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大人と子どものリハビリの違い

今日もつらつらと書いていこうと思います。
今回のテーマは「大人と子どものリハビリの違い」について。

よく「子どものリハビリって難しくない?」と言われることがあります。
確かに、すぐに子どものリハビリができるわけではなく、特有のスキルが必要だと思っています。
高齢者を対象にしている訪問リハの先生が、いきなり小児のリハに入るのは難しいんじゃないかと個人的には感じる部分もあります。

一方で、ベテランの先生方の中には「大人のリハビリも子どものリハビリも基本は変わらないよ」とおっしゃる方もいます。
ただ、まだまだ経験の浅い僕としては、やっぱり大人と子どものリハビリは大きく違う部分があるんじゃないかなと感じています。

そこで今回は、僕なりに考える「大人と子どものリハビリの違い」についてお話ししていこうと思います。

大人のリハビリと子どものリハビリの決定的な違い

結論から言うと、一番の違いは 「すでに獲得した機能を再構築するリハビリ」と「まだ獲得していない機能を構築するリハビリ」 の違いだと思っています。

ただ、僕自身は成人のリハをそこまで多く担当しているわけではないので、「そうじゃないよ!」という意見があれば、ぜひコメントで教えてください。

基本的に、大人は生まれてから受傷するまでに、歩いたり立ち上がったりといった基本動作を一度は獲得しています。
だから「立つ」「歩く」といった動作の記憶が頭の中にある。

もちろん、感覚入力が入りにくかったり、身体をうまくコントロールできなかったりすることはありますが、「以前できていた動作」という経験があることは、リハビリにおいて有利に働くことが多いです。

また、筋肉が一度しっかり発達していることも大きな違い。
僕らが提供できるリハビリの中で「感覚入力」はとても重要ですが、大人の場合、筋肉がしっかり発達していることで、その感覚が入りやすい状況が作られています。

一方で、早産や未熟児で生まれた子どもは、筋肉や皮膚が未発達なことが多く、同じような感覚入力をしても効果が出にくいことがあります。

リハビリへの協力度の違い

大人の場合、認知面の障害がなければ、基本的にリハビリに協力してくれます。
運動学習において「随意的な活動(自分の意思で動くこと)」はとても重要ですが、大人の方がこれをうまく活用できる印象があります。

もちろん、子どもでも協力的なお子さんはたくさんいますが、それでも大人の方が「しっかりやってくれる率」は高いですね。

ただ、大人のリハビリには大人なりの難しさがあります。
例えば、 家族を養っている大黒柱の方 や 小さい子どもを育てている親御さん が当事者になった場合。
こういうケースでは「働ける身体を作る」「家事や育児ができる環境を整える」といった視点が必要になり、単なる機能回復だけではなく、生活全体を考えたリハビリが求められます。

これは、子どものリハビリではほとんど考えなくていい要素なので、大人のリハならではの難しさだなと思っています。

子どものリハビリが「難しい」と言われる理由

子どものリハビリが難しいと言われる要因の一つは、「遊びの中でリハビリを組み込まないといけない」 こと。
大人のように「はい、じゃあこの運動しましょう」といって素直にやってくれるわけではありません。

そこで、子どもが好きな遊びの中に、次に獲得したい動作の要素をうまく入れ込んでいく必要があります。
これが難しいとされる理由の一つですね。

もう一つは、「リハビリの効果判定が難しい」 こと。

例えば、大人の場合、「リハビリをして立てるようになった」となれば、リハビリの効果があったと考えやすいですよね。

でも、子どもの場合は 「発達」 の要素が加わるので、
「この子はリハビリをしなくても、いずれ立てるようになったんじゃないか?」
という可能性がどうしても出てきます。

このように、「リハビリの効果」を純粋に評価しにくい点も、子どものリハビリの難しさの一つだと感じています。

長期的な関わりが必要なリハビリ

もう一つの違いは、子どもの場合、これから一生涯リハビリが必要になることが多い ということ。

子どもの成長に合わせて、 その時々で必要なリハビリの内容が変わる ので、長いスパンで考えながらリハビリを提供していく必要があります。

「頭ではわかっていても、経験を積まないとうまくできない部分が多い」と感じるのも、子どものリハビリならではですね。

まとめ

大人のリハビリと子どものリハビリの違いをざっくりまとめると、こんな感じです。
• 大人のリハビリ → すでに獲得した機能を取り戻すプロセス
• 子どものリハビリ → これから獲得する機能を作るプロセス
• 大人 → 運動学習の理解がスムーズで、協力度が高い
• 子ども → 遊びの要素を取り入れる必要があり、効果判定が難しい
• 大人 → 仕事・家庭などの生活面の支援が必要になる
• 子ども → 成長に応じてリハビリ内容を変えていく長期的な視点が必要

どちらが難しい・簡単という話ではなく、それぞれに違った難しさや楽しさがあるんだと思います。

「こういう視点もあるよ!」って意見があれば、ぜひコメントで教えてもらえると嬉しいです!

ぜひ、コメントやご意見をいただければ嬉しいです!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また!

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