【子どものリハビリ】体幹トレーニングは「伸びながら使う」を意識しよう
こんにちは。今日もつらつらと描き連ねていこうと思います
今回は体幹トレーニングは「伸びながら使う」を意識しようってこと
僕は理学療法士として、日々子どもたちのリハビリに関わっています。その中で、よく耳にするのが「体幹って、結局どうアプローチすればいいの?」という疑問です。
「体幹の活動が大事」というのは、漠然とわかっていても、いざ具体的にどうすればいいのか、何をすれば効果的なのかがわからなくて困っている人が多いのではないでしょうか。
今回の記事では、特に脳性麻痺の子どものリハビリに携わる方に向けて、「体幹」へのアプローチ方法を、僕なりに解説していきます。
結論:「伸びながら使う」が大事
体幹を鍛える上で、僕が一番大切にしているのが**「伸びながら使う」**という考え方です。
よく「腹筋を使いましょう」と言いますが、僕たちがイメージする腹筋運動のような、体を丸める動きでは不十分です。
体幹の奥深くにあるインナーマッスル(コア)は、腹筋だけでなく、背中、骨盤底筋など、お腹まわりの筋肉がすべて同時に働くことで、その効果を発揮します。
**「伸びながら使う」**ことで、体幹の前後左右の筋肉が協調して働き、体全体の姿勢を支える力が養われます。これができるようになると、しっかり伸びた姿勢での活動が可能になり、より効率的な体の動きにつながります。
具体的なトレーニング方法
それでは、具体的にどんなアプローチをすればいいのでしょうか。
1. 立位(立つ)姿勢
そもそも、立っているだけでも体幹は使われます。特に、脳性麻痺のお子さんにとっては、立つこと自体が素晴らしい体幹トレーニングになります。
ただ立っているだけでなく、作業療法士さんと協力して、立位でできる作業を取り入れるのもおすすめです。
2. ボール投げ
「伸びながら使う」というキーワードを意識するなら、ボールを高く持ち上げて遠くに投げる動作が非常に効果的です。
ボールを高く持ち上げる時に背筋が伸び、投げる時に体幹が安定します。この一連の動きで、体幹を総合的に使うことができます。
3. 剣道の面打ちの動き
棒を持って、剣道の面を打つ時のように振りかぶる動きも効果的です。
この動作は、体を大きく使い、腹筋や背筋だけでなく、腕や肩の動きも連動させるため、体幹をしっかりと使うことができます。
4. うつ伏せで肘をつく
立位が難しいお子さんの場合でも、うつ伏せになって肘をつき、顔を上げるだけでも体幹は鍛えられます。
この姿勢は、背筋や首の筋肉を使い、姿勢を保持するために必要な力を養います。
5. リングフィットアドベンチャー
もし、手や腕が使えるお子さんであれば、任天堂Switchのゲーム「リングフィットアドベンチャー」がおすすめです。
コントローラーの「リングコン」を押し込んだり、引っ張ったり、上げたりする動きは、体幹の前後左右の筋肉を同時に使い、「伸びながら使う」という考え方に非常にマッチしています。
スクワットなどの運動もできるので、遊び感覚で楽しく体を動かすことができます。
注意点:負荷をかけすぎない
ただし、ここで一つ注意が必要です。
体幹トレーニングは、負荷をかけすぎると、かえって体に力が入ってしまい、全身の緊張を高めてしまうことがあります。その結果、猫背になったり、股関節の内転が強くなりすぎたりして、二次的な障害につながることがあります。
大切なのは、無理に重い負荷をかけることではありません。**「フォームを意識して、楽しく、無理なく続けられること」**です。
今回は、「体幹」へのアプローチについて、僕なりの考え方と具体的な方法をお伝えしました。この記事が、少しでも皆さんのヒントになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
