【増やしてから、減らした】仮説思考とミニマリズム
すこしの収集癖
なぜか知らないけれど、
最近はずっとミニマリストが人気で
ものを減らせば幸せになれると思っている人が多い。
本当にそうだろうか?
僕は
たくさんの経験の中でしか、自分の「目」は育たないと思っている。
闇雲に減らしたって意味がない。
あらかじめ断っておくと、
僕はミニマリストでもないし、マキシマリストでもない。
多分、いまの持ち物は人よりはちょっと少ない。
そういうのって、ある時期を境に落ち着いてくるものなのだ。
でも昔はもう少し、物が多かった。
例えばスニーカー。
昔はたくさん持っていて、
1年で20足ぐらい買った年もあった。
2、3年もしたら
スニーカーに飽きて、
革靴を1年で5足ぐらい買った。
簡単に言うと、
ちょっと買い物好きなのだ
常に狭い部屋が
いよいよもので溢れるというニ歩ぐらい手前を
行ったり来たりしている、という感じだった。
それと並行して、
本棚に本が増え続けていた。
まずは綺麗に本棚が埋まっていって
並べた本の上に、追加の本が平置きされていく。
それでも収まらなくなると、
ベッドや机などの上に本が散乱し始める。
ここまで言えばわかると思うけれど、
お世辞にも分別ある買い手の部類ではなかった。
減らすことの難しさ
ここまで書いた理由は、
持ち物自慢をしたかったわけでもなんでもない。
こんな事を書いたのは、
僕の実感として、物を減らすためには、
一旦限界ギリギリまでモノが増えるというフェーズが必要なんじゃないか、
と言いたかったからなのだ。
多分、最初から
完璧なワードローブを作ることなんて誰にもできない。
だから、物を減らさなきゃと思う人は
一回思い切って増やしてみればいいと思うのだ。
たくさんの経験の中でしか、
自分の「目」は育たない。
誰だって、
初めて読んだ一冊の本が
「優れているか」「劣っているか」
なんて分かりっこないだろう。
僕は定番の服や靴、本を勧めている。
定番は素晴らしい。
けれど、遠回りをしたいとも思うしすべきだと思うのだ。
だからTシャツはブランド名に惹かれて
一目惚れで買うことも必要だと思うし
KindleUnlimitedでべらぼうに本を読む(積読する)ことも大事にしているのだ。
これが僕のスタンスである。
服も本も大量に摂取して
代謝した先に、自分だけのスタイルが立ち上がってくると信じている。
増やすことは、浪費ではない。
きちんと考えて増やした経験は、
やがて自分だけの基準になる。
だから僕は今日も、少しだけ遠回りをする。
この考え方はビジネスからも学べる。
【今日の一冊】『仮説思考』内田和成
最適解を選ぶ。それも、最短の手数で。
それはビジネスにおいて必要な感覚である。
そして
ファッションでも本でも、
物を減らすためには
最小の最適解を選ぶ必要がある。
その訓練方法をビジネス書から紹介したい。
そのために必要なのが、「仮説を立てて試す」という姿勢である。
例えば、
「この白Tシャツは長く着られそうだ」
「この作家は自分に合いそうだ」
という仮説を持って買ってみる。
もし期待と違えば、その失敗も次の判断材料になる。
こうして試行回数を重ねるほど、自分の感覚は少しずつ磨かれていく。
『仮説思考』が教えてくれるのは、
正解を当てる方法ではない。
仮説を立て、検証し、修正することを繰り返す方法だ。
服も、本も同じである。
「たぶんこれが自分に合う。」
そう考えて試し、違ったらまた考える。
この繰り返しが、自分だけの「目」を育ててくれる。
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