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「未熟児と満期産、同じ“リハビリ”では届かない理由」


こんにちは。今日もつらつらと書いていこうと思います。
今回は、「未熟児で生まれた子」と「満期で生まれたけど何らかのトラブルがあってリハビリを受ける子」——この2つのパターンの違いについて、リハビリの視点から話していきたいと思います。

同じような症状でも、受け取り方が違う?

最近は、早産や低出生体重児といった「未熟児」として生まれたお子さんのリハビリも増えてきました。一方で、満期で生まれてきたけど、出生時やその後に何かしらのトラブルがあってリハビリが必要になるケースも少なくありません。

ぱっと見の症状だけで見ると、似たような動きの遅れや反応の鈍さが見られることもあります。でも、個人的にはこの2つのタイプでは“感覚入力の受け入れやすさ”に大きな違いがあるように思っています。

未熟児のリハビリ、なぜ難しいのか?

未熟児で生まれた子は、そもそも「お腹の中で重力に対する準備がまだできていない」まま外の世界に出てきています。

赤ちゃんって、お腹の中で丸まっていた状態から徐々に重力に対応するための姿勢や感覚の土台を育てていくんですが、それが未熟児の場合は不十分なことが多いんです。

だから、こちらが筋肉に対して感覚刺激を入れても、反応が返ってこないことが多い。感覚がうまく入っていかないというか、「そもそも受け取る準備が整っていない」感じなんです。

皮膚感覚が薄い子も多くて、触ると「痛い」と感じやすかったり、長時間の立位が難しかったり。感覚の受け取りがうまくいかない分、運動そのものを学ぶための経験も積みにくい。それがリハビリの進行にも直結してしまう印象です。

もうひとつ、視覚の話

そしてもう一つ大きな違いは「視覚」です。

未熟児で生まれたお子さんは、網膜や視神経、さらには視覚情報を処理する脳の領域も未発達な状態で生まれてきます。そのため、未熟児網膜症(ROP)や大脳皮質視覚障害(CVI)といった視覚に関する問題が起こりやすいと言われています。

一方、満期で生まれてきた子は、視覚系の発達が比較的整っているため、こうしたリスクは低いとされます(もちろんゼロではありませんが)。

視覚って、運動を学ぶときにもすごく大事で、物の位置を捉えたり、動きを真似したり、空間を把握したりする力につながります。
つまり、「見る力」が育っているかどうかは、運動学習の効率にも大きく関わってくるんです。

最後に

もちろん、ここまで話したことは100%そうなるという話ではありません。
リハビリの進み方や感覚の受け取り方は、あくまで個人差があります。
でも、ひとつの「傾向」として、僕の中ではこういう違いを感じています。

未熟児か満期産かで、リハビリのスタートラインが少し変わってくる。
そんな視点を持ってもらえたら嬉しいです。

ぜひ、コメントやご意見をいただければ嬉しいです!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また!

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