【交渉のデバッグ】バイク査定の違和感。なぜ「60万円の話」のあとに、査定4万円だったのか
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忖度なしの内容です。
人気車は60万円
でもあなたのバイクは4万円
この「前フリ」には理由がありました
丸10年の相棒、グラストラッカーとのドナドナ5秒前?
先日も記事にしましたが、家人がスーパーカブ110プロを購入しました。
それに伴って、家人が免許取得後、最初に入手した中古のグラストラッカーを手放すことに。
某所の大手バイク屋さんに査定に持っていきました。
ネット査定では平均8万円。
実際の査定額は4万円でした。
ベテラン査定員が語る「60万円」という甘い前フリ
お店で対応してくださったスタッフはベテラン風の方。
最初は物腰柔らかい対応で、バイクを見てくれました。
驚いたのは、一通り査定が終わった後の、そのスタッフの話。
話が長かったので手短にまとめると、まずは以下の前フリが。
・当時のトラッカーブーム対象の車両は部品不足→ニコイチで台数減少
・トラッカーブーム世代の人気再燃→需要大
・状態のよいヤマハTW200の中古価格が60万円と高値!
※ニコイチ…事故車・故障車2台からパーツを組み合わせ、1台の車にすること
え?
ならばグラストラッカーも高値を期待できそうですか?!
と僕が思わず口にした瞬間、スタッフからの説明は
「今回拝見した車両はサビが多めですね」
「残念ながら査定額は4万円です」
ろくじゅ…よ、4万円?
「錆びてますね」の言葉で愛車を否定される違和感
その後はひたすら「なぜ査定額が低いか」の説明が延々とつづきました。
フレームのサビ落としは人件費も時間もかかるんですよ。たとえ60万円でうちが買取したとしても、足がでちゃいますんで(以下略)
その後も、
「ゼファーの最終型ならー」
「PCXやNMAXならー」
と、高値がつきそうな車種の話が続きそうだったので、
こちらから話を切って、お店を後にしました。
店内にいるときは、「2026年のバイク業界ってこんなもんか」なんて思ったりもしましたが。
帰り道を運転しながら、
「査定額4万円なら…冒頭のTW200が60万円の話はなんだったの?」
という疑問で悶々としました。
AIが解き明かす、査定現場の古典的な「揺さぶり」話法
今回の査定のやり取りで。
あのとき何が動いたのか?歴史か?
AIに「中古バイク業者のプロ目線で」解説してもらいました。
その結果、複数のAIは共通して、
「市場→人気車→欠点→金額」という話法、と分析。
市場では状態の良い車両は高値でバンバン買取してます!(市場)
TW200の中古価格が60万円です!(人気車)
でも、あなたのバイクはサビだらけです…(欠点)
査定額は4万です…(金額)
こちらの期待を上げて上げて、一気に落とす、
というか突き落とす、プロの話法。
けっして業界やお店側が悪いのでなく、
あくまで「あなたのバイク」に非がある。
だから安値で我慢してね、という説得話法。
査定額よりも大切な「リスペクトの共有」
今回は、同じ商談の話の流れでも、いろんな説明の仕方があります。
というお話。
ちなみに、今回のスタイル。
Geminiによると
「アンカリング(高い数字を見せて期待値を操作する)」と「コントラスト効果(マイナス点を強調して絶望させる)」を組み合わせた、古典的かつ少し強引な交渉術
だそう。
20年以上バイクやクルマに乗ってきたけど、僕にとって初めてのスタッフとのやり取りでした。
こんな手法もあるんだ!
後半の(欠点)→(金額)の流れって、一歩間違えると
「愛車をディスられた!」
と炎上リスクがあるのでは‥
とお客目線では感じました。大丈夫か?
バイクやクルマを売却したい方へ。
もし上記のような手法で査定の説明をうけたとしても、モヤッとしたり凹んだりする必要ありませんよ!
ちょっと強引な揺さぶり系トークですから。
「いいバイクですね」の一言が救う、オーナーの自尊心
以上が、中古バイク屋さんでバイクの買取をお願いする際の、スタッフ側の交渉術の「構造」のお話でした。
この査定の話の前。
スーパーカブ110プロを購入したお店では、対応してくださった若手のスタッフさんが契約中の雑談で、
「グラストラッカー、いいバイクですよね。僕、好きです」
って言ってくれました。
サイン前だったから、営業トークかも。
それでもいいんです。
「グラストラッカー、いいバイクですよね」
その一言でオーナーも家族も嬉しいもんです。
今回の査定では、愛車に対して「サビ多め」「状態が悪い」と減点方式の話が続きました。もし仮に期待以上の査定金額がでたとしても、このお店では売らなかったと思います。
バイクを扱うプロと、バイクの好きな人。
バイクに対してのリスペクトは共有したいですね。
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