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保育園で子どものケガが多い 気をつけていたのに、また起きた

「またケガですか…」

保護者へ謝罪するたびに、

「どうして、こんなに続くのだろう」

そう思っていました。

園で過ごしてると怪我は付き物です。
しかし、これが毎日起こるとしたら?
怪我する子どもが同じであれば?

どうしてこんなに
怪我が起こるのか。
この要因についてまとめています。
これがわかると、子どもの安全が今以上に
守れるようにまとめています。



歯が折れた、腕を骨折した、出血した

転んでひざを擦りむく。

それは、
子どもが体を動かして遊んでいれば、
どの園でも起きることです。

問題は、そういったケガではない。
受診が必要な事故が増えている。

ボール遊びをしていた子どもが、
勢いのまま壁にぶつかって歯が折れた。

大型遊具から落ちて、
腕を骨折した。

鬼ごっこで友達同士がぶつかり、
たんこぶができた子、
頭から出血した子がいた。

活動の中で、そういった事故が起きています。

歯が欠けた、
ぶつけた箇所の色が変わってきた、
腫れている、
ケガをしたあとの
子どもの動きがおかしい。

そういう状態になって初めて、
受診という判断になります。

保護者へ連絡が入れ、病院へ向かう。
その日の保育は、その対応で終わります。


遊具を禁止した。それでもまた、ケガは起きた

受診が必要なケガが起きると、
次に向けた対応が始まります。

まず、その遊具を使用禁止にする。

ボール遊びで歯が折れたなら、
しばらくはボール遊びをしない。

大型遊具から落ちたなら、
その遊具は使わせない。

次に、その場にいた保育士に対して、
そして職員全体に向けて、
ケガが起きないよう十分注意することという指導が入る。

「子どもの様子をよく見ていなかった」
「危険を予測できていなかった」

話はそういう方向へ向かい、
起きたことは仕方がない、
次からは気をつけるようにと指導が終わる。

大型遊具が使えなくなることで、
楽しく遊んでいた子どもたちには、
遊べる道具がひとつ減ります。

保育士からすれば、
活動の展開がひとつ減った。

それでも、
同じように体を動かして遊ぶ中で、
別の場所でケガや事故が起きる。
今度は別の遊具が使えなくなる。

禁止になるものが、少しずつ増えていきます。

職員への指導も続いていきます。

気をつけるように
子どもをよく見るように
危険を予測するように

その言葉が保育士に向けられます。

ケガが起きるたびに、
その場にいた保育士の責任として
話が着地していく。

次の対応が決まり、
その日の記録が書かれ、
また翌日の保育が始まる。

しばらくして、また受診が必要なケガが起きる。

遊具を替えても、
遊びを変えても、
保育士に注意を促しても、
またケガや事故は起きる。

そのたびに、同じ対応が繰り返されるだけ。

この繰り返しが園長も保育士も
疲弊していきます。


保育士の人数を増やした日にも、骨折は起きた

私が園長の頃、怪我が続いたので以下のことを
取り組んでみました。

配置人数を増やす

子どもの活動を見守るときの
保育士の基準人数を多くして、
対応した日もありました。

それでも、ケガや事故は起きてしまいました。


保育士の位置取り確認

そこで保育士の位置取りの問題なのかと思い
職員へ位置取りについて周知しました。

保育士がどこに立つかで、
見える範囲は変わります。
位置を意識して子どもの活動を見ていましたが、

それでも、ケガや事故は起きました。


禁止になった遊びが増えた園で、
子どもたちはどこで遊んでいるのか。

大型遊具が使えない。
ボール遊びもできない。

できないことが増えた中で、
別の遊具に集まり、別の場所で走り回る。
そこでまた、ケガが起きる可能性はあります。

遊具を禁止することで、
本当にケガや事故が防げるのでしょうか。

保育士に気をつけるよう指導することで、
次のケガは起きなくなるのか。

同じ対応を繰り返しながら、
また同じケガが起きていきました。


どこかに、見えていないことがあるのかもしれない

保育士の人手不足もあり、
配置人数がぎりぎりの園は多いです。

人手不足の中で、
今いる保育士で回すしかありません。

人数を増やすことが難しい中で、
どうすれば、
ケガや事故を減らせるのだろう。

遊具を禁止しても、
保育士に注意を促しても、
配置人数を増やしても、
それでもまた、ケガや事故は起きていました。

同じ場所ではない。
同じ遊具でもない。

それなのに、
似たようなことが繰り返されていく。

もしかすると、
見えている場所とは別のところで、
何かが起きているのかもしれません。

次の記事で、
「どうして同じことが繰り返されるのか」
そこを書きます。


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