

Slack Canvasの運用は、このシリーズの5本目で詳しく書きます。


第7章|SlackとGoogle Driveはセットで考えた方がいい

Slackだけで社内共有を完結しようとすると、ファイル管理で詰まる。

だから、Google Driveとセットで考えた方がいい。

Slackは会話。

Google Driveは保管。

この役割分担が分かりやすい。

例えば、契約書。

SlackにPDFを直接貼ることもできる。

でも、それだと後から探す時に困る。

正式な保管場所はGoogle Drive。

Slackにはリンクを貼る。

これがいい。

マニュアルも同じ。

Slackに全部ベタ貼りするのではなく、Googleドキュメントで作る。

Driveに保存する。

Slack Canvasにリンクを置く。

日報ルールや営業報告ルールはCanvasに書く。

詳細マニュアルはDriveに置く。

この分け方が使いやすい。

Driveを使う時に大事なのは、フォルダ設計だ。

例えば、

01_社内ルール
02_日報・勤怠
03_営業資料
04_案件資料
05_契約・請求
06_採用・人事
07_マニュアル
08_デザイン素材

こう分ける。

そして、Slack側から必要なフォルダに飛べるようにする。

Slackは入口。

Driveは保管庫。

この考え方にすると、社内の情報共有がかなり安定する。

SlackとGoogle Driveの組み合わせは、このシリーズの10本目で深掘りします。


第8章|Slackだけでタスク管理までやろうとすると限界がある

Slackでタスク管理をしたい人も多い。

これは分かる。

メッセージからそのままタスクにしたい。

担当者を決めたい。

期限を決めたい。

進捗を見たい。

Slackでもある程度はできる。

投稿にリアクションを付ける。

スレッドで進捗を書く。

ピン留めする。

Canvasにタスク一覧を作る。

リマインダーを使う。

ただ、複雑なタスク管理をSlackだけでやるのは限界がある。

理由は、Slackが基本的には会話ツールだからだ。

タスクの一覧性は弱い。

期限管理も専用ツールほど強くない。

進捗の可視化も工夫が必要になる。

だから、タスクの量が増える会社は、別のツールと組み合わせた方がいい。

スプレッドシート。

Notion。

Trello。

Asana。

Backlog。

Googleカレンダー。

何を使うかは会社による。

ただ、少人数なら最初はSlack Canvasやスプレッドシートで十分なことも多い。

大事なのは、Slackで話したタスクが流れないこと。

「誰が、いつまでに、何をするか」

これを必ず残す。

Slackでタスクを投げる時は、

担当者
期限
目的
完了条件

この4つを入れる。

これだけでも、タスクの抜け漏れは減る。

Slackでのタスク管理は、このシリーズの9本目で詳しく書きます。


第9章|Slack導入で失敗する会社の共通点

Slackを入れたのにうまくいかない会社には、共通点がある。

1つ目は、チャンネル設計がない。

とりあえずチャンネルを作る。

でも、どこに何を書くか決まっていない。

結果、全員が迷う。

2つ目は、DMが多すぎる。

Slackに移行したのに、結局DMで全部話す。

これではLINEと変わらない。

3つ目は、通知が多すぎる。

全部のチャンネルで通知が鳴る。

メンションも多い。

社員が疲れる。

結果、Slackを見なくなる。

4つ目は、資料の置き場所がない。

Slackにファイルを貼るだけ。

Google DriveやCanvasと連携していない。

あとから探せない。

5つ目は、代表や管理者だけがSlackを頑張っている。

社員は見るだけ。

投稿しない。

日報も出さない。

リアクションもしない。

これだと情報共有は成立しない。

Slackは、導入しただけでは文化にならない。

使うルールを決める。

代表が見本を見せる。

社員が投稿しやすい型を作る。

確認したらリアクションする。

日報を習慣にする。

必要な情報はチャンネルに残す。

こういう地味な運用が必要だ。

ツールより、運用。

これが一番大事だ。


第10章|Slackだけで十分にするには、最初に情報設計が必要

Slackだけで社内共有をかなり整えることはできる。

ただし、条件がある。

情報設計ができていること。

情報設計というと難しく聞こえるかもしれない。

でも、やることはシンプルだ。

何をSlackに流すか。

何をDriveに置くか。

何をCanvasにまとめるか。

何をスプレッドシートで管理するか。

誰が確認するか。

どこに投稿するか。

何を残すか。

何を流していいか。

これを決めるだけだ。

例えば、こうする。

日々の連絡はSlack。

正式資料はGoogle Drive。

日報ルールはCanvas。

売上やタスク一覧はスプレッドシート。

予定はGoogleカレンダー。

個人情報は権限管理されたDrive。

これでかなり整理できる。

Slackだけで全部を抱えようとしない。

Slackを中心にして、必要なツールを役割分担させる。

この考え方が大事だ。

僕は、社内の情報共有で一番大事なのは「探す時間を減らすこと」だと思っている。

あの資料どこですか。

この件どうなりましたか。

誰が担当ですか。

いつまでですか。

マニュアルありますか。

これを毎回聞かれる会社は、情報共有が弱い。

逆に、聞かなくても見れば分かる会社は強い。

Slackは、その状態を作るための中心になれる。

でも、Slackだけで勝手にそうなるわけではない。

設計する必要がある。


第11章|少人数チームほどSlackを早めに整えた方がいい

Slackは、大きい会社だけのツールではない。

むしろ、少人数チームほど早めに整えた方がいい。

理由は、最初のルールが文化になるからだ。

人数が少ない時は、LINEでも回る。

でも、その状態で慣れると、あとから変えるのが大変になる。

社員が増えてからSlackに移行する。

案件が増えてからチャンネル設計する。

資料が散らかってからDriveを整理する。

日報がバラバラになってからフォーマットを作る。

これだと、修正コストが高い。

最初から完璧にする必要はない。

でも、最低限の型は早く作った方がいい。

全体共有はここ。

日報はここ。

資料はDrive。

マニュアルはCanvas。

案件はチャンネル。

確認したらリアクション。

DMは原則減らす。

これだけでも、後が楽になる。

少人数だからこそ、情報共有の癖を早めにつける。

会社は、人数が増えた瞬間に混乱するのではない。

人数が少ない時の雑な運用が、増えた時に表面化する。

だから、早めに整える。

これだけで未来のトラブルは減る。


第12章|Slack導入でまず見るべきチェックリスト

Slackを導入するなら、最初に以下を確認した方がいい。

  1. 全体共有チャンネルはあるか

  2. 日報チャンネルはあるか

  3. 案件共有チャンネルはあるか

  4. 確認依頼チャンネルはあるか

  5. 雑談チャンネルは分かれているか

  6. Google Driveの保管場所は決まっているか

  7. Canvasに最低限のルールがあるか

  8. メンションルールは決まっているか

  9. DMを減らすルールはあるか

  10. 確認済みリアクションのルールはあるか

  11. タスクの書き方は決まっているか

  12. 日報フォーマットはあるか

  13. 社員が迷った時に見る場所はあるか

  14. 代表だけが情報を抱えていないか

  15. 重要情報と雑談が混ざっていないか

正直、これを見ればだいたい分かる。

Slackを使っているのに情報共有が弱い会社は、このどれかが抜けている。

特に大事なのは、

どこに書くか。

どこに残すか。

誰が見るか。

この3つだ。

ここが決まっていれば、Slackはかなり使える。

逆に、ここが決まっていないと、どれだけ便利な機能を使っても散らかる。


第13章|Slack導入は、チャットツール変更ではなく業務改善

Slack導入は、チャットツールの変更ではない。

業務改善だ。

ここを間違えると、ただ連絡手段が変わっただけで終わる。

LINEからSlackに変えた。

でも、日報はバラバラ。

資料は探せない。

マニュアルはない。

タスクは流れる。

会議は減らない。

社員はどこに何を書けばいいか分からない。

これでは意味がない。

Slackを入れるなら、業務の流れも一緒に整える。

日報をどうするか。

会議前に何を共有するか。

会議後にどこへ議事録を残すか。

資料はどこへ置くか。

タスクはどの形式で書くか。

社内ルールはどこに置くか。

社員教育はどう進めるか。

この設計までやる。

Slackはツール。

でも、ツールの使い方で会社の動き方は変わる。

連絡が減る。

確認が減る。

探す時間が減る。

会議が減る。

教育コストが下がる。

代表に集中していた情報が分散される。

これが本当の業務改善だと思う。


第14章|Slackだけで十分か迷ったら、今の情報の流れを見た方がいい

最後に、この記事を読んでいる人に伝えたい。

Slackだけで十分かどうかは、ツールを見る前に、今の情報の流れを見た方がいい。

社内連絡はどこでしているか。

資料はどこに置いているか。

日報はどこに出しているか。

案件の進捗は誰が把握しているか。

社員が迷った時、どこを見ればいいか。

代表や管理者に同じ質問が何回も来ていないか。

会議でしか共有されない情報がないか。

個別LINEやDMに重要情報が埋もれていないか。

この状態を見れば、何を整えるべきか分かる。

Slackを入れるかどうかではない。

情報が流れず、残り、探せて、共有される状態になっているか。

ここが大事だ。

Slackは、そのための中心になれる。

でも、中心にするなら設計が必要だ。

チャンネル。

Canvas。

Google Drive。

通知。

日報。

タスク。

マニュアル。

これを一つずつ整える。

会社の情報共有は、気合いでは回らない。

仕組みで回す。

それが、Slack導入の本質だと思っている。


次回予告|② LINEからSlackへ移行して感じたメリット・デメリット

次回は、業務改善シリーズ2本目です。

テーマは、

LINEからSlackへ移行して感じたメリット・デメリット

です。

Slackに移行して良かったことだけではなく、

慣れるまで社員が迷う。
通知設定を間違えると逆に疲れる。
チャンネル設計がないと散らかる。
DMが増えるとLINEと変わらない。
Drive連携までやらないと資料が流れる。

こういうデメリットも正直に書きます。

Slackに移行した方がいいのか。

LINEのままでいいのか。

少人数チームならどこから変えるべきか。

次の記事では、実際の移行目線で整理します。


このテーマをもっと深く読む

② LINEからSlackへ移行して感じたメリット・デメリット

LINEからSlackに移行して、実際に何が変わったのかを整理します。
「Slackに変えた方がいいのか」「LINEのままでいいのか」を判断したい人向けです。



③ Slack初心者が最初に設定すべき10項目

Slackを入れた直後にやるべき初期設定をまとめます。
チャンネル、通知、プロフィール、リアクション、Canvas、Google Drive連携まで、最初に整えるべき内容を解説します。



④ Slackチャンネル設計で会社の生産性は変わる

Slack運用で一番大事なのはチャンネル設計です。
どんなチャンネルを作り、どこに何を書くかで、会社の情報共有と生産性はかなり変わります。



おわりに|Slackは便利。でも、会社を整えるのは設計だ

Slackは便利だ。

LINEより仕事向きだ。

チャンネルで分けられる。

スレッドで整理できる。

検索もしやすい。

Canvasも使える。

Google Driveとも組み合わせやすい。

でも、Slackを入れただけで会社が整うわけではない。

ここを間違えてはいけない。

Slackは、あくまで情報共有の入口だ。

どこに何を書くか。

どこに資料を置くか。

誰が確認するか。

どの情報を残すか。

どの情報を流していいか。

どこから業務が始まるか。

ここを決めて、初めてSlackは機能する。

LINEだけで回っている会社もある。

それで十分な段階もある。

でも、社員が増えた。

案件が増えた。

資料が増えた。

代表だけが全部を把握している。

同じ質問が何度も来る。

日報やマニュアルが整っていない。

資料が探せない。

そう感じているなら、Slack運用を一度見直した方がいい。

ツールを入れることが目的ではない。

情報が流れず、残り、探せて、共有される状態を作ること。

それが、社内情報共有の目的だ。

僕は、Slackをただのチャットツールではなく、会社の情報導線を整えるための場所として使った方がいいと思っている。

このシリーズでは、Slackを使った業務改善を10本に分けて書いていく。

次回は、LINEからSlackへ移行して感じたメリット・デメリットを整理する。


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・今の情報共有で詰まっている場所
・Slackで整理できる業務
・Google Driveに分けるべき資料
・Canvasに置くべき社内ルール
・最初に作るべきチャンネル
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